20160912_3.jpgカープ、とうとうやりました!25年ぶりの優勝。15年連続4位以下だったチームが、奇跡のぶっちぎりの優勝。優勝の瞬間は武庫川女子大の非常勤講師のため、甲子園近くのホテルのテレビで観戦。黒田が泣き、新井と抱き合っているところで僕の涙腺も大いに緩んだ(ホテルの部屋の中でよかった)。やっぱりカープは最高!わしゃ、広島の呉出身じゃけん。

 思えば野村謙二郎監督のころの5年前、レギュラーは決まっておらず、毎試合、岩本、松山、広瀬、ニックあたりが日替わりで4番を打っていた。ほとんどの先発選手の背番号は50番か60番台の若手ばかりで、年俸は石原捕手の1億円以外は1000万前後の若手選手ばかり。先発選手9人併せて巨人の阿部1人分のほうが年棒が高かった。こんなんじゃ勝てるわけないよねって思ってた。4位になったらよく頑張ったとほめてやりたかった。クライマックスシリーズ出場なんて夢のまた夢だと思ってた。

 でもこのシチュエーションは僕が物心ついたころから大人なった1975年までとほぼ同じ。このころも4位になったらよく頑張ったと思ってた。それでも衣笠が入り、山本浩二が入って若手が台頭し、外古場・安仁屋の両エースが頑張っていた。3年連続最下位後の1975年、古葉監督の下でカープは奇跡の初優勝。そのとき僕は大阪薬科大学の3年生の20歳。唯一テレビのある食堂に集まるとまさに「広島県人会」の集まりで、優勝が決まるとみんなで抱き合い、「それゆけカープ」を熱唱し、大いに興奮したものだ。

 古場監督といえば熊本は濟々黌出身。野球が強くって校名がかっこよくって、クリームシチューの出身校って聞けば、私学だと思っていません?僕も熊本に来て初めて知ったのだけれど、濟々黌は由緒ある名門公立高校。偏差値もかなり高い。だけど情けないのは濟々黌のOBの学生たちのほとんど(野球好きの男子までも)が「古葉さん」の名前を知らない。濟々黌はなんてひどい教育をしてるんだろうね。「社会に貢献したOBの名前くらい教えろよ」と今も思っている。僕は濟々黌出身の学生たちに「古葉さん」のことを熊本で啓蒙するのが1つのライフワークだと思ってる。実はそんなむきになるほどのことではないのだが、ついつい、熱弁をふるうので、熊薬の濟々黌のOBたちは「平田ってしつこい、くどい」と思っているだろうね。

 ところで大きな声では言えないけれど、ぼくは今年、カープの試合を6回見に行った。3月の初めに学会スケジュールを調べ、金曜日から日曜日の空きを調べて、行く試合を決めてすぐに宿の予約をし、チケットを最速ゲットできる日をカレンダーに記入し、予約を怠らない。時には途中で抜けられない学会の仕事や会議が入って、僕だけ球場に行けないってこともあったっけ。でもカープは我が家の絆。カープがあるから一家が集まる。カープがあるから会話も弾む。

 でも今年、マツダスタジアムに行ったのはゼロ。毎年広島に23回行っているものだから、「広島はもう行き飽きた。広島でおいしいものも全部食べたし、広島の観光地にもほとんど行った。」と長男が言い出すものだから、今年は横浜2試合×2回、神宮2試合と関東地区で6試合見た。性格の悪い客の多い東京ドーム、ナゴヤドーム、甲子園はできるだけ避け、とっても平和で、黄緑よりも赤色が圧倒的に多い神宮(写真左)、地味な紺色よりも派手な赤色の客が圧倒的に多い横浜(写真右)に行ったのでした。戦績は33敗。う~ん、今年の圧倒的な強さで33敗は厳しい。でも去年の2勝3敗1引き分けよりまだましかな?

 横浜スタジアムは見た目きれいだが、座席が狭いし売店がとっても少ない。神宮は駅から遠いし、見た目が古臭いし、トイレが大行列。その点マツダスタジアムはトイレが混むことはないし、売店の充実度は日本一(日本の全部の球場に行ったわけじゃないですが多分、どこよりもいい)。売店やトイレの廊下が驚くほど広い。シートもバラエティに富んでいて、どの席もゆったり。横浜も神宮も甲子園も人とぶつかるのを避けるのに苦労する。もう1つ、僕のふるさと、呉市二河球場の外野の芝生席も、寝転がって見れるので最高です!1年に1回しかカープの試合はないけどね。

20160912_7.jpg左:神宮球場に虹がかかる。いざ出陣のカープ(撮影平田9/3●1-3)。

右:真っ赤に染まる横浜スタジアム(撮影平田8/123-2

  今年はみんなよくやった。特に若手が頑張った。1番「背は低いがパワーがあり、脚も速い広輔」、2番「人間離れ(サル並み?)驚異の守備範囲の菊池」、3番「顔がでかい丸で~すと自己紹介してた丸」、4番「阪神から戻ってきて大活躍の広島市民の新井さん(写真)」、5番「来年はトリプルスリーが狙える神ってる誠也」、6番「体重120kgだけど肥満じゃないのでCockcrof-Gault式もそのままOKの無双の怪力エルドレッド」、7番「走攻守三拍子揃った安部(カープの選手はほとんど走攻守三拍子揃ってるけど、安部ちゃんはあんまり特徴ないんだよね)」、8番「イケメンぞろいのカープの中で唯一のおじさん顔だけど、リードは抜群の石原(うちの嫁はなぜか石原の大ファン)」、9番「男気・一球の重み、雪に耐えて梅花麗し、20億円を蹴って4億円のカープに帰ってきてくれた元大リーガー黒田様(写真)」。それにセットアッパーのめっちゃ明るいジャクソン、マエケンのいじられ役だった守護神・中崎、みんなよく頑張ってくれました。なんで新井さんで黒田様か、これは僕の熊大でのあまり野球を知らない学生たちへの教育方針です。熊大薬学部臨床薬理学分野に入ると広島には3人の神様がいるから、呼び捨て厳禁。その3人は黒田博樹様、前田智徳様(写真)、そして監督の緒方孝市様(写真)。そしてカープに帰ってくれた新井さんも呼び捨てにしちゃ失礼だと、無理やり作り上げたカープ女子たちに教育しております(実は隠れホークスファンも多いらしいが・・・・)。

 やっぱり来年は全部が真っ赤なマツダスタジアムに行こう。あの聖地へ帰ろう。平和の都市・広島へ!あっ!2月にはキャンプ地の宮崎・日南の天福球場もおすすめです。 

20160912_6.jpg左から新井さん、黒田様、嫁が美人の監督・緒方様、熊本出身の引退した天才打者・前田様

プロフィール

平田純生
平田 純生
Hirata Sumio

趣味は嫁との旅行(都市よりも自然)、映画(泣けるドラマ)、マラソン 、サウナ、ギター
音楽鑑賞(ビートルズ、サイモンとガーファンクル、ジャンゴ・ラインハルト、風、かぐや姫、ナターシャセブン、沢田聖子)
プロ野球観戦(家族みんな広島カープ)。
それと腎臓と薬に夢中です(趣味だと思えば何も辛くなくなります)