薬剤師塾Q&A

 日本腎臓病薬物療法学会前日の前夜祭として、10月31日(金)17時30分から20時30分までの3時間にわたり、虎ノ門ヒルズフォーラムで開催された平田塾「薬物動態学を好きになれないあなたへ」のQ&Aです。


Q.緩和医療ではジクトルテープが使われていることが多くなりました。緩和ケア領域の患者さんでは高度の低アルブミンの方が少なくありません。ジクロフェナクの蛋白結合率は99.5%と極めて高く低アルブミンでは遊離型が大きく増えるのではないかと考えています。さらにジクロフェナクは腎の臓器濃度が他の臓器に比べて1〜2桁高かったと思います。ジクトルテープなどのジクロフェナクは低アルブミンの患者さんでは腎障害のリスクが著しく高くなるのではないかと心配しており、栄養状態の悪い患者さんでは避けた方がいいものか、お教えいただければと思います。

A.まずジクロフェナクのPKパラメータを日腎薬グリーンブックから、調べてみましょう。その時に平田の考察(この薬ってどんな顔をしてるんだろう?)も記載します。

CL: 経口投与時CL/F: 6.0mL/min/kg
単位が分かりにくい。F54%が正しいなら、緩和領域なので軽めの50kgの体重とすると、300mL/min×0.54=162mL/minとなり脂溶性薬物としては意外と小さいと感じる。でも脂溶性薬物出汁2C9の基質だからCLの個人差が大きいと思うので、この値を信じて積極的に使うと痛い目に合うかもしれないので使う気にはなれない。

Vd: 靜注で0.17L/kg
意外と小さいが、PBRが高すぎるためアルブミンにトラップされて血漿濃度が高くなるため、組織に移行しにくいためと解釈される。Vdは安定した値で臨床では非常に使い勝手が良いパラメータだ。

fe: 尿中未変化体回収率6.7%
尿中排泄されないと考える。10%以下であれば数値はどうでもよい

F: 54%
吸収率は意害と低い。脂溶性薬物なのにほんとかなと疑う。

PBR: 99.5%、主にアルブミンと結合
この質問の中では重要なパラメータ。これがVdが小さい原因!ただしこれは健康成年男子のデータであり、投与する患者は高齢者が多いことを知っておく必要がある

t1/2β: 1.2-1.5hr
速く効く。シャープな切れ味はこの半減期の短さにある?ただしすぐに痛みが再発しそう。初日から定常状態になる

PK/PD関連情報: CYP2C9により水酸化体となり、その後グルクロン酸抱合体となる ワルファリンと絶対併用しちゃいけないことが分かる

特記事項: 主要血管イベントのリスク上昇に関連する NSAIDsの中では心血管リスクが高いので気を付けよう!

質問の回答ですが、低アルブミン血症患者に投与すると確かに遊離型分率(フリー体の割合)が上昇するため、何倍量かを投与したのと同じになるはずと思っている方は多いと思います。ではジクトルテープが使われている患者さんでは顕著な有害反応が起こっているでしょうか?低アルブミン血症患者でと顕著に副作用が起こっているという報告はあまりないように思います。もし起きているとすれば、低アルブミン血症患者が高齢者で低栄養・低体重などの他の要因が関係しているのではないでしょうか?講演の時に申しましたようにPKパラメータの多く(グリーンブックも同じです)はインタビューフォームを引用していますので、多くは第1相試験で対象となるのは「成年健常男子」なのですが、実際に使われる患者さんは多くが高齢者です。だから上記のパラメータも使われる患者さんに翻訳する必要があります。遊離型が高いのでPBRは低い。でも増えた遊離型は組織に移行しやすいし(Vdが大きくなる=血中濃度の振れ幅が小さくなる)、遊離型のみが代謝されるので代謝による消失も早い(CLが大きくなる)ので、副作用に関係する血中遊離型濃度は皆さんが危惧するほど、上がらないのではないかと思います()。NSAIDsによる副作用は腎内濃度とは関係ないと思います。ということで「低アルブミン血症患者にジクトルテープを使っても副作用が起こるとは考え難い」という回答になります。

 

 

図の解説:上は健常者で下が低アルブミン血症患者です。上の濃いピンクが遊離型薬物で間質液濃度=遊離型濃度ですから5個あります。下の血漿中のアルブミンの数が減ってますので、遊離型薬物の数は増えますが、速やかに組織に移行し、全身循環に乗って肝代謝・腎排泄され、クリアランスが上昇します。そして最初の遊離型濃度と同じ5個になって平衡状態になります。遊離型濃度が同じということは薬効は変化せず、副作用も起こしません。一般的に分布における相互作用はありますが、それが有害反応に結び付いたという報告はほとんどないと思います。ただしこの時点でTDMをやると総濃度が低下しているため、薬剤師が医師に増量を依頼してしまうと有害反応が起こるということは想定できます。


Q.今年も薬剤師塾、ありがとうございました。蛋白結合した薬物はどのくらいの時間が経過したら離れる、などありますか?薬によって異なるものですか?その場合、一時的に遊離型の薬剤が増えて、薬効が強くなる、ようなことはありますか?TDMをするときはそのようなことは考えなくても大丈夫でしょうか?

A.薬物とアルブミンの結合はくっついたらくっつきっぱなしではなくくっついたり、離れたりを繰り返しながら平衡状態を保って一定の蛋白結合率を保っています。すでに投与されている薬物をAとします。アルブミンとの結合を競合する薬物で投与量が多く、アルブミンとの親和性が高い薬物Bが併用されるとAの遊離型分率は高くなり(PBRは低下する)ますが、遊離型薬物は代謝・排泄クリアランスが上昇し、組織への移行性も向上して血中濃度が低下して、併用前と同じ遊離型濃度になって新たな平衡状態になりますので、薬効には変化ありません。つまり有害反応は起こりませんが、TDMをすると、TDMでは通常は総濃度しか測定しないので、遊離型濃度は同じでも総濃度が低下しているので、薬剤師が投与量の増加を依頼すると副作用が起こる可能性があります。


Q.透析患者のバンコマイシンのTDMについて質問です。初回25〜30mg/kg 維持量7.5〜10mg/kgが現在の推奨量かと思いますが、この通りに投与しても血中濃度が低い場合、再度、負荷投与の必要がありますが、投与量の計算方法は何かありますでしょうか? 

個人的な考えですが、バンコマイシンの分布容積を0.7L/kg(私の持っている書籍に記載されてました)、透析除去率を20%とします。(調べると10〜30%と記載されてるいので間をとって)推奨投与量の初回30mg/kgを投与するとCmaxは静注モデルで43程度になると思います。例えば透析前の血中濃度が8だったとすると、20%除去されて6.4。Cmaxを43にしたいので、37ほど血中濃度を上げたい。37×分布容積=投与量として投与。以後、有効血中濃度になったら維持量(10mg/kg)を投与。

一応、このような計算で症例数は少ないですが、有効血中濃度に保つことができましたが、この考え方は間違っていますでしょうか?

また、初回投与終了直後の血中濃度をとると、血中濃度と投与量から正確な分布容積を計算することができるかと考えますが(状態により変化することもあると思いますが)、血中濃度をとる意義はあるとお考えでしょうか?長々とすいません。よろしくお願いいたします。

A.僕は初回負荷投与が好きなんです。特に抗菌薬では早く治してあげたいので。だからバンコマイシンのように透析患者では投与間隔が長くなるので初回は20-25mg/kgなどの「恐る恐る投与する」のではなく心置きなく30mg/kgを投与していました(バンコマイシンの投与設計は主治医から任されていましたので)。でも2013年12月にメーカーもMeiji Seikaファルマからパンフレット作製を依頼された時にはやむを得ず25mg/kgで作成しました(平田作成の図)。抗菌薬の投与量はTDMの結果によって増減しますので、血中濃度が予想よりも著しく低い場合、増量してください。どれくらい増量すべきなのかはデータも患者さんも診ていないので僕にもわかりません。

 

 

Vd0.7L/kgは点滴修了後1時間のα相に採血したデータなので僕は使いません。バンコマイシンは分布するのに2時間以上かかりますので、0.9-1.0L/kgだと思います。だから僕の考えではCpeakが43まで上がることはありません。


Q.とてもわかりやすいご講演ありがとうございます。質問です。今回ニューキノロン系はAUC/MICの薬剤でレボフロキサシンが1日1回投与を学びましたが、しかし、ニューキノロン系薬剤のシプロフロキサシンは添付文書では1日3回投与となっています。これは古い薬剤なので1日3回投与のままとなっているのでしょうか?  

A.抗菌薬適正使用ガイドラインの投与方法は添付文書にのっとって作っているわけではありません。そして新たなエビデンスが得られてガイドラインが変わっても、よほどのことがない限り添付文書が改定されることはありません。シプロキサンも耐性菌を生じないように投与を続けたいのであれば1日1回投与すべきだと思います。査定されればエビデンスとなるガイドラインや論文を保険者に提出すれば査定は取り消されます。


Q.キノロンの分布容積の所で急性前立腺炎の場合は炎症により、血管透過性の増加でセフェム系でも治療するのは前立腺の表面の炎症及び菌をやっつけているイメージ、慢性化する場合は前立腺奥まで必要だから脂溶性のキノロン、ST合剤であっているでしょうか?

A.感染症は炎症性疾患ですから、血管透過性の亢進は常に起こると思います。でも血管透過性の亢進が薬物投与に関係するのはβラクタム系委抗菌薬かアミノグリコシド系抗菌薬などの細胞外液に分布する薬物です。前立腺炎の場合はやはり移行性が高いキノロンやST合剤が用いられるようです。感染形態のイメージはよくわかりません。ごめんなさい。


Q.ご講演ありがとうございました。アルベカシンについて確認です。入退院を繰り返す心不全患者で、アルベカシンを心不全増悪しておる入院初期に使うときでは、前回などの退院時のむくみのない体重に0.3L/kgをかけて、その後に浮腫んでいる分を足してVdとすれば良いですか?

A.正解です。現在の浮腫で増加している体重分+0.3L/kg×体重でVdとします。


Q.心不全の退院時は入院時と同じものを出すとまたすぐ入院するので、ループ系を増量したり、トルバプタンを入れたりして利尿剤を強化してお帰りいただくイメージがあります。先生のご講演では同じ量だと脱水というのは、食指不振で薬だけ飲んでいた患者さんだった可能性などございませんでしょうか? 心保護のエンレストやSGLT2阻害薬は利尿効果もあり、ループ系利尿剤など減量できる可能性があると言われておりますが、それらを上手に入れたりしなければ進行性の病気ということもあり、入院時と退院時でフロセミド、アゾセミドを減らせないと考えておりますがどうでしょうか。不躾な質問ですみません。いろいろ考えることができてとても素敵なお時間をありがとうございました。

A.食思不振で吸収速度は変わっても吸収率はあまり変化しないのでは?「フロセミドは消化管浮腫によって著明にバイオアベイラビリティが低下する」というのは動態の教科書によく載っている定説です。消化管浮腫があればフロセミドのFは大きく低下しますし、消化管浮腫が消失すれば、フロセミドは70%近く吸収されます。入院時とか退院時とかではなく消化管浮腫の有無によって、フロセミドの吸収率は変化しますので。浮腫が消失していれば利尿薬は必要ないのに、フロセミドを投与すれば当然、脱水になります。


Q.レボドパをパーキンソン病で頻回に投与することがあります。こう言った脳に移行しやすい薬について、1日何回投与したら良いか、予測することは可能でしょうか?

A.ごめんなさい。僕は万能ではありません。向精神薬についてはほとんど知りません。腎臓の専門家で精神科・心療内科の薬について強い人はいないのです。向精神薬の投与設計をどうすればよいのか見当がつきません。


Q.保険薬局で服薬指導をしていると、外来で血中濃度測定をあまりしない医院の処方にしばしば出会います。例えば炭酸リチウムは、効果が安定したら同量がずっと続く場合があります。高齢者の双極性障害患者であっても、です。薬剤師から医師たちに警鐘を鳴らしたいのですが、どういった危険性がありそうでしょうか?

A.僕は向精神薬についてはほとんど知りません。申し訳ありません。


Q.平田先生、体調のせいか声が小さかった。特に、語尾。お大事にしてください。

A.できれば元気はつらつの姿をお見せしたかったです。僕も、この点はほんとに残念。頭痛もあったので頭の回転もよくなかったです。ごめんなさい。ご心配をおかけしましたが、とにかく早く寝ることを心掛けると2日後の11月2日の早朝には皇居1周5kmのコースを楽に完走できるほど元気になりました。

 日本腎臓病薬物療法学会前日の前夜祭として、10月31日(金)17時30分から20時30分までの3時間にわたり、虎ノ門ヒルズフォーラムで開催された平田塾「薬物動態学を好きになれないあなたへ」に参加された方々の感想です。


日々の仕事の中で、薬剤師として考えないといけない事が有りすぎます。患者さんの治療と向き合える為にも、腎機能の勉強は続けたいです。


平田先生ご自身が経験した症例を用いて説明してくださり、とても分かりやすく興味が持てました。


先生のご講演を聞くことで薬剤師である事を実感しています。ありがとうございます。


大変参考になりました
資料を用意していただいたので聞くことに集中でき、後で見直すこともできます。ありがとうございます


大変勉強になりました。私の専門とする緩和ケアでも役立てられそうです。


先生のパッションが伝わってくる講演でした。初回投与で効果を出したい薬剤については、薬物動態パラメーターを使うと投与量を予測できること、つまり薬を使いこなせることがよく分かりました。お声がマイクに入っておらず聞き取りづらかったです。


ご公演ありがとうございました。とても勉強になりました。


大変参考になるありがたいお話でした。ありがとうございます。機会があれば是非CRRTなどにおける薬物動体や投与設計の考え方など伺いたいです


時間が足りなかったところが残念でした(仕方ないことですが)。今度ブログなど拝見します。


苦手とする分野なのでとても勉強になりました。薬物動態の考え方、捉え方の目安がなんとなくですが見えた気がします。


会場の関係で途中で終わってしまい残念であった。最後まで御拝聴したかったです


今日一日で、薬剤師としてかなりレベルアップしたと思います。ありがとうございました。


薬物動態学は苦手意識がありましたが、久しぶりに学び直せて大変勉強になりました。アセトアミノフェンの用量については、たしかに現場では過小投与の症例が多いので増量も視野に入れるべきだなと思いました。ありがとうございました。


何回も参加させてもらっていますが、資料がいただけて、だいぶ楽に聞けるようになりました。
ただ満席だったら資料が足りないなと思い、早く来て良かったです。


大学の講義で学んだような薬物動態の基礎をもう一度思い出すことが出来ました。ありがとうございました。


実際にお会いできて大変光栄でした。日頃の業務に活かせるように邁進します。ありがとうございました。


もう少し時間拡大できるとありがたいと思います。お体ご自愛ください。


深く掘り下げるには、どうしたら良いのかと考えました。画一的になりすぎていることを反省しました。高齢者の筋肉量は減少している可能性もあると考える一方で、そこまで悪くない場合もあると考えて、セフェム系抗菌薬等は極力多めに投与していますが、気づいていない副作用がでてるのか…?心配になりました。TMAOの話は職場で広めます。3時間聴講出来るか最初心配でしたが、気づいたら終わっていました。ありがとうございました!


動態を分かりやすく、とっつきやすい形に示していただき、敬遠してしまっていることに対して少し距離を縮められたと思います。
薬物動態パラメータを活用することは、薬剤師の強みになることなので、さらに理解を深めたいです。


先生がきっかけで動態学が面白くなってます。今回も勉強になりました。


貴重なご講演をありがとうございました。
カロナールが高用量で処方されている患者さんがいますが、今日の講演で納得がいきまいた。平田塾も拝聴したいと思います。


疼痛時のアセトアミノフェンの投与量が全然少なかったということに衝撃を受けました。今度、医師にも伝達して見直しを図りたいと思います。


いつも楽しい講演をありがとうございます。
私も薬物動態は苦手ですが、以前、先生のご講演を拝聴してから、食わず嫌いをせずに頑張ってみようと思い、少しずつ苦手を克服しています。まだまだ難しいと感じていますが、薬物動態を知ることで、グリーンブックの使い方が分かるようになりましたし、IFをより活用できるようになりました。今回、資料の内容全てを教えていただくことが出来ず、残念です。機会があれば残りについてもぜひご講演いただきたいと思います。


初めて参加させていただきました。
自分は薬剤師2年目で最近、病棟に本格的に入り始め、腎機能や分布容積等を考慮して投与設計をすることの重要性・難しさをまさに今感じているところです。本日先生のご講演を聴講し、目を向けるポイント、考え方、必要な知識が分かり投与設計のイメージを掴むことができ、とても勉強になりました。大学で学んだ薬物動態学の重要性を改めて感じ、再度学び直していこうと思いました。
本日はお忙しい中、貴重なご講演をありがとうございました。


初めて聴講しました。色々な視点を学べてよかったです、ありがとうございました


平田先生、体調のせいか声が小さかった。特に、語尾。お大事にしてください。

7月24日(木)に開催されたアスヤクLIFE研修「腎機能をしっかり見れる薬剤師を目指そう」の講演後にいただいた質問に回答いたします。遅くなって申し訳ありません。


Q.ロキソニンで腎機能低下になった患者さんがいます。やはり今後はカロナールが安心でしょうか

A.ロキソニンを含めNSAIDsはすべて、急性腎障害の原因になるため腎機能の低下した患者さん(CKD)や高齢者に投与することは推奨されていません。代替薬としてはカロナール(アセトアミノフェン)を使うことが推奨されています。痛みの種類によってはサインバルタ、トラマドールも急性腎障害を起こさないので使ってもよいと思います。


Q.以前、先生の質問でセレコキシブは腎に障らないという話だったと思うのですが、実際はいかがでしょうか?

A.アセトアミノフェンは他の鎮痛薬との合剤として長期連用すると、非常にまれですが腎乳頭壊死を起こし慢性腎不全が起こり透析導入になることがありますが、急性腎障害を起こしません。痛風発作などで「アセトアミノフェンは抗炎症作用を持たないのでNSAIDsでないと困る」と言われた場合には、ロキソニンに比し胃障害が少ない、消化管出血リスクが低い、他のNSAIDsと比較して腎障害が少ない、心血管合併症を起こしにくい薬としてセレコキシブが選択肢になると思います。CKD診療ガイドライン2023で「セレコキシブは特によくない」というような表現がされていますが、そのようなエビデンスもなく、この記載自体が間違っています。


Q.ST合剤投与時の血清クレアチニン上昇はどのように腎機能評価すれば良いでしょうか

A.ST合剤のうち、トリメトプリムが投与時の血清クレアチニン上昇は尿細管上皮細胞のトランスポーターを阻害し、血清クレアチニン 値を約20%程度上昇させることが知られています。クレアチニンの排泄が阻害されているため、血清クレアチニン値が見かけ上、上昇するだけで、本当に腎機能(GFR)が悪化しているわけではありませんので、ST合剤投与前の腎機能で腎機能を評価すればよいと考えられます。


Q.トリプルワーミー回避のためにARNIはよいのでしょうか?

A.ARNIにはNa利尿作用がありますので、脱水をきたしやすいはずなのですが、あまり脱水が深刻な問題になったという話は聞いていません。またARNIにはARBのバルサルタンが入っているにもかかわらず、腎障害もあまり聞きませんし、高カリウム血症も起こさないようです。このへんはSGLT2阻害薬と同様、よくわかっていないといってよいでしょう。


Q.CHDFの場合のバンコマイシンの投与計算はHDとは異なりますか

A.CHDFのクリアランス>通常のHDのクリアランスです。すなわちバンコマイシンはHDよりもCHDFのほうがよく抜けます。ただし患者さんの腎機能がどれくらいかによりますので、無尿の患者さんで腎機能が完全に廃絶しているとすれば、日本の通常用量20L/日(=13.9mL/min)の補液・透析液を用いたCHDFの腎機能は13.9mL/minの患者さんの投与量と同じと考えます。HDのクリアランスはバンコマイシンの分子量が大きいので10mL/min以下だと思いますので用量もCHDFよりも少なくすべきです。


Q.体格が小さい場合、腎臓も体格並みの腎機能で十分機能は保てるような説明の方法をされたように思えますが、ネフロンの数とは関係がなく、一つのネフロンが通常のネフロンより、強力に力を発揮すると考えていいのでしょうか?

A.体格の小さい方は、個別eGFR(mL/min)は小さいですが、すべての生理機能が小さくても体格の小さな方には十分なのです。小柄な人のネフロン数は減っていないと思います。1個のネフロンの大きさが小さいだけだと思います。したがって1個当たりのネフロンが強力に力を発揮している(無理をしている)わけではありません。

例えば母親が腎不全になった娘さんに腎臓を1個あげて腎移植手術がされた場合、母親のネフロン数は半分以下になるはずですが、実際にはeGFRは60mL/min/1.73m2以上になっていることが多いです。同様にネフロン数が10%に減ったとしても1つ当たりのネフロンに負荷がかかり(糸球体過剰ろ過が起こり)、eGFRは20~30mL/min/1.73m2になっていると思いますが、このようなネフロンへの過剰な負担が、より腎機能を悪化するため、RAS阻害薬やSGLT2阻害薬などの腎保護薬を併用する必要はあると思います。

ネフロン数は教科書的には片方の腎臓に100万個ずつと言われていましたが、欧米白人の約90万個に比し日本人は約64万個と少ないという報告が2017年に報告されました。

Kanzaki G, Puelles VG, Cullen-McEwen LA, et al. : New insights on glomerular hyperfiltration : a Japanese autopsy study. JCI Insight 2017; (2 19): e94334.

3月14日(金)開催の第45回 基礎から学ぶ薬剤師塾「腎機能悪化を防ぐtriple therapy~SGLT2阻害薬、RASi or ARNI, MRAの適正使用について考える~」について以下のようなアンケートの回答をいただきました。
アンケート結果は以下の通りです。原文のまますべてのアンケート内容を紹介させていただきます(個人名は削除しました)。



2025.3.14 第45回基礎から学ぶ薬剤師塾 参加後アンケート

 

1.いつもためになる話をしていただきまして本当にありがとうございました


2.今まで無料でやっていただいてありがたいです。また引き続きよろしくお願いいたします。


3.エビデンスベースでわかりやすかったです。平田先生、是非続けてください。ありがとうございました。


4.最近こちらの薬剤師塾を知り、参加させていただきました。勉強を始めたばかりですが、食いついていけるように今後もがんばっていけたらと思います。


5.基礎から臨床までとても勉強になりました。


6.他では聞けない貴重な勉強会をありがとうございました。復習しがいがあります。これからも薬剤師塾、ぜひ続けていただきたいです。


7.今回初めて参加させて頂きました。大変勉強になりました。ありがとうございました。有料でも良いので、今後も是非参加させていただきたいと思います。


8.何時も勉強に、なります。これからも参加したいです。なるべくお安くしていただけると、うれしいです。


9.勉強会もだが、勉強会後の質疑応答の数が多く、大変勉強になる。


10.貴重なご講演ありがとうございました。大変勉強になりました。


11.これまでありがとうございました。最終回は、仕事の関係で、途中からの参加となってしまいましたが、最後に少しでも聴講できてよかったです。昨年末から参加させていただいておりました。もっと早く知りたかったです。
薬剤師の研鑽のために、とても貴重な場だと数回参加して実感いたしました。
質問は、講義を聞いてメモをとっていると、すぐにできないことが多く、後からでも質問できる機会があれば良いなと思うことはありました。


12.知識の整理が出来て良かったオンデマンドで試聴出来るようになるとありがたいですね


13.いつも勉強になります
有料ならできれば千円まで希望で、動画がなるべく長くみれるようにしてほしいです。1週間では短く感じます。また、レジュメがあると助かります。


14.心不全患者へのMRA投与についてずっと疑問があり、それが直接質問に答えていただけたこと、大変感激しました。
スライドもわかりやすく大変勉強になりました。今後も塾への参加希望します。教え続けていただけますと幸いです。


15.もっと、顔出しでできればと思っています
京都GIMカンファレンス(今は医師だけになりましたが)のように、どんどん顔出しでいいと思います
新年度からの案内は、メールなもで来るのでしょうか?
送るの忘れてました
透析中の心不全患者にMRA、スピロノラクトン、フィネレノンを追加した方が良い症例とは、どのような場合でしょうか?


16.SGLT2iの有用性を改めて学ぶことができました。有効性が非常に高いために、中止すべき患者像が難しかったため非常に参考になりました。どうしてもリアルタイムのみでは参加が難しい部分があるため、有料コンテンツであればオンデマンド配信となるとありがたいです。今後も腎臓と薬剤についての情報を勉強させていただけると幸いです。


17.すごく分かりやすい内容でした、今後もどんな形式であれ継続してほしいです。
有料の1000円でも構いませんので聴講したいです。単位シールはあってもなくても個人的にはどちらでも大丈夫です、平田先生の分かりやすいお話が聞ければ幸いです。この平田塾のおかげで受講内容の分野ではより理解が深まりました。資料も提供してほしいです。
今後は腎臓に限らず、薬物動態など多岐にわたって教えてくださると大変幸せになります。論文投稿のやり方なども教えていただけると有難いです。先生のご講義を聞いて、さらに薬剤師力を高めていきたいです。
新しい平田塾の方針と開催内容が決定したら、普段からの受講生(もしくは最終講義に参加されていた方)などに対してメールなどでも構いませんので開催されることを報告していただけると非常に有難いです。勝手な我儘で申し訳ありませんがご検討していただけると幸いです。
今後とも受講生として参加していきたいので、前向きなご検討をお願いいたします。


18.なかなかついていけないところもあったので日本腎臓病薬物療法学会のCKD関連情報も参考にしながら勉強していきたいと思います。
薬剤師が処方提案したことで、例えば透析導入を回避したなど実際の症例報告などがあれば参考にしていきたいと思います。
薬剤師塾が新たにスタートすることが決まりましたら案内を頂けたら幸いです。


19.何度か聴講させて頂いた内容なのに、まだ身についていないような気がしています。次回も参加させて頂きたいです。


20.いつもよりトーンが低めだったのが気になりましたがいつもどおりのわかりやすいご説明で現場の質問にも答えて頂きすごくためになりました
なかなか参加するタイミングが難しく、参加できたのが一旦終了とのことでまだまだ現場での疑問を聞いてみたいと思いました。ありがとうございました。


21.ご講演ありがとうございました。とても勉強になりました。これからも沢山吸収させて頂きたいので、ぜひ継続よろしくお願い致します。


22.非常に勉強になりました。いつも大変勉強になる講義で日々の業務に活かせることが多く、薬剤師としての仕事へのモチベーションも上がる一方です。周りの人にも伝えたい内容ばかりで平田先生の勉強会は宣伝しております。
ただ、気になる点として質問を明らかに間違って解釈されている時がございます。(聞き間違いをされているだけかもしれませんが)
本日の例だとエンレストは「トリプルワーミー」に入りますか?→「トリプルセラピー」と思って答えられている。
フォシーガ5mgの腎保護について→ジャディアンスのことだと思って答えられている。
最終的に答えになっている時もありますが、モヤモヤします。
周りからは明らかに分かることだとも思いますので、司会者・座長の方には上手く軌道修正していただきたいと思います。


23.基礎から最新の知見まで、分かりやすくご説明いただき、大変勉強になりました。
今後も平田先生のご講演や勉強会に参加させていただきたいです。
平田先生のように最新の知見を取り入れる際の方法について知りたいです。製薬会社からの情報のみか、常に海外サイトへ情報を取りに行かれているのかなど。


24.本日も大変興味深かったです!いざ服薬指導になると上手く言葉に出来なかったり抜けてしまったりの繰り返しで自分の至らなさを痛感する日々です。指導箋を早速活用したいと思いました。ありがとうございます!
平田先生これからも是非よろしくお願いします!先生の薬剤師塾の日が毎月1番の楽しみです


25.貴重なご講義ありがとうございました。病院で尿検査をしてもらいたいと思う事が多々あります。うちの薬局でも腎臓内科に紹介して欲しい方が何人もおられますが、主治医に何度直談判しても透析直前になるまでなかなか紹介してもらえず悩んでいます。もっと勉強して納得してもらるように頑張りたいと思います。
平田塾の再開を待っています。今後ともよろしくお願いいたします。


26.以前から先生のご講演を拝聴していますが、ケトン体食のスライドは初めて見た気がします。面白いグラフでした。


27.CKD治療に対して、薬の使い方は現在はSGLT2阻害剤の使用ですがトリプルセラピーと組み合わせに変化していくこと、私たち薬剤師も医師と治療の選択をしていくこと、今回の講演で今後自分の今後どうしていくかを理解出来ました。


28.わかりやすい説明ありがとうございました。
腎機能について 心不全 糖尿病など細かく分かりやすく講義をしていただきありがとうございました。
まだまだ未消化の部分ほうが多く、講義を聞くことだけで精一杯で他の方のように質問などできる状態ではありませんでした。これからも余裕があれば参加させていただきたいと思っております。ありがとうございました。
最後の無料の講義ということで色々勉強になりました。ありがとうございました。


29.今までたくさんの講義をありがとうございました。何度も拝聴した内容を理解を深めることができたように思います。
繰り返しの学習が大切と思いました。
今後も薬剤師塾を続けていただきたいです。再放送があれば都合もつけやすいので欠かさず受講できると思います。


30.CKDの薬物療法の基本から最新のデータに関するお話まで多岐にわたって分かりやすく説明いただき、日常業務に活かせる話題ばかりで大変有意義な講演でした。ありがとうございました。
もちろん、これからもこのように平田先生のご講演を聞かせていただける機会を作っていただきたいと考えます。
今回の講演の冒頭でもお話がありましたように、やはりリアルタイム視聴のみでなく、オンデマンド形式で視聴できるとありがたいです。可能であれば、過去の講演も視聴できますとさらに嬉しいです。


31.基礎的な知識がとても分かりやすかったです。病態の知識と臨床データを繋げて理解したいと思いました。ケトン体食のお話も歴史的背景から興味深く拝聴しました。
いつもモチベーションの上がるご講演をありがとうございます! 参加費は問題ありませんので、今後もご指導よろしくお願いいたします。


32.今まで多くのことを学ばせていただき、本当にありがとうございました。
自分の置かれた環境・職場で、学んだことを一つでも実践に結び付けるよう、努力致します。
会の運営についてですが、私自身は今後有料になったとしても、是非参加させていただきたいと考えています。
僭越ながら率直に申し上げますと、有料になると参加者はかなり減ってしまうのではないかとの懸念があります。私は、他の領域(がん・緩和)で、高名な先生方が実施されているWEBセミナーに参加することがあるのですが、学会のシンポジウムでは満席・立ち見になるような先生のお話が聞けて、直接質問が出来るようなセミナーであるにも関わらず、参加している人数は10~20名というようなことがあります。(自分としては、あまりにも勿体ないと感じてしまいます。)
ポジティブな面として、有料になることで、それでも平田先生のお話を聞き、学びたいという人が集まることによって、平田先生の塾がより活発なディスカッションが生まれる場となることも期待しています。


33.マクラデンサ関連が苦手だったが、克服できたように思います。ありがとうございました。
有料になっても参加させていただきます。
仰っていたように、開始時間が遅くなり、アーカイブもあり、資料配布もあると、混雑した日でも後で視聴し、復習できるので嬉しいです。
よろしくお願いいたします。


34.ケトン体のお話がとても勉強になりました有料でも、毎回参加したいです!
ドリブルワーミーは、急性腎障害が起きなかったとしても、放置すると年々腎機能が悪化していくと考えていいのでしようか?


35.本日も沢山学ばせて頂き、モチベーションも高まりました。いつもありがとうございます。
透析導入を防ぐ活動をしたいと改めて感じました。これまで尿タンパク測定を勧奨しようと考えたことがありませんでしたが、現在の測定状況を把握した上で、薬剤師として広く介入していく方法を考えたいと思います。
テキスト事前配布、後日配信ありでしたら2000円でも参加したいです。ぜひ継続していただきたいので、継続の負担にならないような費用設定(ブログ維持費もまかなえる等)にしていただければと思います。


36.これまでの勉強会の内容と重複するところも多かったと思いますが、よい復習にもなりました。
平田先生のお近くに住んでいたら、ブログの作成や動画の制作をボランティアでお手伝いすることもできましたが。私自身長期離職中でなかなか叶いませんが。過去にyou tubeの作成の経験があり、ブログも約1年間作っているので、簡単なものならお手伝いできたかもしれません。無料のはてなブログは、初心者でもそれほど困らずにブログ運営はできます。

 2月28日の第44回の「基礎から学ぶ薬剤師塾」の「透析患者の便秘はたかが便秘ではない~死亡者300人/年は過小評価されている~」でお受けしたアンケートに記載されていた質問です。


質問
 抗血栓薬と一緒にPPIを投与し続けることが多いですが、胃のpHが上がり、腸内環境にも影響することで、下痢などの消化器症状はないのですが、味覚異常を訴える患者に、プロバイオテックスは有効なカギになるでしょうか。亜鉛を投与したり、今回はPPIをH2ブロッカーに変えて、様子を見ているところです。何か他の提案があればご教授いただければ、幸いです。

回答
 今回の講演は「透析患者の便秘」でしたので、透析患者について答えさせていただきます。透析患者の胃は脆弱でPPIは致命的な消化管出血を防いでくれる強力な薬です。そのため多くの透析患者にPPIが投与されていますが、胃内pHを上げる作用が強力なため、胃酸による外界生物の殺菌をできないため、腸内環境に悪影響をする可能性はおそらくあると思います。でもそれはPPIが悪いのではなく、胃内pHを上げることによるデメリットがあるということです。だからPPIだけでなくボノプラザンでもH2ブロッカーでも同様に胃内pHを上げるデメリットがあると思いますそれ以前に、PPI投与によって胃の諸症状を改善し、消化管出血リスクを防いでくれる大きなメリットもあるということも忘れないでほしいです。

 Proton pump inhibitors ×Taste disordersでPubMed検索しましたが、具体的にPPI投与によって「味覚異常」が起こるということは明確にされていません。「味覚異常」に対してプロバイオテックスが有効かどうかについても分かっていません。 プロバイオテックスは万能な薬でもなく、強力な薬効を持つわけではありません。ただし我々の腸内環境の悪化を防いでくれる共生微生物だと理解していただければと思います。野菜をたくさん摂ると腸内の善玉菌が増えて生活習慣病になりにくいから、10年~20年摂り続けた人は野菜不足の人に比べて長生きするかもしれません。でも食物繊維の多い野菜って、消化されにくいから腸内細菌のエサになるのですよね。例えば下痢気味の時に「身体のためにいいから」と思って野菜をたくさん摂ると、消化されにくいので、下痢はひどくなります同様にプロバイオテックスを摂れば身体にいいと思って、免疫能の極端に低下した90歳の高齢者に投与すると身体にいいはずのプロバイオティクスによって致命的な感染症を起こす例だってあります。

 この症例に対しては、私なら、やはり透析患者で欠乏しやすい血清亜鉛濃度を測定し、正常下限程度まで下がっていたらポラプレジンクの投与を医師に勧めるかもしれません。ほかに味覚異常をきたす併用薬がないかもチェックし、消化器専門医を受診することを勧めるとよいかもしれません。

2月28日(金)開催の第44回 基礎から学ぶ薬剤師塾「透析患者の便秘はたかが便秘ではない~死亡者300人/年は過小評価されている~」について以下のようなアンケートの回答をいただきました。
アンケート結果は以下の通りです。原文のまますべてのアンケート内容を紹介させていただきます(個人名は削除しました)。



2025.2.28 第44回基礎から学ぶ薬剤師塾 参加後アンケート


1.初めて参加させていただきました。開始時間に間に合わず途中からの参加でしたがいろんな症例や 薬剤の使用例比較例などボリュームのある内容で大変勉強になりました。ありがとうございます。


2.酪酸菌がさまざまな働きを持っていることに驚きを得た。シスプラチンなどの腎毒性も緩和することも知ることができて大変ためになりました。


3.勉強になりました。これからもよろしくお願いします。


4.整腸剤について良く理解できました


5.丁寧なお話で、分かりやすく新しい情報も復習も兼ねて聞けました。先生の新しいセミナー、楽しみにしています。


6.今回もわかりやすかったです。最後の来月もまたよろしくお願いします。
4月以降の有料化などに関する意見です。
値段は1回1000円くらいで良いのではないかと思います。時間につきましては、金曜日の19時や19時30分を希望します。業務の兼ね合いもありますので、なるべく遅い時間だと幸いです。ご検討よろしくお願い致します。


7.知らない事がたくさんおり、とても勉強になりました。ありがとうございました。
仕事の関係上、19時以降の勉強会だと助かります。


8.ガイドラインにも記載のない貴重なお話が拝聴でき大変勉強になりありがとうございました。
他疾患の腸内細菌叢についても伺いたいです


9.透析を行うことで失われる栄養素が多いことを知り驚きました。また、透析患者において穿孔が起こるメカニズムを改めて整理することができました。ありがとうございました。
時間は18時半からで問題ありません。


10.透析患者の便秘について良く学べました。これからも続けていただけたら嬉しいです。
開催日時の希望はありませんが、一週間ほど繰り返し見れたらありがたいです。
また、金額に関しては特段希望はなく、先生のご熱意が続く限り拝見したいと思います


11.便秘についての見識が深まりました。濃厚な内容でした。
ライブのみであれば、土曜の夜などが参加しやすいです。
参加料は1回2時間であれば、500円、もしくはオンデマンドと資料ありで1000円くらいが参加しやすいでしょうか。ぜひ継続していただきたいです。


12.2000円までなら出せますので、ぜひ続けて頂きたいです。


13.わかりやすい説明ありがとうございました。
開始時間は19時から20時くらいを希望します。


14.1年目調剤薬局勤務の薬剤師です。透析クリニックが目の前にあり、今回の講演に興味があり参加させていただきました。
酸化マグネシウムによる高mg血症のお話など知らないことばかりで大変勉強になりました。貴重なお話ありがとうございました。


15.次こそは、質問してみようと思います!
地域の薬剤師会のzoom の勉強会は1000円です。1000~2000円でも参加します。


16.便秘について、カリウム吸着剤について改めて考えさせられました。


17.本日はご講演ありがとうございました。
便秘を改善すること、良い腸内細菌を摂取することで様々な疾患を予防できることが理論的に学ぶことができました。
腎臓病について最近力を入れて勉強し始めたので、もっと沢山の講演や文献などを通して学び現場で活かしたいと思っています。
講演でもお話があった通り、18:30だと間に合わないこともありディレイ配信があると助かります。今後もよろしくお願い致します。


18.とても勉強になりましたが、テキスト等があれば、あとで見直せるので、助かります。こちらの電波状況のせいだってと思いますが、途中で声が、途切れたりして少しわかりずらく、残念でした。
1週間ほどでも、オンデマンド配信があると、途中電波状況が悪い時、急な残業等でも後で見れるので、助かります。金額ですが、オンデマンド配信をされるのであれば、単回ごとの徴収ではなく、ある程度まとまった、回数や、期間(例えば6回分とか、半年分とか)振込手数料のことを含めて助かります。


19.下剤や整腸剤の違いについてよく分かりました。ありがとうございました。
有料でも是非続けて頂きたいです。私はまだ2度目の受講なので過去の講義が聴けるとありがたいです。


20.刺激性下剤の頻用は良くないとは知っていましたが、頻用されやすい原因なども知れて良かったです。ただ頻回使用しないでくださいよりも、細かく患者さんへの説明に生かせると感じました。
論文の抄読会をやっていただくことはできないでしょうか。興味があり薬剤部でやってみたいのですが、やったことのある知り合いがおらず進め方がわからないので参考にしたいです


21.透析患者さんの透析中の体内の血液循環を考えたことがなく、ハッとしました。下剤といっても、化学物質としての下剤と体内のイオンの動きを意識すること重要であることを再度認識いたしました。今回も非常に勉強になりました。
何度か受講するうちに、以前の講義で出てきた内容がオーバーラップすることで、復習になり、とても良い勉強になっていることを実感いたします。
今後有料になるということですが、病院薬剤師会等での公開講座webで大体1300円(会員)、2300円(非会員)です。
内容の問題かもしれませんが、あまり集まりません・・・参考になれば幸いです。
平田先生の講座で何度も見れる、資料をいただける、透析の講座なら講義時間の長さにもよりますが、10,000でも私はお願いしたいです。質問も、数日後までできるとさらに良いです。
ありがとうございます。先生の知識を分けていただけるだけでなく、知識欲を掻き立てられ、自分でもさらに勉強をしたいと思える口座だと思います。


22.酪酸菌などの整腸剤の効果について詳しく聞くことができてとても勉強になりました。市販されているミヤリサンやビオスリーを飲みたいと思いました。お腹の調子が問題なくても、飲んでおくと良さそうだと思いました。
特に抗生物質を飲むときは、下痢の予防などではなく、将来的に腸を守るために、酪酸菌が大切だと思いました。
19:00過ぎまでは業務があり、落ち着いて聞けるのは早くても19:30になります。できればそれ以降の開始を希望します。これからも参加したいと思っています。年間パスがお得に購入できたら嬉しいです。


23.本日も得られるものが多く、とても勉強になりました。2歳前への抗菌薬処方が当院であるのか、もしあるならば、喘息やアレルギーのリスクになることをAST担当とも共有したいと思いました。
・金曜19時~20時開始が参加しやすいです。事前資料配布や動画配信、単位取得できるのであれば1000円でも参加します。
・講義終了時に、次回講義の申込ができるようにどうかお願いします。また、申し込み直後に自動メール受信できると申し込みエラーに気づけて助かります。(講義直前までエラーに気づかず、受講できなかったことがあります)


24.透析患者の便秘に関して興味があったので今回の薬剤師塾を楽しみにしていました。分かりやすい説明で大変分かりやすかったです。ありがとうございました。
4月からの研修会に関してですが、18時半からの早い時間に参加できない方もおられるため、今より時間を遅らせるのは全く問題ありません。幼い子を育てておりますので20時からのスタートで終わりの時間を考えると、できれば19時半からのスタートだと助かります。私事で勝手を申しまして大変失礼いたしました。もし難しいようでしたら再放送でも構いません。曜日はいつでも大丈夫です。


25.便秘の透析患者に対して、透析による腸内の虚血が起きること、硬結便がたまって腸管裂孔を起こし、また、便のほかにイオン交換樹脂が、腸内で塊になって腸閉塞を起こしている実際を見て、毎日便が出るように指導する必要性を感じました。
刺激性下剤は頓用で使用するが推奨。
酸化マグネシウムは使用されますが、ラクツロースはあまり使用されません。刺激性便秘薬を週に3回(または連日)使用する処方が多いです。ルビプロスト、リナクロチドを連日(1日おき)使用する方法が推奨されているわけですが、刺激性便秘薬を増量する傾向が多いです。腸内環境の改善についても、積極的にかかわるようにしたいと思います。
抗血栓薬と一緒にPPIを投与し続けることが多いですが、胃のPHが上がり、腸内環境にも影響することで、下痢などの消化器症状はないのですが、味覚異常を訴える患者に、プロバイオテックスは有効なカギになるでしょうか。亜鉛を投与したり、今回はPPIをH2ブロッカーに変えて、様子を見ているところです。何か他の提案があればご教授いただければ、幸いです。


以上です。ご回答、ありがとうございました。
今後の薬剤師塾の運営の参考にさせていただきます。1人だけ質問が来ていますが後ほど、回答させていただきます。

 このウエブセミナーでは「まとめの部分」を時間が足らずに、というか、いつもの平田の冗長な話し方のため、うまくまとめられませんでした。言い足らなかった部分を以下にまとめさせていただきます。


学び直し 薬物動態学のまとめ

1.PK/PDにも限界はある~①PPIについて~

 PK(pharmacokinetics)/PD(pharmacodynamics)理論、つまり薬物の血中濃度推移と臨床効果の関係がほぼ確立し、有効かつ安全な投与設計が確立しているのは抗菌薬・抗真菌薬くらいです。抗菌薬・抗真菌薬のPK/PDに関しては米国ウィスコンシン州のMiddleton Memorial Veterans HospitalのWilliam A. Craig博士による感染症マウスを使った実験によって体系化されました。Craig先生は2016年の日本TDM学会で来日し、ご講演される予定でしたが、直前になって脳卒中のため、来日できなくなったため、その当時、TDM学会の理事であった平田は大いに落胆したことを覚えております。 この続きは登録ユーザーのみ閲覧できます

 9月に収録された第36回薬剤師アカデミーウェブセミナー「どんな薬かをイメージしてみよう! 学び直し 薬物動態学」では講演後のアンケートでたくさんのあたたかいご意見をいただきました。この中で個人が特定できそうな内容や、少し強めのご意見は除いて、お見せすることが主催者の株式会社EPファーマライン様のご厚意で可能になりましたので開示させていただきます。また第36回薬剤師アカデミーを見逃した方、公開期間は2024年10月8日までですが、見ることが可能になりました。

【薬剤師アカデミー特設サイト】

 今後は「平田の薬剤師塾」後のアンケート内容も個人の特定されないようなものを除き、ためになるご意見やご批判も載せていき、今後の運営の参考にさせていただこうかなと前向きに考えています。

平田純生


アンケート

1.平田先生の著書はいつも参考にしています。平田先生の講義が聞けてさっそく役に立ちそうです。

2.とても分かり易くかつ面白く、90分があっという間でした。先生のホームページでも、ぜひ勉強させていただきます。

3.平田先生の講義は大変ためになり興味あるので勉強になりました。平田塾のサイトも確認してみたいと思います。

4.薬物動態が少し好きになりました。

5.苦手な薬物動態に関して大変分かりやすく講義いただいてとても嬉しかったです。実際の現場での薬の使い方をもっと具体的に聞きたかったので、続編の講義をぜひお願いします

6.普段薬物動態まで考えて仕事をしていなかったので、目から鱗な話が多くて聞いて良かった

7.薬物動態学は学生時代ぶりで忘れていましたが今回の講義を聞いてとてもためになりました。

8.学生の頃から苦手だった分野なので有り難かったです。これをきっかけに先生のブログで勉強したいと思います。

9.日常の業務中にももっと1つの薬剤、1枚の処方箋について深く掘り下げたいと再認識しました。

10.日頃の疑問がある程度解決されましたが、まだまだ、学習が足りないため、もっと努力が必要。学習の方向性を定めるための有意義な講義だった。

11.グラフや数値を表示させて口頭説明するだけでなく、それらによりどう解釈できるのか、結論まで文章で表示していただけたので、大変わかりやすかったです。振り返りやすいです。

12.ずっと平田先生の講義を楽しみにしておりました。薬物動態が苦手という意識が和らぎました。大変勉強になりました、ありがとうございました。

13.薬物動態について大学時代の勉学の意義を改めて感じられる素晴らしいご講演でした。

14.それぞれの剤形の薬物動態について詳しく学び直すことができ、とても勉強になりました。また他の方がされていた質問も鋭い視点のものが多く、勉強になりました。

15.わかりやすかったです。というのも、例題を、交えたり、色々なことに例えて下さいましたので、楽しかったです。平田先生のブログを見させて頂き、更に勉強したい気持ちが湧きました。ありがとうございます。

16.やはり講義が素晴らしいです。教えたい、という先生の熱意が伝わってきます。また、知りたいことについて話してくれる、とてもスッキリするご講演です。

17.薬物動態は一つ一つ理解するとより薬剤師として成長できると感じた。

18.大学での勉強以来、業務に活かしづらいため失念していた部分がありましたが、改めて学び直すことができ、大変面白かったです。

19.薬物動態学を苦手なまま薬剤師として働いていることに大変恥ずかしいという思いを抱きました。しっかり勉強・理解をし直して、患者さんのために働いていかなければと決意を新たにしたところです。ありがとうございました。

20.薬物動態は仕事中意識することが少なかったが、考え方や捉え方を参考に患者さんへのアドバイスなどに生かせそうです

21.大学で学んだはずなのに実務でほとんど活かせておらず、このままではいけないと感じて受講しました。症例形式でイメージしやすく、もう一度教科書を開いて学び直しをしたいと思えました。患者さんの治療に還元できるよう、今日から頑張りたいです。

22.苦手だった薬物動態をわかりやすく説明していただき、とても理解しやすかったです。これからやり直して学んでいきたいと思います。

23.基本的な内容から、腎機能低下時の投与量の計算という臨床に役立つ内容まで幅広く勉強になりました。薬物動態というと難しいイメージがありますが、平田先生のお話はわかりやすかったです。ありがとうございました。

24.薬剤師の職能を発揮できる分野であるのに、とても苦手な分野です。学び直しをしよう!とやる気がでました。きっかけを与えてくださりありがとうございました。平田先生のブログは存じておりましたので今後も拝読させていただきます。本日は大変ためになる講義ありがとうございました。

25.薬物動態が苦手なので少しでも理解が深まればと思い受講しました。 今回のセミナーをきっかけに取り組みやすくなったので続けていきたいとおもいます

26.学生時代以来、久しぶりに聞く用語などもあり、復習的な部分と実例を用いた実践的な部分があり、勉強になる内容でした。

27.苦手な分野であったが、分かりやすく説明いただけ良かった。ただ基礎知識がないため理解が難しいところもあった。もう一度やり直してみます。先生が仰るように、かっこいい薬剤師になりたいです。ありがとうございました。

28.恥ずかしながら薬物動態学に触れるのは学生以来でしたが、わかりやすく噛み砕いて説明してくださり興味を持って学ぶことができました。動態学の基礎から、筋肉量が少なく見かけの腎機能がよくなる例にいたるまでたいへん勉強になりました。少しずつでも、今日学んだことをもとに学習を続けていきたいと思います。ありがとうございました。

29.今まで薬物動態についてよく分かりませんでしたが、初めてなるほど~と思いました。添付文書をより活用できそうです。学生時代に平田先生の講義を受けたかった!平田先生の薬剤師塾で勉強します!

30.苦手だしもはや諦めていた薬物動態を、大学時よりも関心強く聞き、少しかもしれませんが理解が深まったと感じました。薬剤師としてより自信を持って取り組める気がするので、ブログの方も読ませていただこうと思いました。タイトル通りの良いセミナーをありがとうございました。

31.病院勤務ですが精神科ということもあり、日頃は調剤業務がほとんどです。今回の講義で、本当の薬剤師の存在意義は何なのかを考えさせられました。もっともっとお話を聞きたかったです。

32.薬物動態、これまで何回聞いたり調べたりしても、結局身につかないまま、使うこともないまま、ここまできてしまいました、、。とても分かりやすく、テンポの良い講義で、これなら薬物動態も好きになれそうと思いました。HPなど参考に見直ししたいと思います。ありがとうございました。

33.苦手な薬物動態を自己研鑽するきっかけになればと思い拝見させていただきました。現場でどう考えるか、例をまじえての話があり分かり易かったです。ありがとうございます。

 

講演依頼に関しましては平田のメールアドレス hirata@kumamoto-u.ac.jp までお気軽にご連絡ください。

 

 以下は講演後にいただいた質問に回答させていただきます。 今回の講演で言い足らなかったことは、数日後までにまとめて解説したいと思います。

平田純生


第36回薬剤師アカデミー
「どんな薬かをイメージしてみよう!学び直し 薬物動態学」
【当日質問】に対するQ&A

1.講演内容からはずれるかもですが、アダラートCRの動態部分で。 L,CRの動きがわかったのですが先発とGEの錠剤の構造が違う(先発は梅干しみたいになってません?)のにGEと同じ動態を示すというのはどう考えたらよいでしょうか?もしくは先発とGEでBAが異なるということになりますか? この続きは登録ユーザーのみ閲覧できます

 9月19日(木)に株式会社EPファーマラインによる第36回薬剤師アカデミーで「どんな薬かをイメージしてみよう!学び直し 薬物動態学」というテーマで90分の講演をさせていただきました。
 おかげさまで4000人近くの方が視聴されましたが、当日はネット環境が不調によりマイクの不調、マウスが動かないなどのトラブルがあり、精神的に葛藤があって、決して良い内容とは思わなかったのですが、聞き直してみるとEPファーマラインの担当の方の編集によって、わかりまとめていただいたように思います。おかげさまで多くの方から、高評価をいただきました。
 この講演前に多くの事前質問をいただきました。今回は、その事前質問にお答えさせていただきます。

平田純生


第36回薬剤師アカデミー
「どんな薬かをイメージしてみよう!学び直し 薬物動態学」
【事前質問】に対するQ&A

1. 薬物動態学の学び直しとしてお勧めの書籍があれば教えてください。

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プロフィール

平田純生
平田 純生
Hirata Sumio

趣味は嫁との旅行(都市よりも自然)、映画(泣けるドラマ)、マラソン 、サウナ、ギター
音楽鑑賞(ビートルズ、サイモンとガーファンクル、ジャンゴ・ラインハルト、風、かぐや姫、ナターシャセブン、沢田聖子)
プロ野球観戦(家族みんな広島カープ)。
それと腎臓と薬に夢中です(趣味だと思えば何も辛くなくなります)

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