第17回 基礎から学ぶ薬剤師塾 2022年9月10日(土)13:30から15:30まで の申し込みを始めます。
登録していただいた方には再放送を繰り返し視聴できるようになりました。ただし、再放送は質疑応答のQ&Aはありません。今回のテーマも「物性から薬物動態を理解してみよう~「動態=薬の顔・特徴」だと思えば難しくない~(2)」です。つまり前回の続編になります。1回目を受講した方は、そのままでは消化不良ですので、続編もぜひご覧ください。そういえば薬物動態は熊本大学でも薬剤師塾でテーマにしていましたが、90分×4コマでしたので、1回で理解してもらうのはやはり無理がありました(反省…)。ということで、今回は血中濃度の推移を頭の中で描けるようになるために知っておくべき3つの式について、それも加減乗除だけで計算できる簡単な式を理解してもらいましょう。
そしてワルファリン投与患者にNSAIDsが投与されて、重篤な消化管出血。この原因はなになのか?この処方の組み合わせは腎機能低下患者で危険なのはなんで?
今回は動態パラメータを使いこなして、薬剤師らしい仕事ができるようになれるよう、実は薬物動態学の苦手な平田が、このテーマについて話させていただきたいと思います。
今回は動態パラメータを使いこなして、薬剤師らしい仕事ができるようになれるよう、実は薬物動態学の苦手な平田が、このテーマについて話させていただきたいと思います。
参加を希望される方は 申し込みフォーム に記入のうえ、送信してください。
薬剤師塾となっていますが、医師・看護師など医療従事者であれば参加可能です。ただし薬剤師塾への参加者は、ぜひ学会発表を目指している方に参加していただきたいと思います。そしてその先には原著論文を書くんだという大きな夢を持つ人になっていただきたいと思います。300名まで参加可能ですが、最近の登録者数は200名を超えていますので、早めに登録してください。
薬剤師塾の今後の取り組み2022年8月17日
今月から事前登録者にはyoutubeで再視聴可能になります
今回の8月13日(土)から「基礎から学ぶ薬剤師塾」は薬物動態についてのテーマで「物性から薬物動態を理解してみよう(1)~「動態=薬の顔・特徴」だと思えば動態なんて難しくない~」でした。薬物動態学は僕も大の苦手ですが、医薬品集や透析患者の投薬ガイドブック、腎機能別ポケットブックなどに反映するため、様々な薬物動態パラメータを入力していくうちに個々の薬物動態パラメータがある程度予測できるようになりました。というか、動態って吸収・分布・代謝・排泄と言う薬の特徴そのものですから、本当は非常に興味深いものなのです。僕のように頭が少々悪くても、熱中すれば薬の特徴くらいは分かってくるものだと思っています。
今回のアンケートでのご感想では「薬物動態が苦手でしたが、面白さが分かった」という意見が多く、満足度はむつかしかった前回の「薬物の透析性」の4.3点に比べ、かなり向上して4.86点でしたので、後のアーカイブ放送候補として残しておこうと思います。
Small group discussion 可能なテーマ
回数 | テーマ | 日時 |
10 |
基礎から学ぶ慢性心不全治療薬 | 2022.03.12 |
11 | 基礎から学ぶ降圧薬と症例 | 2022.05.14 |
12 | 基礎から学ぶ虚血性心疾患と症例 | 2022.06.18 |
13 | 基礎から学ぶ慢性心不全治療薬と症例 | 2022.07.09 |
14 | 基礎から学ぶ糖尿病治療薬と症例 | 2022.08.13 |
15 | 基礎から学ぶCKD新規治療薬と症例 | 2022.09.10 |
16 | 基礎から学ぶ心房動治療薬と症例 | 2022.10.08 |
17 | 基礎から学ぶ感染症・抗菌薬と症例 | 2022.11.12 |
18 | 基礎から学ぶ皮膚科の帯状疱疹治療薬、ビタミンD軟膏処方 と症例 | 2022.12.10 |
19 |
基礎から学ぶ便秘と下剤と症例 | 2023.01.14 |
20 |
基礎から学ぶFantastic Fourによる慢性心不全治療と症例 | 2023.02.11 |
21 |
基礎から学ぶ整形外科のNSAIDsと活性型ビタミンD処方と症例 | 2023.03.12 |
大学での非常勤講師ができます。「実務実習で代表的な8疾患」のうち高血圧、糖尿病、心疾患、感染症の4疾患と、薬物治療学+腎疾患、輸液、TDMなどについて国家試験対策も含め教えることができます。また上記のようなsmall group discussionによる少人数の症例検討会なども実施可能です。
今までの薬剤師塾とこれからの薬剤師塾の予定
回数 | 講演タイトル | 日時 |
01 | 薬剤師ってなに? | 2021.04.24 |
02 | 高齢者薬物療法について考える triple whammy処方への対応 | 2021.06.01 |
03 | 腎機能をしっかり見れる薬剤師を目指そう | 2021.07.06 |
04 | CKD患者の腎機能を守るための薬剤師の役割 ポイントは蛋白尿と血圧 | 2021.08.10 |
05 | 腎機能低下時に減量が必要な薬 根拠は尿中排泄率だけじゃない | 2021.09.07 |
06 | NSAIDsの腎障害 アセトアミノフェンに腎障害はある? | 2021.10.05 |
07 | SGLT2阻害薬の腎機能低下抑制作用とAKI防止作用 | 2021.11.02 |
08 | 初めての学会発表から、博士号取得までの道 | 2021.12.07 |
09 | 透析患者の薬① 基礎編 病態と薬物療法 | 2022.01.04 |
10 | 透析患者の薬② 応用編 合併症と薬物療法 | 2022.02.01 |
11 | 腎臓が何をやっているか①糸球体編 ようこそこの複雑で精密な世界へ | 2022.03.01 |
12 | 腎臓が何をやっているか②尿細管編 ようこそこの複雑で精密な世界へ | 2022.04.16 |
13 | 透析患者の便秘と下剤の適正使用 たかが便秘と考えないで!透析による虚血によって腸管穿孔することも |
2022.05.14 |
14 | 腸腎連関 心血管病変・腎機能を悪化させる尿毒素は腸内細菌によって産生される |
2022.06.18 |
15 | 透析を科学する CHDFの薬用量、透析後の補充用量ってわかります? | 2022.07.09 |
16 | 物性から薬物動態を理解してみよう 「動態=薬の顔・特徴」だと思えば動態なんて難しくない(1) |
2022.08.13 |
17 | 物性から薬物動態を理解してみよう 「動態=薬の顔・特徴」だと思えば動態なんて難しくない(2) |
2022.09.10 |
18 | 広げてみようTDMの世界 薬剤師が主役になれる薬物療法 | 2022.10.08 |
19 | 腎不全とtriple therapy、心不全とfantastic four SGLT2阻害薬、ARNI、MRA±β遮断薬の適正使用について考える |
2022.11.12 |
20 | 初心者向けシリーズ①感染症と抗菌薬の使い方 殺菌性抗菌薬はほぼ腎排泄。グラム陽性桿菌、陰性球菌は知らなくていい |
2022.12.10 |
21 | 腎機能低下時に減量が必要な薬 根拠は尿中排泄率だけじゃない | |
22 | 初心者向けシリーズ②慢性心不全とその治療薬 これからのヘフレフにははFantastic Fourの時代 |
|
23 | 薬剤性腎障害を防ぐ Quadruple whammyを防げ! | |
24 | 初心者向けシリーズ③降圧薬の適正使用 クリニカルイナーシャに陥るな |
|
25 | 薬剤師って必要?何のためにいるの? | |
26 | 初心者向けシリーズ④虚血性心疾患とその治療薬 | |
27 | 高齢者薬物療法最前線 中毒性副作用・薬剤性腎障害を防げ! | |
28 | 初心者向けシリーズ⑤心房細動とその治療薬 | |
29 | 腎機能をしっかり見れる薬剤師を目指そう |
以上のテーマで講演可能です。
平田への講演依頼に関しましては平田のメールアドレス
hirata@kumamoto-u.ac.jp までお気軽にご連絡ください。
第 16回 基礎から学ぶ薬剤師塾 Q&A
物性から薬物動態を理解してみよう
~「動態=薬の顔・特徴」だと思えば難しくない~
チャットによる質問
①今井病院 粕谷美枝子先生
Q.薬物動態学が本当に苦手で大嫌いでしたが、平田先生のご講演を拝聴するたびに、その重要性を痛感しています。基本から勉強し直するためにお薦めの【薬物動態学】の参考書をお教え頂ければ幸いです。 この続きは登録ユーザーのみ閲覧できます