日本透析医学会の慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル代謝異常の診療ガイドライン(2025年改訂版)はいったいいつ出るのだろうと思ってた。依頼原稿の締め切りが近づいているが、新しいリン、Ca、intact PTHの管理目標値が不明のままじゃ書けないので大いに困ってたが、透析医学会誌に掲載されないまま、2026年になる直前、12月26日に公開された。2012年以来の改訂、つまり13年ぶりの改訂?通常は5~6年おきにガイドラインは改訂されるはずなんだけど、この学会は遅い。腎性貧血ガイドラインも2016年以来改訂されていない。
2025年版の変更点を要約すると
①血清リン値(0未満から5.5mg/dL未満に)、血清補正Ca値(10.0mg/dL未満から9.5mg/dL未満に)は以前より管理目標が厳しくなった。
②前ガイドラインではP>Ca>PTH の順で管理の優先順位を示したが,今回はPとCaの間に優劣をつけないがP, Ca管理はPTH管理より優先されることになった。
③横山啓太郎先生作成の9分割図はとても使いやすいので、変更点を赤字にしている。低カルシウム血症気味になれば「炭酸カルシウムの食間投与」から他のCa剤の使用も可能になった。ガイドラインの図ではシナカルセトからカルシミメティクスに変更されているが、僕はCa受容体作動薬を用いた。活性型ビタミンDからVDRAに変更されたが僕はそのまま活性型ビタミンDにしている。これらは青地で書いている。
これからじっくり読み込んで、細部まで理解したい。
昨年、出版される予定の2冊が遅くなり、今年はそれらを含めて4~5冊出版されそうです。平田の薬剤師塾No2(じほう)、透析患者の薬剤ポケットブック(メディカ出版)、高齢者の薬ワースト30/ベスト10(中外医学社)、学び直し 薬物動態学(仮: 金芳堂)などです。


