昨日は講義が終わった後、学部長の次の臨床薬学のトップの伊藤教授(日系4世でまったく日本語は話せない)が今学期の試験と大学側の考えを述べ、・・・、ここまでは日本でも編みかけられることですが、学生の声を十分聞いて、「いい意見だね、次回は改善するよ」という感じでディスカッションするのです。
同じ内容の講義をしてほしくない、マイクはもっと高性能のものを使ってほしい、非常勤の先生は本当に専門性でやっている先生であってほしい、まともに質問に答えられないような先生を講師にしてほしくない。などを学生たちは教授に文句や改善案を言い、そのたびごとに教授は「いい意見だ。改善する」と約束していました。

1121.png全ての講師が学生によって評価され、その内容は直ちに講師に伝えられ、次回から講師は改善しなくてはいけません。
これは日本の大学ではないことですね。民主的だし、学生ははっきり自分の意見を言うし、教授は先生の評価(学生による)を受け止めて毎年改善していく。だからこのように短期間で臨床系の講義の改善を成し遂げたのだろうと思います。10年前に卒業した薬剤師に聞いてみても今の講義内容はかなり変わってきています。「この講義って医学部じゃないの?」と思うくらい臨床教育を大切にしています。親友のHaiに聞いてみるとこんなふうに学生の意見を取り入れて毎学期ごとに内容が変わっていくんだそうです。
前述の10年前に卒業したEmanuel Hospitalの薬剤師も最初はドクターに進言しても聞いてくれなかったとか、外科のドクターは頑固で話を聞いてくれないとか、少し前の日本と同じ状況なのですね。
これから日本も変わらなくっちゃ。いや薬剤師を変えなくっちゃと思っています。

プロフィール

平田純生
平田 純生
Hirata Sumio

趣味は嫁との旅行(都市よりも自然)、映画(泣けるドラマ)、マラソン 、サウナ、ギター
音楽鑑賞(ビートルズ、サイモンとガーファンクル、ジャンゴ・ラインハルト、風、かぐや姫、ナターシャセブン、沢田聖子)
プロ野球観戦(家族みんな広島カープ)。
それと腎臓と薬に夢中です(趣味だと思えば何も辛くなくなります)