7月3日(木)開催の 初心者コース「うまくいく学会発表のこつ」について以下のような質問をいただきましたので回答させていただきます。


Q.pudmedを毎日通勤時間に読んでいだとの話がありましたが、テーマについて透析や腎臓についてなど何かテーマを決めて検索をしていたのでしょうか?
論文のテーマとしては、やはり患者さんに投薬しながらなぜ良くならないのかとか患者さんからの素朴な質問などこういう事がわかったら患者さんに有益だよなということをきっかけに考えていけば良いのでしょうか?

A.毎回、PubMed検索する内容は異なります。毎日見たくなる論文が変わるのと一緒です。例えば医薬品集を作成するときや、TDMや薬物濃度の解析をしたいときに動態・動態パラメータがどこにも載っていないときには検索して載っている論文を探しますし、患者さんに新しく投与された薬の詳細を知りたいときにもそれらの論文を検索しました。研究テーマにして学会発表したり、論文作成するときには引用論文が必要なのでPubMed検索してから、内容を吟味して、必要ならメーカーに依頼して原稿をいただきます。もちろん「患者さんに投薬しながらなぜ良くならないのかとか患者さんからの素朴な質問などこういう事がわかったら患者さんに有益だよなということをきっかけに考えて」よい論文を探すためにPubMed検索することもありますが、検索する前にベイシックな教科書を読んだほうが理解が高まることもあります。それでもわからないことがあれば、わからない点についてPubMed検索することもあります。
 苦労して検索して、よい論文が見つかれば、患者さんやドクターに「いい論文が見つかりましたよ」といって、情報をシェアするときは快感を覚えますね。

 

プロフィール

平田純生
平田 純生
Hirata Sumio

趣味は嫁との旅行(都市よりも自然)、映画(泣けるドラマ)、マラソン 、サウナ、ギター
音楽鑑賞(ビートルズ、サイモンとガーファンクル、ジャンゴ・ラインハルト、風、かぐや姫、ナターシャセブン、沢田聖子)
プロ野球観戦(家族みんな広島カープ)。
それと腎臓と薬に夢中です(趣味だと思えば何も辛くなくなります)

月別アーカイブ