という言葉を知っていますか?」の意味は、「誰かひとり(この時はエースの前田健太氏)がコツコツ努力して光を放つようになれば、その姿を見てみんなが光りだす。さらに、みんなでそれを続けていると、何もかもが光りだす」と説明し、達川氏は「今の広島投手陣がまさにこの状態でしょう」と言ったそうです。いい職場や学会など様々な場面で、足を引っ張りあうのではなく、協力して頑張るとよりよい環境の社会が実現できるのではないでしょうか。
ブライアン・メイと言えば、映画ボヘミアン・ラプソディで再び脚光を浴びた英国のロックバンド・クイーンのギタリストです。国際社会の軋轢を言ったものでしょうが、国家間の問題だけではなく、保険薬局薬剤師と病院薬剤師、薬剤師会と病院薬剤師会、医師会と薬剤師会、薬剤師と医師、薬剤師と患者さん、薬剤師と看護師、基礎系と臨床系、教師と学生などいろんな軋轢があると思っています。壁を作っておけば楽かもしれませんが、これからは橋を作ってよりよい関係を築いていければなと思っています。もう少し話し合う時間が欲しいのですが、話し合えない人もいる。むつかしい問題ですが、アドラー心理学を分かりやすく解説した名著「嫌われる勇気―自己啓発の源流『アドラー」の教え』を読むと「人の悩みは100%、対人関係の悩み」という言葉には非常に共感しました。
これらの言葉は現・阪急阪神東宝グループの阪急電鉄の創業者の小林一三氏(松岡修造氏の祖父でもあります)の名言集です。僕も今は高齢者になってしまいました。若い人には頑張ってもらいたいので、学会や研究会では頑張っている若い人たちには小さなチャンスを与えたいと思っています。例えば10分間のミニレクチャー、そしてその中に光るものがあるなら30分の講演をしてもらいます。それが及第点なら全国区のシンポジウムで話してもらいます。それが素晴らしければ論文を書いてもらい、それらをことごとく素晴らしいパフォーマンスを見せれば、1人前と認めようと思っています。幸いにして、腎臓病薬物療法学会には一人前に育った薬剤師が多くいます。