平田塾の4演題が決まりました。
11月15日(金)17:00~21:30
「CKD の薬物療法のすべて」をベイシックから最新情報まで熱いメッセージをお届けします。テーマは都合により変更になる可能性があります。
事前参加登録必要(有料:1000 円、軽食・テキスト付き)
参加登録はこちら ⇒ 本大会HP 事前参加登録画面
◆透析導入数を減らすための薬剤師の役割(PHC株式会社共催)
◆腎機能低下時の中毒性副作用を防ぐ
~透析患者なのにバンコマイシンを初回常用量投与?~
◆薬剤性腎障害を防ぐ ~軟膏が原因で腎機能正常者が透析導入?~
◆CKD患者の薬物適正使用Q&A ~皆さんの質問にお答えします~
※質問のある方は運営事務局までメール (jsnp13@jtbcom.co.jp) にてご連絡ください。
当日も質問を受付いたします。できるだけ回答したいと思っておりますが、時間の都合上、回答できないこともあり得ます。 回答できなかった質問に関しましては、熊本大学臨床薬理学分野のホームページ上で、学会終了後、できるだけ速やかに回答させていただきますので予め、ご了承いただけると幸いです。
アトラクション決定!~Marie with Men~
平田塾のアトラクションが、Marie with Menに決まりました。
龍野マリエさんのヴァイオリンにピアノ、パーカッション、ギターが入る予定です(都合によりメンバーが増減するかもしれません)。皆さんご存知の曲もやっていただけると思います。素敵な音楽で疲れた脳を癒してください。Marie with Menのライブは 19:00から19:25 の予定です。
ヴァイオリニスト 龍野マリエさん(熊本出身)
1990年:熊本に生まれ3歳よりヴァイオリンとピアノを始める。
2013年:東京音楽大学を首席で卒業。
2014年~2016年:ルーテル学院中学校にて音楽の非常勤講師を務める。
現在:東京と熊本を中心にソロ・アンサンブルで活動中
HPはこちらから → 第13回日本腎臓病薬物療法学会学術集会・総会HP
平田塾はこちらから → 理事長講演「朝まで平田塾」
第13回日本腎臓病薬物療法学会ではRound Table Discussionを予定しております。専門家を囲む参加型の少人数ゼミで、日曜日の早朝60分間です。有料で事前予約が必要です。実力のある臨床家・研究者に講師になっていただきましたが、内容は初心者向けになっております。専門家である講師、あるいは参加者同士で積極的に発言、質問、議論してください。テーマは一応定めておきますが参加者・講師の話し合いで内容を変えることもできます。定員は1テーマにつき8名を予定しております。
講 師 | テ ー マ |
---|---|
古久保拓 | 薬剤師として知っておくべき透析の薬物療法 |
竹内裕紀 | 薬剤師として知っておくべき腎炎・腎移植の免疫抑制療法 |
山本武人 | 薬剤師として知っておくべき持続的血液浄化法 |
大野能之 | 相互作用を定量的に評価してマネジメンしよう |
辻本雅之 | 薬剤師として知っておくべき薬物動態 |
小林道也 | 薬剤師として知っておくべき統計または論文の書き方 |
柴田啓智 | AKIを含めた急性期患者に対する薬剤師の関わり |
平田純生 | 薬剤師として知っておくべき腎機能評価 |
※参加者の募集は 本日8月1日(木)19時より 本大会HP 事前参加登録画面 で開始します。参加費:1名1000円(朝食は付いておりません)
※満席となりました。
平田は今までに2回、国際TDM学会に参加しました。この学会では通常の講演や発表だけでなく、早朝に開催されるラウンドテーブルディスカッションという朝食(といってもパンとコーヒーくらい)を食べながら10人程度の少人数で専門的な討論を行うという画期的な催しがあります。
私は42歳のときに果敢に(無謀?)にも2つのテーマにエントリーしましたが、その当時は多少の英語は話せても、TDMの経験年数が浅く、内容がさっぱり理解できず、貝のように黙り込んでしまった苦い経験があります。
6年後の2回目の参加の時には自分の情けなさへのリベンジで「タンパク結合率」と「ジゴキシンのTDM」に参加しました。どちらの講師もこの分野では非常に有名な研究者で、講義に対して、いつでも質問や追加発言してもいいスタイルなので、私も必死で数回発言させていただきましたが、予定の1時間はあっという間に過ぎていきました。日本TDM学会でも国際学会を催す前に試験的に1度やったことがありますが、テーマは一応、前もって決めておきますが、あとは自由ですのでメンバーの意見によって「こんなことが知りたい」という意見でテーマを変えることもできます。
白板を用意することもできますが、基本的には講師が1~2枚の用意してきたハンドアウト(おしながきのようなもの)を配布し、ディスカッションするというものです。学会だと時間も限られているし、人前で質問しにくいと思っている方も少人数であれば、いろんなことをその中でおそらく一番よく知っている人に直接、質問できてその回答をみんなで共有できるというのがこのラウンドテーブルディスカッションの魅力だと思います。
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内科系で若手講師第1位、もちろん腎が専門
教育講演6「透析患者の薬物療法~最新情報~」
大阪大学大学院医学系研究科
腎疾患臓器連関制御学 濱野 高行先生
透析医療、特にCKD-MBD(CKDに伴う骨ミネラル代謝異常)の第一人者の先生です。平田は腎臓学会・透析医学会ではっきりものをいう、インパクトの強い濱野先生の講演が大好きで、熊本腎薬にも来ていただきました。2018年末の調べで「講演を聞くとすればこの先生が一番おすすめ」というアンケートで一般内科の先生の中で1位に選ばれました。大いに納得です。今回はCKD-MBDだけでなく新たな経口腎性貧血治療薬のHIF-PH阻害薬のお話も聞けそうです。
https://www.mixonline.jp/tabid55.html?artid=66801より引用
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高齢者薬物療法といえばこの人
教育講演5「虚弱な高齢者と薬に対して薬剤師がやれること」
温石病院薬局 森 直樹先生
高齢者薬物療法といえばこの人です。熊本大学薬学部育薬フロンティアセンターの抄読会に13年前から積極的に参加していただき、力をつけてきた苦労人です。平田と同じく小さな病院だからこそできる他職種との連携で実力を蓄えました。まずは高齢者の嚥下障害でブレイクし、地道に講演内容の幅を広げてきました。昨年は熊大薬学部の卒後教育のトリで「後期高齢者の生活習慣病」というテーマで語っていただきましたが、これが、聴衆を感動の渦に引き込みました。スライド作り・話のまとめ方、人を引き込む話力、どれをとっても素晴らしい。聴衆を魅了する講演ではもう森先生にはかないません。
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保険薬局から出てきた
腎のPharmacist-Scientist
教育講演4「外来における腎機能を考慮した
医薬品適正使用を俯瞰する(仮)」
熊本大学大学院生命科学研究部
薬剤情報分析学分野 近藤 悠希先生
平田が熊本に来た2006年には熊本大学の大学院生で、病院に就職を勧めましたが「他人と同じことはしたくない」という考えで鹿児島の保険薬局で実力を発揮しました。今や保険薬局のテーマで次々と英語論文を書ける彗星のごとく現れた若手薬剤師のリーダー的存在です。熊本大学に戻り、平田の影響もあってか、薬剤性腎障害を防ぐため、腎機能を正確に評価するための研究に取り組んでいただいています。臨床だけではなく基礎研究に関しても学生を指導して、ますます幅広い活躍をしており、講演では研究テーマの内容だけではなく、薬局薬剤師の今後を見据えた幅広い活動内容を独特のスライド作り、説得力で伝えています。
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相互作用だけじゃありません、腎も強い
教育講演3「腎に関連した医薬品情報の見方・使い方(仮)」
東京大学医学部附属病院薬剤部 大野能之先生
添付文書を読んだだけではわかりにくい相互作用のインパクトを予測する論文を発表し、それをまとめた「これからの薬物相互作用マネジメント」という本で一層有名になった東京大学医学部附属病院薬剤部の先生。もちろん薬物動態や相互作用には強いですが、古くから日腎薬では活躍しており、若いころは「東の大野、西の古久保」と腎薬の若手リーダー的な存在といわれていましたが、もう若手ではありません。腎も肝も知っている、そして医薬品情報にも長けているスーパー薬剤師で、子煩悩でも有名です。薬の情報を多面的な観点から評価・判断する講演内容にはいつも引き込まれてしまいます。
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ご存知「薬局にソクラテスがやってきた」
教育講演2「薬物療法の個別最適化に向けて
~薬局薬学のエディターの勉強法~(仮)」
アップル薬局 山本 雄一郎先生
日経DIの連載で「薬局にソクラテスがやってきた」の著者といえばだれもが知っている山本雄一郎先生。のめりこんでしまう小説のような世界を舞台に薬学的観点から症例や処方内容を考える。内容は決して簡単ではないため、薬剤師のレベルアップに大いに貢献しています。それをまとめた「薬局で使える実践薬学」が売れに売れてさらにブレイクした雄一郎先生。おそらく薬剤師で現在、最も有名な先生ではないでしょうか?熊大薬学部出身で、熊本のアップル薬局で、有名になる前から地道に若手薬剤師の地力を上げるために頑張ってこられました。今回は地元熊本のために講演していただきます。
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透析患者の薬物療法といえばこの人
教育講演1「症例から学ぶ腎臓病薬物療法学
~どんどんリスク摘み取るモン~」
白鷺病院薬剤科 古久保 拓先生
平田の去った後、白鷺病院の薬剤科をさらにレベルアップさせた人。透析患者の薬物療法に関しては今や誰もかないません。いつも冷静沈着で、どのようなテーマで講演をお願いしても、何か新しいことを加え、工夫して分かりやすい講演をしていただいています。なぜか講演では必ずウケないジョークでスベっていますが、平田の見る限り「スベるジョークを必ずやるが、スベった講演は1度くらいしかない」のです(ただし今年の3月にランニング中にスベって大けがをしたらしい)。そんなところも日本全国に根強い古久保人気の要因かもしれません。なぜか、決して「頑張っている姿」を他人の前で見せない。いや、影でものすごく頑張っているのかもしれません。長い付き合いだけど平田にも分りかねます。
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1月22日に紹介した「全然似ていないけれど、だれかがすぐにわかる似顔絵」を描いた現4年生の内海は実は絵はとても上手だった。遅ればせながら、3月の卒業式で卒業生のために描いたミッキーをお見せします。たった2か月で「内海はこんなにうまく描けるようになりました」ではなく、内海はもともと絵がうまかったということですね。
それにしても平田の顔をリアルに描いてくれなかったことに感謝いたします。
この学会では革命を起こそう。令和維新です!
理事長として最期の1年、熊本大会を集大成の学会にします。研究成果の発表、討議・論議、自己研鑽で大いに学びましょう。テーマは「令和元年肥後腎薬の乱」ですから今までの既成概念を覆すような学会、革命的な学会にしたいと思います。すでにえらいベテランの先生方に演者や座長をしていただくよりも、理事でも代議員でもない若い先生、ベテランでも腎薬ではフレッシュな先生方に是非是非、頑張っていただきたいと思います。ごめんなさい、古い先生方、今回はお休みになるかもしれません。
既成概念はこの学会では通じない。既成概念は壊しちゃいましょう。腎薬は他の学会に比べれば理事・代議員などの役員は若いですが(ごめんなさい。私だけが高年齢ですが・・・・・)、20年後、30年後の腎薬を背負っていく人を発掘する大会になればいいなと思っています。
今回の実行委員にはいわゆる大病院の薬剤部長は1人もいません。みんな若いです。だからスポンサー探し・お金集めには苦労しましたが、企画は独創的で、新鮮です。ぜひ面白い企画を採用しようと思います。熊本大会は内容で勝負。ということは企業による資金援助(実にありがたいものではありますが)に頼らず、観客動員による参加費収入で勝負したい。そのためには熊本大会ではこれでもかというくらい豊富なプログラムを用意します。熊本の総力を挙げて絶対に損はない学会にします。熊本は日本全国からの客集めには決して地の利の良い場所ではありせんが、目標を高く持ちたいと思います。そのためには東京・大阪では2,500人は入る内容にしなくては。目指せ来場者2,000人!それには事前登録1,500人、当日参加500人で達成できます。
1日の長さは変えられません。でも1日の濃さは学会によって違います。日腎薬熊本大会は非常に濃いです。それが3日間あるのですから、この大会の中で、多くのものを吸収して帰ってもらいたいと思います。
そのために、ためになる内容、面白い内容、納得できる内容、盛りだくさんの内容で勝負しますので、乞うご期待です!
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