201906_6.png 内科系で若手講師第1位、もちろん腎が専門

教育講演6「透析患者の薬物療法~最新情報~」
大阪大学大学院医学系研究科
腎疾患臓器連関制御学 濱野 高行先生

 透析医療、特にCKD-MBD(CKDに伴う骨ミネラル代謝異常)の第一人者の先生です。平田は腎臓学会・透析医学会ではっきりものをいう、インパクトの強い濱野先生の講演が大好きで、熊本腎薬にも来ていただきました。2018年末の調べで「講演を聞くとすればこの先生が一番おすすめ」というアンケートで一般内科の先生の中で1位に選ばれました。大いに納得です。今回はCKD-MBDだけでなく新たな経口腎性貧血治療薬のHIF-PH阻害薬のお話も聞けそうです。

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https://www.mixonline.jp/tabid55.html?artid=66801より引用

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201906_5.png 高齢者薬物療法といえばこの人

教育講演5「虚弱な高齢者と薬に対して薬剤師がやれること」
温石病院薬局 森 直樹先生

 高齢者薬物療法といえばこの人です。熊本大学薬学部育薬フロンティアセンターの抄読会に13年前から積極的に参加していただき、力をつけてきた苦労人です。平田と同じく小さな病院だからこそできる他職種との連携で実力を蓄えました。まずは高齢者の嚥下障害でブレイクし、地道に講演内容の幅を広げてきました。昨年は熊大薬学部の卒後教育のトリで「後期高齢者の生活習慣病」というテーマで語っていただきましたが、これが、聴衆を感動の渦に引き込みました。スライド作り・話のまとめ方、人を引き込む話力、どれをとっても素晴らしい。聴衆を魅了する講演ではもう森先生にはかないません。

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201906_4.png 保険薬局から出てきた
腎のPharmacist-Scientist

教育講演4「外来における腎機能を考慮した         
医薬品適正使用を俯瞰する(仮)」
熊本大学大学院生命科学研究部
 薬剤情報分析学分野 近藤 悠希先生

 平田が熊本に来た2006年には熊本大学の大学院生で、病院に就職を勧めましたが「他人と同じことはしたくない」という考えで鹿児島の保険薬局で実力を発揮しました。今や保険薬局のテーマで次々と英語論文を書ける彗星のごとく現れた若手薬剤師のリーダー的存在です。熊本大学に戻り、平田の影響もあってか、薬剤性腎障害を防ぐため、腎機能を正確に評価するための研究に取り組んでいただいています。臨床だけではなく基礎研究に関しても学生を指導して、ますます幅広い活躍をしており、講演では研究テーマの内容だけではなく、薬局薬剤師の今後を見据えた幅広い活動内容を独特のスライド作り、説得力で伝えています。

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201906_3.jpg相互作用だけじゃありません、腎も強い

教育講演3「腎に関連した医薬品情報の見方・使い方(仮)」
東京大学医学部附属病院薬剤部 大野能之先生

 添付文書を読んだだけではわかりにくい相互作用のインパクトを予測する論文を発表し、それをまとめた「これからの薬物相互作用マネジメント」という本で一層有名になった東京大学医学部附属病院薬剤部の先生。もちろん薬物動態や相互作用には強いですが、古くから日腎薬では活躍しており、若いころは「東の大野、西の古久保」と腎薬の若手リーダー的な存在といわれていましたが、もう若手ではありません。腎も肝も知っている、そして医薬品情報にも長けているスーパー薬剤師で、子煩悩でも有名です。薬の情報を多面的な観点から評価・判断する講演内容にはいつも引き込まれてしまいます。

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2201906_2.png ご存知「薬局にソクラテスがやってきた」

教育講演2「薬物療法の個別最適化に向けて                
~薬局薬学のエディターの勉強法~(仮)」
アップル薬局 山本 雄一郎先生

 日経DIの連載で「薬局にソクラテスがやってきた」の著者といえばだれもが知っている山本雄一郎先生。のめりこんでしまう小説のような世界を舞台に薬学的観点から症例や処方内容を考える。内容は決して簡単ではないため、薬剤師のレベルアップに大いに貢献しています。それをまとめた「薬局で使える実践薬学」が売れに売れてさらにブレイクした雄一郎先生。おそらく薬剤師で現在、最も有名な先生ではないでしょうか?熊大薬学部出身で、熊本のアップル薬局で、有名になる前から地道に若手薬剤師の地力を上げるために頑張ってこられました。今回は地元熊本のために講演していただきます。

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201906_1.png 透析患者の薬物療法といえばこの人

教育講演1「症例から学ぶ腎臓病薬物療法学
~どんどんリスク摘み取るモン~」
白鷺病院薬剤科 古久保 拓先生

 平田の去った後、白鷺病院の薬剤科をさらにレベルアップさせた人。透析患者の薬物療法に関しては今や誰もかないません。いつも冷静沈着で、どのようなテーマで講演をお願いしても、何か新しいことを加え、工夫して分かりやすい講演をしていただいています。なぜか講演では必ずウケないジョークでスベっていますが、平田の見る限り「スベるジョークを必ずやるが、スベった講演は1度くらいしかない」のです(ただし今年の3月にランニング中にスベって大けがをしたらしい)。そんなところも日本全国に根強い古久保人気の要因かもしれません。なぜか、決して「頑張っている姿」を他人の前で見せない。いや、影でものすごく頑張っているのかもしれません。長い付き合いだけど平田にも分りかねます。

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 1月22日に紹介した「全然似ていないけれど、だれかがすぐにわかる似顔絵」20190603_0.pngを描いた現4年生の内海は実は絵はとても上手だった。遅ればせながら、3月の卒業式で卒業生のために描いたミッキーをお見せします。たった2か月で「内海はこんなにうまく描けるようになりました」ではなく、内海はもともと絵がうまかったということですね。
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それにしても平田の顔をリアルに描いてくれなかったことに感謝いたします。

 この学会では革命を起こそう。令和維新です!
 理事長として最期の1年、熊本大会を集大成の学会にします。研究成果の発表、討議・論議、自己研鑽で大いに学びましょう。テーマは「令和元年肥後腎薬の乱」ですから今までの既成概念を覆すような学会、革命的な学会にしたいと思います。すでにえらいベテランの先生方に演者や座長をしていただくよりも、理事でも代議員でもない若い先生、ベテランでも腎薬ではフレッシュな先生方に是非是非、頑張っていただきたいと思います。ごめんなさい、古い先生方、今回はお休みになるかもしれません。
 既成概念はこの学会では通じない。既成概念は壊しちゃいましょう。腎薬は他の学会に比べれば理事・代議員などの役員は若いですが(ごめんなさい。私だけが高年齢ですが・・・・・)、20年後、30年後の腎薬を背負っていく人を発掘する大会になればいいなと思っています。
 今回の実行委員にはいわゆる大病院の薬剤部長は1人もいません。みんな若いです。だからスポンサー探し・お金集めには苦労しましたが、企画は独創的で、新鮮です。ぜひ面白い企画を採用しようと思います。熊本大会は内容で勝負。ということは企業による資金援助(実にありがたいものではありますが)に頼らず、観客動員による参加費収入で勝負したい。そのためには熊本大会ではこれでもかというくらい豊富なプログラムを用意します。熊本の総力を挙げて絶対に損はない学会にします。熊本は日本全国からの客集めには決して地の利の良い場所ではありせんが、目標を高く持ちたいと思います。そのためには東京・大阪では2,500人は入る内容にしなくては。目指せ来場者2,000人!それには事前登録1,500人、当日参加500人で達成できます。

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 1日の長さは変えられません。でも1日の濃さは学会によって違います。日腎薬熊本大会は非常に濃いです。それが3日間あるのですから、この大会の中で、多くのものを吸収して帰ってもらいたいと思います。
そのために、ためになる内容、面白い内容、納得できる内容、盛りだくさんの内容で勝負しますので、乞うご期待です!

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20190205.jpg特別講演2「心腎連関とBNP」
 熊本大学大学院生命科学研究部 腎臓内科学分野 教授
向山 政志先生

 肝機能であればALT、腎機能であれば血清クレアチニン値のように心不全のバイオマーカーとしてBNPは今でこそ認識されていますが、1990年代の平田は「生理機能検査なしで血清濃度を測るだけで心機能が分かるなんて、すごく便利な検査ができるようになったものだ」と感心していました。ANPやBNPの抗体を作成してそのアッセイ系を確立したのが京大時代の向山教授であり、これによって前述のようにヒトでは心不全の重症度によってBNP濃度が変化することを突き止め1)2)3)、さらにスタンフォード大学でアンジオテンシンⅡ受容体のクローニングに成功したすごい先生なのです。
 そもそもCKDという病名が生まれたのは2002年のことです。循環器医が腎機能の低下した患者ではなぜか心筋梗塞が起こりやすい、心不全が増悪しやすいことに気づき、心機能と腎機能は密接に関与していることを明らかにしたのです。CKDはCVD(脳心血管病)の独立した危険因子であること、一方でCVDもCKDの危険因子であることが報告され、心腎連関として注目されています。米国ではCKD患者は透析導入に至る前に、むしろCVDで死亡する確率が高いことも報告されました。だからchronic renal failureという米国のnative speakerにもわからない病名に代わり「chronic kidney disease: CKD慢性腎臓病」という一般人でもわかりやすい病名が作られたのです。
 心腎連関の分子機序としては交換神経系、レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系が心臓・腎臓の上位で関わっていますが、心臓で分泌されて腎臓に作用するANP・BNPファミリーも深く関わっています。これらのシステムを制御することによって心不全・腎不全の合併を防げますし、逆に制御できなければこれらの調節の破綻が生じてしまいます。日腎薬熊本大会の11月17日(日)の特別講演では心腎連関とBNPについて向山先生からわかりやすく教えていただきたいと思います。

1) Mukoyama M, et al: Increased human brain natriuretic peptide in congestive heart failure. N Engl J Med 1990; 323 : 757-758
2) Mukoyama M, et al: Human brain natriuretic peptide, a novel cardiac hormone. Lancet 1990; 335 : 801-802
3) Mukoyama M, et al: Brain natriuretic peptide as a novel cardiac hormone in humans. Evidence for an exquisite dual natriuretic peptide system, atrial natriuretic peptide and brain natriuretic peptide. J Clin Invest. 1991; 87: 1402-1412

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  この先頭を走っているおじさん、だれかわかりますか?そう、平田です。カープの帽子をかぶって眼鏡をかけててひげを生やして走ってる・・・・、これくらいなら広島県には結構いるでしょうが、腎臓を持って走っているおじさんは広島にもいない。そして熊本城ホールに向かって走っているとくれば平田しかいません。
 この特徴ある似顔絵(決してうまくはない)は臨床薬理学分野の内海さん(山口出身で中国新聞の影響からか家族はみんなカープファンだが本人はあまり興味ない)によるもので、私の後ろを追いかけている腎臓を持ったお嬢さんが本人であります。描かれた場所はゼミ室の白板です。
 弁解しておきますが、私、変人ではありませんので、決して人間の生身の腎臓は持って走りません。学生に教えるために腎臓のプラスチック製模型は2種類持っていて、それを持って大学内を走る(授業に遅れそうになって)ことはあるかもしれませんが、カープの帽子は大学ではソフトボール大会以外ではかぶりません。
 でも平田は2019年11月15日~17日に熊本城ホールで開催される日本腎薬熊本大会に向けて、今も奔走しているのであります。でも腎臓模型を持って走ることはない・・・・。

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プロフィール

平田純生
平田 純生
Hirata Sumio

趣味は嫁との旅行(都市よりも自然)、映画(泣けるドラマ)、マラソン 、サウナ、ギター
音楽鑑賞(ビートルズ、サイモンとガーファンクル、ジャンゴ・ラインハルト、風、かぐや姫、ナターシャセブン、沢田聖子)
プロ野球観戦(家族みんな広島カープ)。
それと腎臓と薬に夢中です(趣味だと思えば何も辛くなくなります)

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