ハワイ島からオアフ島へ10日ぶりの上陸

 前回も言ったようにピースボートのWifiは弱くて高い。たぶん1000分で2万円です。でもWifiがないと困ることは山ほどあるので、Pocket Wifiを使って自由に使える寄港地に着くのが楽しみです。23日には初寄港地のハワイ島のヒロに着きました(写真1)。でも全乗客1800人(2/3が日本人で、残りの1/3が中国人でシンガポール、中国本土、台湾、香港と多彩で、あとは韓国人と欧米人がわずか)で4~5時間かかる入国手続きを済ませるための寄港だったみたいで、僕たち夫婦は健脚なので、ダウンタウンまで3kmの道を歩いて往復しましたが、十分な観光時間があれば、活火山のキラウエア火山に登ったり、ダイビングを楽しむことができたと思います。でも19時には出港するので、自然を満喫するツアーは時間がかかるので行けず、お土産屋さんや小さなスーパーマーケットを回って、円安の影響でハワイの高い物価を確認するくらいで終わってしまいました。でもこの島に来たことによって船内のビュッフェスタイルのレストランで、久々にバナナやマンゴー、西瓜を食べられるようになりました(写真2)。

 翌日のクリスマスイブはホノルルのあるオアフ島に午後に到着、初日はお決まりのワイキキビーチ、ダイアモンドヘッドを見て、お土産屋さんを散策。ホノルルは40年前にホノルルマラソンを白鷺病院の友人と一緒に走って以来です。当時のワイキキビーチ付近は完全な観光地で、すべてのお店の店員が日本語を話す、「まるで熱海のよう」なところなので、ホノルルマラソンは楽しめたけど、外国に来た感じがしないので、オアフ島をあまり好きにはなれませんでした。でもそのあとに訪れたマウイ島は自然満喫で天国のような場所でした。

 ホノルルでの観光客の移動手段はバスですが、バスの運賃は3ドルで、1人だと1ドル札3枚必要ですが、両替機なんてバスには装備されてないし、SUICAカードのような便利なシステムもないので、ホノルルに着いてまず1番にやるべきことは100ドル札を両替すること。ATMでは20ドル単位でしか下せません。ABCマートのようなコンビニで一番安い水でも3ドル(420円くらい)と高いのですが、店員が優しければ、何も買わなくても両替してくれます。日本のコンビニでは「両替禁止」となっていますが、ハワイのバス事情のことを考えると、コンビニで20ドル札を5ドル札と1ドル札に両替してもらうのが一番いい方法でした。

 

トラブルだらけのホノルル2日目

 2日目のホノルルは電動自転車(といってもほぼ電動の原付のスピードが出ます)に乗って8時間のサイクリングを前もって予約しました(写真3)。ダイアモンドヘッドは25日は入山禁止なので、ふもとの丘まで上がり、山の裏側を見学、その後、カハラホテルという5つ星ホテルに行ってイルカを見て、マノアの滝に向かおうとしましたが、帰り道で妻の自転車がパンク。「どうしよう!」と思いましたが、レンタサイクルの店に電話すると1時間足らずで、車で新しい自転車を運んできてくれました。その後はマノアの滝に行く予定だったのですが、Pocket Wifiの調子が悪く、Google Mapのナビ機能がうまく使えないという緊急事態が発生。あらかじめダウンロードしておいた地図のナビを使うしかなく、これは自転車や歩行者のナビではなく、車のナビしか使えないことが発覚。そのナビに従って行くと高速道路のような自動車専用道路に入ってしまったり、慣れない右側通行のため、かなり危険な目に遭ってしまい、妻が精神的にギブアップ。Wifiの調子さえよければ滝を見に行ったり、海岸を走ったりで1日中、楽しめたはずのですが……。25日はターゲットやウォルマートといった米国で有名な安売りスーパーもクリスマスで休み。米国のクリスマスは年に1回家族が集まる日本の正月・元旦と同じで主要なところはやっていないのです。ということで2日目はとても残念な1日でした。

 

結構楽しめたホノルル3日目

 26日はホノルル最終日、ワイキキでアオウミガメと泳ぐタートル・シュノーケリング・アドベンチャーに参加。アオウミガメのほかにも、水族館にいるみたいにカラフルな魚の群れや海のギャング・うつぼや優雅な泳ぎ方をする太刀魚を見ることができました。生涯のシュノーケリング経験では①西表島、②ワイキキ、③ケアンズのグレートバリアリーフ(ただし雨天空けでした)の順に楽しめました。帰りの船はダイアモンドヘッドの近くまで行ってくれて(写真4)、サービス満点。最終日がよかったから、「ハワイは結構楽しかった」としておきましょう。帰りにターゲットによって500錠入りのアセトアミノフェン500mgを購入。ターゲットブランドだと驚くほど安い!2005年にオレゴンにいたころは鎮痛薬は棚に並んでいたけど、今は鍵付きのケースには入っている(写真5)。

 電動自転車やシュノーケリングなどのツアーを楽しむコツは出発前にベルトラ、TripAdvisorやトリバゴなどのサイトでおもしろそうでコスパの良いもの、そして評価が5つ星に近いものを選んで、あらかじめ自分で予約すると安くつきます。博物館やパールハーバーなどの文化的な施設は勉強にはなるかもしれませんが、評価は4つ星程度でエキサイティングではありません。

 場合によってはツアーだけでなくホテルや飛行機の予約も自分でします。ピースボートのツアーの1/3程度の価格になりますが、英語のガイドなので、自転車のパンクの時のように、緊急時に英語で電話できる語学力は必要です。僕は英字新聞は読めないし小説も読めない、映画も字幕なしでは半分も分からないのですが、医学論文は辞書なしで読めますし、英検準1級を持っているので、旅行英語くらいは問題ないと思います。明日からまた約1週間の船旅でフランス領ポリネシアのタヒチ島にある首都パペーテに向かいます(写真6)。

プロフィール

平田純生
平田 純生
Hirata Sumio

趣味は嫁との旅行(都市よりも自然)、映画(泣けるドラマ)、マラソン 、サウナ、ギター
音楽鑑賞(ビートルズ、サイモンとガーファンクル、ジャンゴ・ラインハルト、風、かぐや姫、ナターシャセブン、沢田聖子)
プロ野球観戦(家族みんな広島カープ)。
それと腎臓と薬に夢中です(趣味だと思えば何も辛くなくなります)

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