第22回 基礎から学ぶ薬剤師塾 2023年2月11日(土)13:30から15:30まで の申し込みを始めます。
登録していただいた方は再放送を繰り返し視聴できますが、再放送は質疑応答はできかねます。今回のテーマは「慢性心不全とその治療薬~これからはFantastic Fourの時代~」です。
高齢化の進行とともに心不全患者数は大幅に増加し、「心不全パンデミック」と言われ、5年生存率は50%前後でがん全体の5年生存率66.4%よりも低いのです。しかし薬物療法に関しては眩しいくらいに明るい兆しが見えてきました。Fantastic Fourと称される4種の薬物の併用、つまりβ遮断薬+ARNI+MRA+SGLT2阻害薬で生命予後が大きく改善し、心不全入院が大幅に減らせることが報告されつつあります。しかしMRAはアルドステロンを抑えることで心肥大や線維化を抑制できますが、高カリウム血症が怖い。SGLT2阻害薬は心不全の入院や死亡率を下げる作用は強力だし、ヘフペフに唯一有効な薬。でもフレイル患者には使いにくいし、腎機能の一時的な悪化、性器感染症、脱水、ケトアシドーシスの副作用があってやはり使いにくい。ARNIはNa利尿ペプチドを増やしてくれるものの、降圧作用が強力で使いにくいことがある。などという理由からFantastic Fourの導入は進んでいないのが現状ではないでしょうか。
まずはこれらの作用機序、副作用の対処法、各々または併用時の有効性のエビデンス、投与する順序などについてしっかり把握することから始め、Fantastic Fourによる有効性をより高め、安全に使用するキーパーソンとして薬剤師は必要不可欠だといえるようになれればと思っています。
参加を希望される方は 申し込みフォーム に記入のうえ、送信してください。
薬剤師塾となっていますが、医師・看護師など医療従事者であれば参加可能です。ただし薬剤師塾への参加者は、ぜひ学会発表を目指している方に参加していただきたいと思います。そしてその先には原著論文を書くんだという大きな夢を持つ人になっていただきたいと思います。300名まで参加可能ですが、最近の登録者数は200名を超えていますので、早めに登録してください。
あけましておめでとうございます。
旧年中はひとかたならぬご厚誼を賜りまして
大変ありがとうございました。
今年こそライブの薬剤師塾をやりたい!「平田の薬剤師塾」という新刊書も出ます!
2021年の4月からWeb開催ではありますが、念願の「基礎から学ぶ薬剤師塾」が再開できました。でもライブでない薬剤師塾の反省点は振り返ってみるといろいろとありました。熱い討論あってこその「薬剤師塾」、アンケートの質問に答えるだけの質疑で薬剤師塾と言えるだろうか・・・・・・・というものです。
コロナ禍が徐々に和らぎ、学会の多くもライブあるいはハイブリッドになりつつあります。平田は今年69歳になりますが、まだまだ元気ですし、新しい情報を知りたいという意欲もまったく衰えません。平田はライブだからこそ、熱いメッセージが届けられるタイプだし、熱いディスカッションが見れてこその薬剤師塾です。今年こそは芦屋のI&H株式会社本社4階で100名程度参加可能なライブの薬剤師塾(I&H社員でなくても病院薬剤師も薬局薬剤師も参加可能)ができればと思っています。芦屋から遠い方々の視聴も可能なオンラインの良さも分かってきましたので、オンラインとライブのハイブリッド開催を目指したいですね。
実は全国版の「基礎から学ぶ薬剤師塾」だけではなく、I&H株式会社の社員向けの基礎から学ぶ症例検討会の「I&H平田塾」も毎月、第2土曜日に開催しています。これはCKDだけではなく、心不全、心房細動、高血圧、糖尿病、虚血性心疾患、感染症、高齢者薬物療法など、身近な症例にも取り組んでいます。このようなスタイルのスモールグループディスカッションも薬剤師塾で全国発信できたらいいかもしれませんね。
それと2023年6月15日(木)~18日(日)にはEDTA-ERA(欧州透析移植-腎臓学会)がイタリアのミラノで開催されます。2019年のハンガリー・ブダペストでのEDTA-ERAに参加しましたが、大変勉強になりました。2020年にコロナ禍の中、ミラノでオンライン開催されましたが今年も同じミラノでライブ開催になりそうです。平田は夫婦で行く予定にしていますので、イタリア観光がてら、皆さんも参加してみませんか?薬剤師塾仲間で一緒に学会で勉強し、ミラノで一緒に食事でも出来たらいいですね。
それから日時はまだ未定ですが、「平田の薬剤師塾~腎と薬に関する質問に真摯にお答えします~」(仮題)という新刊書が近々、じほうから出版されます。これは熊本大学でやってきた薬剤師塾、学会で開催した平田塾などで受けた質問に対して回答してきましたが、その中で最も重要で、知っておけば薬剤師としての実力がアップするものだけを項目別に分類・厳選して、回答したものです。これらのQ&Aを読むだけで腎臓病薬物療法のすべてが分かるようにまとめました。すでに脱稿済みですが、これから校正にかかります。2022年にあまりブログの連載ができなかったのは、この本を書くためだったからなのですね。ごめんなさい。
この本のほかにもJSNPの学会誌にSGLT2阻害薬+MRA+ARNIについての総説を投稿しようと思っていますし、「調剤薬局のための服薬指導Q&A」についての新刊書も書きたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。
平田は61歳の時に、20代に走っていたフルマラソンに久しぶり再挑戦しました。これが熊本城マラソン2016です。30歳から続くひざの故障で全く走れないことを承知で、時速7kmで歩くトレーニングを積んで、最後まで歩いて完走(完歩?)しましたが6時間2分と情けないタイムでした。そしてグルコサミン・コンドロイチンのおかげで(たまたまかもしれませんが)、膝の痛みが徐々に改善して少しずつ走れるようになりましたが、20~30kmあたりでまた痛んで走れなくなり、なかなか5時間を切れませんでした。最高タイムは65歳の時の豪雨の熊本城マラソン2020の5時間16分でした。I&H株式会社では昨年、10名の社員でI&Hランナーズを結成、メンバーにはフルマラソンを2時間30分~2時間40分で走れるエリートランナーが2人いますが、僕のような5時間前後のランナーも一緒に、おそろいのユニフォームのTシャツで駅伝やリレーマラソンに参加しました。これで走るのがますます楽しくなり、ジムで2時間半を切るマラソンランナーのパーソナルトレーナーのKさんにストレッチと、ランナーのための筋トレを教えてもらって、故障しなくなりました。そのおかげで68歳になった11月の第10回神戸マラソンで60代で初めて膝が全く痛まず、最後まで走りきることができました。タイムは4時間42分。若返ってるじゃん!
Kさん、本当にありがとうございました。このままいけば70歳で4時間を切れたら、栄光の70歳ランナーのサブフォー!夢かもしれませんが、目指してみたいと思います。
木曜日の夜には王子公園の坂道走+競技場でのインターバルで追い込みます。実のところ、全力疾走は本当につらいんだけど、どこも痛まずに疾走できる喜びを感じます。日曜日は西宮から明石あたりまで神戸のいい景色を楽しみながら1日20~30kmのLSD(long slow distanceの略で2Lの水分をリュックに背負って、とてもゆっくり長い距離を走ります)を日課にしています。新長田には鉄人28号(平田の世代はガンダムじゃない!)のモニュメントがありますし、神戸駅近くのハーバーランド、メリケンパーク、脚を延ばして明石大橋、舞妓の海岸、須磨海浜公園、六甲アイランド、神戸空港はいずれも暖かい瀬戸内海の景色がよくてテンションが上がります。そして神戸が本社のアシックスが作った小野寺公園のランニングコースにはウッドチップが敷き詰められていて脚にやさしいのです!
いわゆる健康寿命は男性で72.7歳と言われていますから、平田が健康でいられるのはあと5年もないと思っている人がいるかもしれませんが、ほぼ毎日ジムに行きサウナに入り交代浴で疲れを取り、土日以外はI&H本社に出勤し、今年の2月にも大阪マラソンを走る予定で、完走すれば2016年から8年連続のフルマラソン完走で、本当に元気いっぱいなのです。見た目は高齢者ですが中身は若年者なのです。平田は100歳になっても薬剤師塾をやっていけるんじゃないかと本気で思っています。あわてものなので突然、事故死しないように気をつけなくっちゃ。神戸マラソン前後に3回転倒しましたが、今はGPSウォッチのガーミンとアイフォンがショックを感じると妻に緊急連絡してくれるので、なかなか死ねないですね(3回とも急いで解除しましたが)。
ということで今年も平田は精いっぱい頑張りますので、本年もなにとぞよろしくお願いいたします。
講演依頼に関しましては平田のメールアドレスhirata@kumamoto-u.ac.jpまでお気軽にご連絡ください。 少人数での症例検討会も可能です(症例についてディスカッションするのは6名まで、その他はオーディエンスとして適宜、ディスカッションに加わってもらいます)。大学での薬物治療学などの非常勤講師も可能です。
第21回 基礎から学ぶ薬剤師塾 2023年1月14日(土)13:30から15:30まで の申し込みを始めます。
登録していただいた方には再放送を繰り返し視聴できるようになりました。ただし、再放送は質疑応答のQ&Aはありません。今回のテーマは「薬剤性腎障害を防ぐ~Quadruple whammyを防げ~」です。
加齢とともに服用薬剤数が増え、それによる薬剤性腎障害が起こりやすくなります。そしてその対処が遅れれば腎機能は不可逆的に悪化して透析導入に、なんてこともあり得ます。今までに言われていたtriple whammyはNSAIDs、利尿薬、RAS阻害薬による3重攻撃ですが、今回は閉経後骨粗鬆症でよく投与される活性型ビタミンDを加えたQuadruple whammy、つまり4重攻撃についてです。この処方による薬剤性腎障害を防ぐキーパーソンは薬剤師ではないでしょうか?その具体的な防止対策、服薬指導について薬剤師塾で考えてみたいと思います。
参加を希望される方は 申し込みフォーム に記入のうえ、送信してください。
薬剤師塾となっていますが、医師・看護師など医療従事者であれば参加可能です。ただし薬剤師塾への参加者は、ぜひ学会発表を目指している方に参加していただきたいと思います。そしてその先には原著論文を書くんだという大きな夢を持つ人になっていただきたいと思います。300名まで参加可能ですが、最近の登録者数は200名を超えていますので、早めに登録してください。
第20回 基礎から学ぶ薬剤師塾 2022年12月10日(土)13:30から15:30まで の申し込みを始めます。
登録していただいた方には再放送を繰り返し視聴できるようになりました。ただし、再放送は質疑応答のQ&Aはありません。今回のテーマは「腎機能低下時に減量が必要な薬~根拠は尿中排泄率だけじゃない~」です。
腎機能が低下すれば、尿中未変化体排泄率の高い薬物は腎機能に応じて減量しないと中毒性副作用が起こることは今や常識になりました。しかし中には活性代謝物が蓄積して思わぬ副作用が起こったり、腎で代謝される薬物も副作用が遷延しやすいことも知られています。そして最近になって分かったのは完全に肝代謝型薬物なのに、腎機能低下患者で血中濃度が異常に上昇する薬物の原因としてある種の代謝酵素、トランスポータの発現量が低下していることも分かってきました。
この辺のことは医師にはわかりませんし、腎を専門としない薬剤師にも理解しにくいと思いますが、「ある種の代謝酵素、トランスポータ」が最近になって明確になりつつあります。患者さんに中毒性副作用を起こさせない、有効かつ安全な薬物療法を提供できる有能な薬剤師になるためには避けて通れない情報と思われます。
参加を希望される方は 申し込みフォーム に記入のうえ、送信してください。
薬剤師塾となっていますが、医師・看護師など医療従事者であれば参加可能です。ただし薬剤師塾への参加者は、ぜひ学会発表を目指している方に参加していただきたいと思います。そしてその先には原著論文を書くんだという大きな夢を持つ人になっていただきたいと思います。300名まで参加可能ですが、最近の登録者数は200名を超えていますので、早めに登録してください。
第19回 基礎から学ぶ薬剤師塾 2022年11月12日(土)13:30から15:30まで の申し込みを始めます。
登録していただいた方には再放送を繰り返し視聴できるようになりました。ただし、再放送は質疑応答のQ&Aはありません。今回のテーマは「腎機能悪化を防ぐこれからのtriple therapy~SGLT2阻害薬、ARNI、MRAの適正使用について考える~」です。
SGLT2阻害薬の腎保護作用、心保護作用は皆さんご存知の通り。でもこれに加えてARNIのサクビトリル/バルサルタン、MRAのフィネレノンはCKD腎機能悪化を防ぐtriple therapy(三種の神器と呼ぶ方もありますね)として欧米の腎関係学会で話題沸騰中です。これにβ遮断薬を加えるとfantastic fourという駆出率の低下した心不全治療の決め手となります。残念ながらわが国では今のところCKD患者への適応はないのですが、かなり近い将来、triple therapyは透析導入を減らすための重要な切り札になると平田は考えています。
今回はやはりSGLT2阻害薬が中心ではありますが、ARNI、MRAの情報も先取りしちゃいましょう。SGLT2阻害薬が腎保護に効く究極のメカニズムって何なの?併用したら薬剤性腎障害が心配じゃない?MRAの併用で高カリウム血症は怖くないの?どんな副作用が起こりやすいの?副作用を防ぐための薬剤師の服薬指導は?など、様々な疑問について考えてみたいと思います。
参加を希望される方は 申し込みフォーム に記入のうえ、送信してください。
薬剤師塾となっていますが、医師・看護師など医療従事者であれば参加可能です。ただし薬剤師塾への参加者は、ぜひ学会発表を目指している方に参加していただきたいと思います。そしてその先には原著論文を書くんだという大きな夢を持つ人になっていただきたいと思います。300名まで参加可能ですが、最近の登録者数は200名を超えていますので、早めに登録してください。
第18回 基礎から学ぶ薬剤師塾 2022年10月8日(土)13:30から15:30まで の申し込みを始めます。
登録していただいた方には再放送を繰り返し視聴できるようになりました。ただし、再放送は質疑応答のQ&Aはありません。今回のテーマは「広げてみようTDMの世界~薬剤師が主役になれる薬物療法~」です。
このタイトルの通り、患者さんの病態を考慮し、薬物動態パラメータを使いこなしてTDMを実施すれば、薬物の血中濃度が自由自在に操れます。そうなると薬剤師にとって最も重要な仕事である「有効かつ安全な薬物療法」が可能になります。TDM対象薬も70種類近くに増えつつあります。うまくTDMを活用すれば、薬剤師が主役になって薬物療法を先導することができるようになるでしょう。
でもこの素晴らしくやりがいのある業務が薬剤師の間に広がっていないのはなぜ?バンコマイシンだけで終わっている薬剤師が多いのはなぜ?20種類くらいの薬物のTDMを実施してきた平田にとっては本当に不思議でならないことなのです。今回はTDMを通して薬剤師らしい仕事ができるようになれるよう、TDMの活用例、うまくいくコツなどについて解説させていただきたいと思います。
参加を希望される方は 申し込みフォーム に記入のうえ、送信してください。
薬剤師塾となっていますが、医師・看護師など医療従事者であれば参加可能です。ただし薬剤師塾への参加者は、ぜひ学会発表を目指している方に参加していただきたいと思います。そしてその先には原著論文を書くんだという大きな夢を持つ人になっていただきたいと思います。300名まで参加可能ですが、最近の登録者数は200名を超えていますので、早めに登録してください。
第17回 基礎から学ぶ薬剤師塾 2022年9月10日(土)13:30から15:30まで の申し込みを始めます。
登録していただいた方には再放送を繰り返し視聴できるようになりました。ただし、再放送は質疑応答のQ&Aはありません。今回のテーマも「物性から薬物動態を理解してみよう~「動態=薬の顔・特徴」だと思えば難しくない~(2)」です。つまり前回の続編になります。1回目を受講した方は、そのままでは消化不良ですので、続編もぜひご覧ください。そういえば薬物動態は熊本大学でも薬剤師塾でテーマにしていましたが、90分×4コマでしたので、1回で理解してもらうのはやはり無理がありました(反省…)。ということで、今回は血中濃度の推移を頭の中で描けるようになるために知っておくべき3つの式について、それも加減乗除だけで計算できる簡単な式を理解してもらいましょう。
そしてワルファリン投与患者にNSAIDsが投与されて、重篤な消化管出血。この原因はなになのか?この処方の組み合わせは腎機能低下患者で危険なのはなんで?
今回は動態パラメータを使いこなして、薬剤師らしい仕事ができるようになれるよう、実は薬物動態学の苦手な平田が、このテーマについて話させていただきたいと思います。
今回は動態パラメータを使いこなして、薬剤師らしい仕事ができるようになれるよう、実は薬物動態学の苦手な平田が、このテーマについて話させていただきたいと思います。
参加を希望される方は 申し込みフォーム に記入のうえ、送信してください。
薬剤師塾となっていますが、医師・看護師など医療従事者であれば参加可能です。ただし薬剤師塾への参加者は、ぜひ学会発表を目指している方に参加していただきたいと思います。そしてその先には原著論文を書くんだという大きな夢を持つ人になっていただきたいと思います。300名まで参加可能ですが、最近の登録者数は200名を超えていますので、早めに登録してください。
薬剤師塾の今後の取り組み2022年8月17日
今月から事前登録者にはyoutubeで再視聴可能になります
今回の8月13日(土)から「基礎から学ぶ薬剤師塾」は薬物動態についてのテーマで「物性から薬物動態を理解してみよう(1)~「動態=薬の顔・特徴」だと思えば動態なんて難しくない~」でした。薬物動態学は僕も大の苦手ですが、医薬品集や透析患者の投薬ガイドブック、腎機能別ポケットブックなどに反映するため、様々な薬物動態パラメータを入力していくうちに個々の薬物動態パラメータがある程度予測できるようになりました。というか、動態って吸収・分布・代謝・排泄と言う薬の特徴そのものですから、本当は非常に興味深いものなのです。僕のように頭が少々悪くても、熱中すれば薬の特徴くらいは分かってくるものだと思っています。
今回のアンケートでのご感想では「薬物動態が苦手でしたが、面白さが分かった」という意見が多く、満足度はむつかしかった前回の「薬物の透析性」の4.3点に比べ、かなり向上して4.86点でしたので、後のアーカイブ放送候補として残しておこうと思います。
Small group discussion 可能なテーマ
回数 | テーマ | 日時 |
10 |
基礎から学ぶ慢性心不全治療薬 | 2022.03.12 |
11 | 基礎から学ぶ降圧薬と症例 | 2022.05.14 |
12 | 基礎から学ぶ虚血性心疾患と症例 | 2022.06.18 |
13 | 基礎から学ぶ慢性心不全治療薬と症例 | 2022.07.09 |
14 | 基礎から学ぶ糖尿病治療薬と症例 | 2022.08.13 |
15 | 基礎から学ぶCKD新規治療薬と症例 | 2022.09.10 |
16 | 基礎から学ぶ心房動治療薬と症例 | 2022.10.08 |
17 | 基礎から学ぶ感染症・抗菌薬と症例 | 2022.11.12 |
18 | 基礎から学ぶ皮膚科の帯状疱疹治療薬、ビタミンD軟膏処方 と症例 | 2022.12.10 |
19 |
基礎から学ぶ便秘と下剤と症例 | 2023.01.14 |
20 |
基礎から学ぶFantastic Fourによる慢性心不全治療と症例 | 2023.02.11 |
21 |
基礎から学ぶ整形外科のNSAIDsと活性型ビタミンD処方と症例 | 2023.03.12 |
大学での非常勤講師ができます。「実務実習で代表的な8疾患」のうち高血圧、糖尿病、心疾患、感染症の4疾患と、薬物治療学+腎疾患、輸液、TDMなどについて国家試験対策も含め教えることができます。また上記のようなsmall group discussionによる少人数の症例検討会なども実施可能です。
今までの薬剤師塾とこれからの薬剤師塾の予定
回数 | 講演タイトル | 日時 |
01 | 薬剤師ってなに? | 2021.04.24 |
02 | 高齢者薬物療法について考える triple whammy処方への対応 | 2021.06.01 |
03 | 腎機能をしっかり見れる薬剤師を目指そう | 2021.07.06 |
04 | CKD患者の腎機能を守るための薬剤師の役割 ポイントは蛋白尿と血圧 | 2021.08.10 |
05 | 腎機能低下時に減量が必要な薬 根拠は尿中排泄率だけじゃない | 2021.09.07 |
06 | NSAIDsの腎障害 アセトアミノフェンに腎障害はある? | 2021.10.05 |
07 | SGLT2阻害薬の腎機能低下抑制作用とAKI防止作用 | 2021.11.02 |
08 | 初めての学会発表から、博士号取得までの道 | 2021.12.07 |
09 | 透析患者の薬① 基礎編 病態と薬物療法 | 2022.01.04 |
10 | 透析患者の薬② 応用編 合併症と薬物療法 | 2022.02.01 |
11 | 腎臓が何をやっているか①糸球体編 ようこそこの複雑で精密な世界へ | 2022.03.01 |
12 | 腎臓が何をやっているか②尿細管編 ようこそこの複雑で精密な世界へ | 2022.04.16 |
13 | 透析患者の便秘と下剤の適正使用 たかが便秘と考えないで!透析による虚血によって腸管穿孔することも |
2022.05.14 |
14 | 腸腎連関 心血管病変・腎機能を悪化させる尿毒素は腸内細菌によって産生される |
2022.06.18 |
15 | 透析を科学する CHDFの薬用量、透析後の補充用量ってわかります? | 2022.07.09 |
16 | 物性から薬物動態を理解してみよう 「動態=薬の顔・特徴」だと思えば動態なんて難しくない(1) |
2022.08.13 |
17 | 物性から薬物動態を理解してみよう 「動態=薬の顔・特徴」だと思えば動態なんて難しくない(2) |
2022.09.10 |
18 | 広げてみようTDMの世界 薬剤師が主役になれる薬物療法 | 2022.10.08 |
19 | 腎不全とtriple therapy、心不全とfantastic four SGLT2阻害薬、ARNI、MRA±β遮断薬の適正使用について考える |
2022.11.12 |
20 | 初心者向けシリーズ①感染症と抗菌薬の使い方 殺菌性抗菌薬はほぼ腎排泄。グラム陽性桿菌、陰性球菌は知らなくていい |
2022.12.10 |
21 | 腎機能低下時に減量が必要な薬 根拠は尿中排泄率だけじゃない | |
22 | 初心者向けシリーズ②慢性心不全とその治療薬 これからのヘフレフにははFantastic Fourの時代 |
|
23 | 薬剤性腎障害を防ぐ Quadruple whammyを防げ! | |
24 | 初心者向けシリーズ③降圧薬の適正使用 クリニカルイナーシャに陥るな |
|
25 | 薬剤師って必要?何のためにいるの? | |
26 | 初心者向けシリーズ④虚血性心疾患とその治療薬 | |
27 | 高齢者薬物療法最前線 中毒性副作用・薬剤性腎障害を防げ! | |
28 | 初心者向けシリーズ⑤心房細動とその治療薬 | |
29 | 腎機能をしっかり見れる薬剤師を目指そう |
以上のテーマで講演可能です。
平田への講演依頼に関しましては平田のメールアドレス
hirata@kumamoto-u.ac.jp までお気軽にご連絡ください。
薬剤師塾の今後の取り組み2022年7月15日
今月から事前登録者にはyoutubeで再視聴可能になります
今回の7月9日(土)から「基礎から学ぶ薬剤師塾」は薬物の透析性についてのテーマで「透析を科学する~CHDFでは透析よりも薬がよく抜けるのはなぜ?~」でした。内容は決して高度ではないと思いますが、日ごろから血液透析、CAPD、CHDFなどの血液浄化法に関わっていない方には大変難しい内容だったのかと思います。アンケートでのご感想では「非常にわかりやすい」から「難しすぎてついて行けなかった」方まで様々でした。満足度は今まで多かった1点がなくなって平均4.3点でしたので、後のアーカイブ放送候補として残しておこうと思います。
Small group discussion 可能なテーマ
回数 | テーマ | 日時 |
1 | 基礎から学ぶ降圧薬と症例 | 2022.05.14 |
2 | 基礎から学ぶ虚血性心疾患と症例 | 2022.06.18 |
3 | 基礎から学ぶ慢性心不全治療薬と症例 | 2022.07.09 |
4 | 基礎から学ぶ糖尿病治療薬と症例 | 2022.08.13 |
5 | 基礎から学ぶSGLT2阻害薬と症例 | 2022.09.10 |
6 | 基礎から学ぶ心房動治療薬と症例 | 2022.10.08 |
7 | 基礎から学ぶ感染症治療薬と症例 | 2022.11.12 |
8 | 基礎から学ぶ下剤と症例 | 2022.12.10 |
今までの薬剤師塾とこれからの薬剤師塾の予定
回数 | 講演タイトル | 日時 |
01 | 薬剤師ってなに? | 2021.04.24 |
02 | 高齢者薬物療法について考える triple whammy処方への対応 | 2021.06.01 |
03 | 腎機能をしっかり見れる薬剤師を目指そう | 2021.07.06 |
04 | CKD患者の腎機能を守るための薬剤師の役割 ポイントは蛋白尿と血圧 | 2021.08.10 |
05 | 腎機能低下時に減量が必要な薬 根拠は尿中排泄率だけじゃない | 2021.09.07 |
06 | NSAIDsの腎障害 アセトアミノフェンに腎障害はある? | 2021.10.05 |
07 | SGLT2阻害薬の腎機能低下抑制作用とAKI防止作用 | 2021.11.02 |
08 | 初めての学会発表から、博士号取得までの道 | 2021.12.07 |
09 | 透析患者の薬① 基礎編 病態と薬物療法 | 2022.01.04 |
10 | 透析患者の薬② 応用編 合併症と薬物療法 | 2022.02.01 |
11 | 腎臓が何をやっているか①糸球体編 ようこそこの複雑で精密な世界へ | 2022.03.01 |
12 | 腎臓が何をやっているか②尿細管編 ようこそこの複雑で精密な世界へ | 2022.04.16 |
13 | 透析患者の便秘と下剤の適正使用 たかが便秘と考えないで!透析による虚血によって腸管穿孔することも |
2022.05.14 |
14 | 腸腎連関 心血管病変・腎機能を悪化させる尿毒素は腸内細菌によって産生される |
2022.06.18 |
15 | 透析を科学する CHDFの薬用量、透析後の補充用量ってわかります? | 2022.07.09 |
16 | 物性から薬物動態を理解してみよう 「動態=薬の顔・特徴」だと思えば動態なんて難しくない |
2022.08.13 |
17 | 広げてみようTDMの世界 薬剤師が主役になれる薬物療法 | 2022.09.10 |
平田への講演依頼に関しましては平田のメールアドレス
hirata@kumamoto-u.ac.jp までお気軽にご連絡ください。
大学での非常勤講師も可能です。「実務実習で代表的な8疾患」のうち高血圧、糖尿病、心疾患、感染症の4疾患の薬物治療学+腎疾患、輸液、TDMなどについて国家試験対策も含めを教えることができます。またsmall group discussionによる少人数の症例検討会なども実施可能です。
第16回 基礎から学ぶ薬剤師塾 2022年8月13日(土)13:30から15:30まで の申し込みを始めます。
6月より皆さんの要望により土曜日13:30から15:30に変更し、登録していただいた方には再放送を視聴できるようになりました。ただし、再放送は質疑応答のQ&Aはありません。今回のテーマは「物性から薬物動態を理解してみよう~「動態=薬の顔・特徴」だと思えば難しくない~」です。
大学での薬物動態の講義、あるいは薬物動態の教科書には難解な式が並んでいて、あまり好きな人はいないのではないかと思います。でも「有効かつ安全な薬物療法の提供」は動態をよく知っている薬剤師だからこそできる技術です。薬物動態パラメータをすべて記憶しようとするとますます動態を嫌いになってしまいますが、水溶性の薬物は一般的に腎排泄されやすく、吸収率は不良で、タンパク結合率は低く、分布容積もクリアランスも低い。脂溶性薬物はこの逆なんだというように、薬の特徴を理解しようとすると動態を好きになれるかもしれません。例えば殺菌性の抗菌薬はなぜか腎排泄のものが多い、分子標的薬は腎排泄のものは少ないなど、ちょっとしたことで、薬の特徴が分かってくることがあります。
今回は動態パラメータを使いこなして、薬剤師らしい仕事ができるようになれるよう、実は薬物動態学の苦手な平田が、このテーマについて話させていただきたいと思います。
参加を希望される方は 申し込みフォーム に記入のうえ、送信してください。
薬剤師塾となっていますが、医師・看護師など医療従事者であれば参加可能です。ただし薬剤師塾への参加者は、ぜひ学会発表を目指している方に参加していただきたいと思います。そしてその先には原著論文を書くんだという大きな夢を持つ人になっていただきたいと思います。300名まで参加可能ですが、最近の登録者数は200名を超えていますので、早めに登録してください。