薬剤師塾の今後の取り組み2022年8月17日
今月から事前登録者にはyoutubeで再視聴可能になります
今回の8月13日(土)から「基礎から学ぶ薬剤師塾」は薬物動態についてのテーマで「物性から薬物動態を理解してみよう(1)~「動態=薬の顔・特徴」だと思えば動態なんて難しくない~」でした。薬物動態学は僕も大の苦手ですが、医薬品集や透析患者の投薬ガイドブック、腎機能別ポケットブックなどに反映するため、様々な薬物動態パラメータを入力していくうちに個々の薬物動態パラメータがある程度予測できるようになりました。というか、動態って吸収・分布・代謝・排泄と言う薬の特徴そのものですから、本当は非常に興味深いものなのです。僕のように頭が少々悪くても、熱中すれば薬の特徴くらいは分かってくるものだと思っています。
今回のアンケートでのご感想では「薬物動態が苦手でしたが、面白さが分かった」という意見が多く、満足度はむつかしかった前回の「薬物の透析性」の4.3点に比べ、かなり向上して4.86点でしたので、後のアーカイブ放送候補として残しておこうと思います。
Small group discussion 可能なテーマ
回数 | テーマ | 日時 |
10 |
基礎から学ぶ慢性心不全治療薬 | 2022.03.12 |
11 | 基礎から学ぶ降圧薬と症例 | 2022.05.14 |
12 | 基礎から学ぶ虚血性心疾患と症例 | 2022.06.18 |
13 | 基礎から学ぶ慢性心不全治療薬と症例 | 2022.07.09 |
14 | 基礎から学ぶ糖尿病治療薬と症例 | 2022.08.13 |
15 | 基礎から学ぶCKD新規治療薬と症例 | 2022.09.10 |
16 | 基礎から学ぶ心房動治療薬と症例 | 2022.10.08 |
17 | 基礎から学ぶ感染症・抗菌薬と症例 | 2022.11.12 |
18 | 基礎から学ぶ皮膚科の帯状疱疹治療薬、ビタミンD軟膏処方 と症例 | 2022.12.10 |
19 |
基礎から学ぶ便秘と下剤と症例 | 2023.01.14 |
20 |
基礎から学ぶFantastic Fourによる慢性心不全治療と症例 | 2023.02.11 |
21 |
基礎から学ぶ整形外科のNSAIDsと活性型ビタミンD処方と症例 | 2023.03.12 |
大学での非常勤講師ができます。「実務実習で代表的な8疾患」のうち高血圧、糖尿病、心疾患、感染症の4疾患と、薬物治療学+腎疾患、輸液、TDMなどについて国家試験対策も含め教えることができます。また上記のようなsmall group discussionによる少人数の症例検討会なども実施可能です。
今までの薬剤師塾とこれからの薬剤師塾の予定
回数 | 講演タイトル | 日時 |
01 | 薬剤師ってなに? | 2021.04.24 |
02 | 高齢者薬物療法について考える triple whammy処方への対応 | 2021.06.01 |
03 | 腎機能をしっかり見れる薬剤師を目指そう | 2021.07.06 |
04 | CKD患者の腎機能を守るための薬剤師の役割 ポイントは蛋白尿と血圧 | 2021.08.10 |
05 | 腎機能低下時に減量が必要な薬 根拠は尿中排泄率だけじゃない | 2021.09.07 |
06 | NSAIDsの腎障害 アセトアミノフェンに腎障害はある? | 2021.10.05 |
07 | SGLT2阻害薬の腎機能低下抑制作用とAKI防止作用 | 2021.11.02 |
08 | 初めての学会発表から、博士号取得までの道 | 2021.12.07 |
09 | 透析患者の薬① 基礎編 病態と薬物療法 | 2022.01.04 |
10 | 透析患者の薬② 応用編 合併症と薬物療法 | 2022.02.01 |
11 | 腎臓が何をやっているか①糸球体編 ようこそこの複雑で精密な世界へ | 2022.03.01 |
12 | 腎臓が何をやっているか②尿細管編 ようこそこの複雑で精密な世界へ | 2022.04.16 |
13 | 透析患者の便秘と下剤の適正使用 たかが便秘と考えないで!透析による虚血によって腸管穿孔することも |
2022.05.14 |
14 | 腸腎連関 心血管病変・腎機能を悪化させる尿毒素は腸内細菌によって産生される |
2022.06.18 |
15 | 透析を科学する CHDFの薬用量、透析後の補充用量ってわかります? | 2022.07.09 |
16 | 物性から薬物動態を理解してみよう 「動態=薬の顔・特徴」だと思えば動態なんて難しくない(1) |
2022.08.13 |
17 | 物性から薬物動態を理解してみよう 「動態=薬の顔・特徴」だと思えば動態なんて難しくない(2) |
2022.09.10 |
18 | 広げてみようTDMの世界 薬剤師が主役になれる薬物療法 | 2022.10.08 |
19 | 腎不全とtriple therapy、心不全とfantastic four SGLT2阻害薬、ARNI、MRA±β遮断薬の適正使用について考える |
2022.11.12 |
20 | 初心者向けシリーズ①感染症と抗菌薬の使い方 殺菌性抗菌薬はほぼ腎排泄。グラム陽性桿菌、陰性球菌は知らなくていい |
2022.12.10 |
21 | 腎機能低下時に減量が必要な薬 根拠は尿中排泄率だけじゃない | |
22 | 初心者向けシリーズ②慢性心不全とその治療薬 これからのヘフレフにははFantastic Fourの時代 |
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23 | 薬剤性腎障害を防ぐ Quadruple whammyを防げ! | |
24 | 初心者向けシリーズ③降圧薬の適正使用 クリニカルイナーシャに陥るな |
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25 | 薬剤師って必要?何のためにいるの? | |
26 | 初心者向けシリーズ④虚血性心疾患とその治療薬 | |
27 | 高齢者薬物療法最前線 中毒性副作用・薬剤性腎障害を防げ! | |
28 | 初心者向けシリーズ⑤心房細動とその治療薬 | |
29 | 腎機能をしっかり見れる薬剤師を目指そう |
以上のテーマで講演可能です。
平田への講演依頼に関しましては平田のメールアドレス
hirata@kumamoto-u.ac.jp までお気軽にご連絡ください。