7月17日(木)中級者コース 申込受付中
学会発表、論文作成、英語論文作成のこつ~論文にしないと評価されない~
◆8月21日(木)特別講座  申込受付中
学会発表、論文作成ゼミナール(講演ではなくディスカッションを予定)
受講条件:1~2年以内に学会発表・論文作成を目指す方で、7月の平田塾に参加された顔出し可能な方(先着20名)

9月以降のスケジュールはコチラから

 学会発表してみたいけど、論文を書いてみたいけど、どうやったらいいかわからない方、どうやってテーマを見つけたらいいのかわかんない方を対象のゼミを開催します。今回はいつものように受動的に講演を聴くだけではなく、参加者全員で討論しますので顔出しOKの方々のみを対象にします。そしてできればこの1~2年の間に学会発表・論文作成をしてみようと思う方に限らせていただきたいと思います。
 参加者希望者は必ず、「学会発表・論文作成に関して」どうすればいいのか、などの具体的な質問を申込時に記載してください。

◆8月21日(木)開催「特別講座:学会発表、論文作成ゼミナール」
 講演ではなく
ディスカッションのみとなります。
 お申し込みは こちら から
 先着20名/8月19日(火)締切

(クリックするとPDFが表示されます。)

 おそらく学会発表の最初のネタは症例を見て、それに対して疑問を持つ、あるいは論文を読んで「同じようなこと、できないかな?」ということから始まると思います。そのような症例や経験の積み重ねが学会発表ネタ、論文ネタになると思います。この薬を飲んだ患者さんの検査値や症状がどう変わっていくかを観察してもいいし、辛抱強く長期間、前向きに同様の症例を集めるのもいいでしょう。いろんな勉強会や学会に参加してときめくネタがあれば、それを参考に真似できないか、試してみましょう。いろんな論文を読んでときめくようなことがあれば、自分の職場に置き換えて似たようなことができないか試してみましょう。これらの実行力が論文を書く原動力になります。今回の学会発表・論文作成ゼミナール、参加者が2~3人(1人だけもやるよ!)になるかもしれない。ひょっとしたらすごく面白くなるかもしれないし、つまんないものになるかもしれません。それは参加するあなたの興味の大きさ次第で変わると思います。

 7月3日(木)開催の 初心者コース「うまくいく学会発表のこつ」について以下のようなアンケートの回答をいただきました。原文のまますべてのアンケート内容を紹介させていただきます。


貴重な講演をありがとうございました!


今日は貴重なご講演をありがとうございました。私も認定薬剤師を取るために論文が書けるようになりたいと思うのですが、なかなかどう書いていいかわからず、悶々と日々を過ごしております。1日一論文読む。しかも原著論文を読む」っていうお話を聞いて反省しました。日常業務をして、どこを論文化すればいいのかわからないので、なるべく論文にあたって、日常業務の中で疑問を論文にできるようになりたいと思いました。


私も薬剤師になって20年経ってしまいましたが今やっとやりたい事ができてこれからなのかなと感じております。ただ知識やメンターがいないため、保険薬局におりますがテーマを決めて論文を書いて、薬局薬剤師のモチベーションを上げていきたいと思いました。


講習ありがとうございました。 学会については仕事場で自分の番が回ってきたら何か発表しないといけないので、テーマとかどうやって見つけるんだろうとか、何か参考になることがあればと思って視聴させていただきました。 自分にできることを探すことはまだまだ先が長いけど、自分の番までに何か見つけることができればと思います。 次回も楽しみにしています。


とても興味深く受講させていただきました。 自分自身も40才に入ってから、仕事が楽しくて仕方なくなり、チーム医療の仲間に加われるべく日々勉強中です。今回のお話でなんでも前向きに考え、いただいた仕事はチャンスと捉えるという言葉が響きました。そして、自分のために仕事に役立つ表を作ってみようと思います!


とても勉強になりました。


認定を受けるために学会発表が必須なことがよくあります。熱量がないわけではないですが、日々の業務に追われてなかなかです。(ただの言い訳かも。)テーマが決まらないと走らせにくいので、進展しないのが現状です。


今日も素晴らしいご講義をありがとうございました。モチベーションを維持できるご講義でした、次回のご講義も楽しみにしています。


本日もありがとうございました。次回の中級者コースも楽しみにしています。 (言葉足らずの質問をしてしまいましたが、森住先生に上手く言語化していただき、今後の参考となるコメントをいただけました。ありがとうございました。)


本日も平田先生が熱中していた時代のお話を聞けて胸が熱くなりました。一つ一つの言葉を受け取って明日からの業務に活かしたいと考えています。ありがとうございました。

 6月19日(木)開催の 中級者コース「腎機能悪化を防ぐ血圧・血糖管理」について以下のような質問をいただきましたので回答させていただきます。


Q.シックデイで入院した患者がジャディアンスを服用していたので中止について医師に相談したところ、DMで飲んでるわけではないので継続、と言われました。ビーフリード一本程度の補充で3日間絶食でしたが、DMでなければSGLT2iは継続でも良いのでしょうか。

A.SGLT2阻害薬でシックデイになる一番危険な症状はケトアシドーシスだと思います。DMではない患者さんであれば他の糖尿病治療薬によるシックデイの可能性が高いのではないかと僕も思います。ただし、他の薬剤情報が示されていないので、よくわかりません。


Q.具体的な症例にもとづく講義に感謝いたします。質問ですが、糖尿病を持つ心不全患者が、心不全のためにフォシーガ10mg服用している場合のシックデイの対応を知りたいです。糖尿病で服用している場合とで考え方を変えた方がいいのか、迷っています。

A.前問と同じように、糖尿病患者がSGLT2阻害薬でシックデイになる一番危険な症状はケトアシドーシスだと思います。他の血糖降下薬との併用による低血糖も発症はまれですが考えられます。非糖尿病患者では脱水もありえなくはないのですが、利尿作用の持続しないSGLT2阻害薬で脱水の副作用がなぜ起こるのがよく分かっていません。ループ利尿薬やARNIによる利尿作用が増強する可能性はあります。それ以外でSGLT2阻害薬が単独で急激な体調悪化、つまりシックデイになる可能性があるとは平田には思えないのです。


Q.ACEとARBの使い分けはありますか?ACEは副作用を考えてしまいますがACEのよさはどこにあるか今一つ曖昧なのでご指導いただきたいです

A.教科書的には心不全ではエビデンスレベルの高いACE阻害薬を用い、空咳、血管浮腫などの副作用で使いにくいようであればARBに変更することが推奨されていると思いますが、腎保護に使う場合にはエビデンスレベがほぼ同じなのでどちらでも構いません。日本では薬価の高いARBを製薬メーカーのMRさんが勧めるので、腎保護にはARBがメインに使われていますが、海外では薬価が安いACE阻害薬が主流です。アジア人ではACE阻害薬による空咳が起こりやすいからという説もあります。ACE阻害薬にあってARBにない利点はブラジキニンによる血管拡張作用ではないかと思います。ただしそれによる血管浮腫などの副作用が問題で使いにくくなりますが。


Q.SGLT2阻害薬の利尿作用は3日ほどしか継続しないとのことですが、脱水の副作用が4.5%あるというのは、脱水は投与初期に起こりやすい副作用(それ以降では体液減少が起こりやすい患者以外はあまり脱水は起こらない)という認識でよろしいのでしょうか?

A.利尿作用に関する報告の多くは日本人医師によるもので、カナグリフロジンで1日のみ、その他の報告でも数日間ですし、薬理作用の主たる糖利尿は持続しますが、Na利尿も持続しません。ブドウ糖の再吸収は近位尿細管のSGLT2とSGLT1しかありませんが、Naは尿細管のいたるところで再吸収に関わっているため、近位尿細管以降でNaが再吸収されているのだと思います。したがって、SGLT2阻害薬単独によって脱水が起こるとすれば投与初期に多く発症する可能性があります。またループ利尿薬が併用されている場合には、ループ利尿薬の作用を増強するという報告がありますので、併用によって起こった可能性があります。そしてARNIの利尿作用を増強している可能性も考えられます。ただしSGLT2阻害薬の単独での利尿作用、脱水の機序について詳しく調べた報告はありませんのでよくわかりません。平田が調べられていないだけかもしれませんが・・・・。


Q.日々業務をしている中で、Drへの伝え方・コミュニケーションの仕方も薬剤師としての重要なスキルであると痛感しています。そこで、脱水でSGLT2阻害薬中止し、補液等の治療後、再開せず退院しかかりつけフォローとなった患者さんがいる場合、平田先生は実際どのようにDrへ再開を提案しますか?参考にさせていただければ幸いです。

A.脱水が収まればSGLT2阻害薬を速やかに再開すべきだと思っています。それくらいSGLT2阻害の治療効果は強力ですからしばらく中止する理由はないと思います。その時には「こまめな飲水指導」が必須ですね。ただし脱水や糖尿病性ケトアシドーシスが原因であれば、「食事が摂れない」など、SGLT2阻害薬を投与すべきでない原因があれば中止していただいた方がよいでしょう。


Q.SGLT2阻害薬を服用していても尿糖-の方が数人います。調べると体質でそういう場合もあるとありましたが、本当にそうでしょうか? また、そういった方は効果がないと考えるのでしょうか? 他のSGLT2阻害薬に変更しても変わりませんか? 教えていただけると幸いです、よろしくお願いいたします。

A.僕には尿糖(-)の方が数人いるというだけで驚きです。尿蛋白(-)の間違いじゃないですよね。飲んでないってことはないですよね。しつこいようですが、生まれつき遺伝的な疾患を持っている方なら1人くらい施設にいるかもしれませんが、数人もいるということはあり得ないと思っています。したがって理由は全くわかりません。そして「尿糖が排泄される=SGLT2が阻害されている」ことを示しますので、効果は期待できません。僕には「尿糖(-)の方が(同一施設内に?)数人いる」ということが信じられません。ごめんなさい。


Q.RAS系阻害剤を腎保護目的に良く使用されていますが、ある基準になった時に処方から外すと思いますが、具体的な指標は?またカルシウム拮抗薬(N型、T型など)の使い分けも教えていただきたいとおもいます。

A.「ある基準になった時に処方から外す」とすれば、「CKD診療ガイドライン2023に75歳以上でeGFR<30mL/min/1.73m2になったらCCBを推奨する」と書かれていたから疑義紹介しようという方がいるかもしれませんが、僕としては嫌いな「デジタル薬剤師」の考え方です。例えば、蛋白尿が(-)になったとしても、エビデンスはないとしても、この患者さんの血圧管理がうまくいっていて、有害反応が起こっていなければRAS阻害薬は続けていいと思いますし、透析導入になったとして無尿になれば当然、蛋白尿は収まりますが、透析患者の死亡原因の1位か2位が心不全ですから、症状が出始める前から続けておいた方がいいようにも思います。「ある基準」というのは有害反応が現れて患者さんにとって不利益になった時と考えていいんじゃないでしょうか?

N型、T型が優れているのは動物実験レベルですよね。ガイドラインに書かれるような明らかなエビデンスは二重盲検無作為化比較試験で有意差があったものでないと評価されません。だからそれらが実施されていないN型、T型のCCBは評価されていません。頻脈になるのが嫌などという医師がN型、T型のCCBを好んでいればそれに対して疑義紹介する必要もないと思います。


Q.『高齢者への薬剤処方』の著者○○先生のように、カルシウム拮抗薬は便秘、浮腫などの副作用のため高齢者にはむしろ使いにくく、RAS阻害薬を多用している、という意見もあります。

A.○○先生は高齢者に使うと「いろいろと細かい不都合が起こる薬をまとめた日本版Beers Criteria」をまとめた先生ですよね。平田は高齢者が不満に持つ細かい不都合よりも、重篤な副作用による入院や致死的な副作用を防ぐこと、突然死を防ぐことなどに興味がありますので、薬に対する視点が異なります。

Pimohamed ら1)によると高齢者で入院理由になるような有害反応を起こした薬の中にRAS阻害薬が原因で94人が入院しており、4位にランクされ、その理由は腎障害、低血圧、電解質異常、血管浮腫などでしたが、Ca拮抗薬による副作用で入院は全くありません。

Osanlouら2)によるとRAS阻害薬による入院数は14名で7位にランクされ、腎障害が9名、起立性低血圧3名、高カリウム血症1名、腎不全1名が報告されていますが、Ca拮抗薬による副作用で入院の記載は全くありません(その他の中にに含めれているかもしれません)。

Ca拮抗薬による副作用で緊急入院って平田はほとんど聞いたことがないんです。他薬に比し、便秘も浮腫も軽度で入院するような重篤な副作用ではありません。かたやRAS阻害薬はトリプルワーミーの1つでこれらの報告の上位にNSAIDsや利尿薬が入っており、組み合わせると高齢者ではほぼ確実に腎障害を起こします。僕は些細な副作用で使いやすいか使いにくいかよりも、重い副作用の発症を問題にしています。どっちが安全か、お分かりになれました?

1)Pimohamed M, et al: BMJ 2004; PMID: 15231615
2)Osanlou R, et al: BMJ Open 2022; PMID: 35788071


Q.講義中にも質問しましたが、RAS阻害薬とCa拮抗薬の併用についてです。 RAS阻害薬は輸出細動脈を拡張して糸球体内圧を下げ腎保護作用を発揮しますが、ジヒドロピリジン系Ca拮抗薬は輸入細動脈を拡張するので、内圧が上がってRAS阻害薬の腎保護作用が弱まることはないのでしょうか? 逆にRAS阻害薬のデメリットである腎虚血にはCa拮抗薬の併用は良い効果をもたらすのでしょうか?

A.おっしゃる通りです。ジヒドロピリジン系Ca拮抗薬は有意ではないですが、輸入細動脈を拡張するので、糸球体内圧がやや上がって蛋白尿をやや増やす薬です。しかしRAS阻害薬のデメリットである腎虚血を打ち消してくれるのであれば、血圧管理がうまくいっていなければ、腎硬化症が進行してしまう恐れがあるのでCa拮抗薬の併用は大いにありだと思います。


Q.アルブミン尿のmg/gCrの算出方法を教えてください。

A.尿中アルブミン/Cr比 (mg/gCr) = (尿中アルブミン濃度 (mg/dL)) / (尿中Cr濃度 (mg/dL))

 6月19日(木)開催の 中級者コース「腎機能悪化を防ぐ血圧・血糖管理」について以下のようなアンケートの回答をいただきました。原文のまますべてのアンケート内容を紹介させていただきます。


今回も熱いご講演をありがとうございました。今回は症例を見ながらのお話もあり、よりわかりやすかったです。次回以降もよろしくお願いします。


毎回、非常に勉強になる講義をありがとうございます。何度も何度も先生の講義を受けているとより深くまで知識が定着していくのを実感し、職場でそれを実践できた時にはやりがいを感じます。今後の講義も楽しみにしております。


症例を通じて色々なエビデンスを紹介いただきとても勉強になりました。贅沢な勉強会でした。


いつも大変勉強になります。


初めて受講しました。先生のお名前は本でよくお見かけしていましたので、講義を拝聴できることに大変嬉しくなりました。
実際の講義も具体的な症例に基づく大変分かりやすいもので、検査値の読み方含め、とても有意義な時間を過ごせました。
今後もテーマにより拝聴させていただきたいと思っています。
当日の講義中にチャットで質問しています。ブログに回答しただけるとおうかがいした記憶があります。楽しみにしております。


2日間とても勉強になりました。ありがとうございました。


貴重な講義をしていただきありがとうございます。


2週続けて講義があるので更に理解が深まりました。オンデマンド配信があるので次の講義のギリギリまで前回の講義を何度も聞けて、とても勉強になりました。


知らぬうちにイナーシャに陥っているのだと驚きました


HbA1cの患者に伝わりやすい指導方法など参考になった。


平田先生の最初のメッセージで、飲みたくなるような服薬指導をしているか、改めて考えさせられました。
とても勉強になります。オンデマンドも再聴講させていただきます。


平田節が癖になりそう。難しい内容はついていけそうにないので、初心者の内容も今後もお願いします。


症例を例に薬剤師ならではの視点で読み解く講義、大変勉強になりました。
初めて平田先生の講義を聞いた時は、用語や症例を聞いても半分以上理解できませんでした。その後調べたり、仕事での処方例から腎臓について考えたりするようにしていたら、今回の講義内容が理解できるようになったことを実感しました。これからも精進していきます。


平田先生と那須先生はじめスタッフの方々のご尽力に感謝します。今回の内容は、これまでの講演と重複するところも多々ありましたが改めて復習させていただきました。高齢者に使用する降圧薬について、平田先生のご意見では、RAS阻害薬は諸刃の剣であり、カルシウム拮抗薬が使いやすい、とこれまでしばしばおっしゃっておられます。その一方で、いろいろな勉強会に参加しておりますと、『高齢者への薬剤処方』の著者今井博久先生のように、カルシウム拮抗薬は便秘、浮腫などの副作用のため高齢者にはむしろ使いにくく、RAS阻害薬を多用している、という意見もあります。


貴重なご講演、ありがとうございました。具体的な症例を提示していただきましたが、先生が提示された症例のようなケース、特に営業されている患者さんのケースは私も遭遇します。「わかるわかる」と共感しながら聞いておりました。何年この仕事をやっても患者さんとのコミュニケーションが難しいのですが、目の前にいる患者さんに透析をさせてはいけないという気持ちを忘れずに、患者さんから話をうまく引き出せるようになりたいと思いました。


無料でここまでの情報を提供いただけるのは驚きました。自分の力の無さを痛感してますが、気付けたことをげんびで活かせたらと思います


とてもおもしろくて勉強になりました!動画も見返して復習します!


蛋白尿(+)で腎過剰濾過状態の方の指導をしているのですが、精神的に不安定な方で、減塩などの生活改善がほとんどできず悩んでいます。(薬はBG、ARB、SGLT2i、GIP/GLP1、MRAが入っています。)食事療法に積極的になってもらえるようになにかできないか、これからも考えていきたいと思っています。しめじやえのきの話を少し匂わせただけで、とても嫌がられるのでなかなか難しいです。
今回のお話は、とても身近で面白かったです。


飲水指導は日頃からしていましたが、より自信を持って強く指導ができるように変わりました。ありがとうございました。


毎回基本から応用まで内容が盛りだくさんで、ついていくのに必死です。youtubuでの配信も本当にありがたいです。1回では理解できないことも、繰り返し聞いて、そういうことか!と、自分なりにまとめたりしています。今後も楽しみにしています。


処方箋から話を広げていただき、検査値と結び付けた説明や、投薬時のポイントなど、大変為になり楽しい講義でした。今後も、処方箋、検査値、患者からの訴え等から、考えながら、投薬や疑義、医師への提案ができるように精進していきたいです。


勉強になりました。

 6月12日(木)開催の 初級者コース「糖尿病と高血圧」について以下のような質問をいただきましたので回答させていただきます。


Q.腎炎と糖尿病性腎症で、尿検査に違い(蛋白尿かアルブミン尿)があるのはなぜですか?

A.理想的にはアルブミン尿を測定できた方が早期腎障害をキャッチしやすいので望ましいのですが、高価なため、糖尿病患者にのみ保険点数が認められています。非糖尿病CKD患者では蛋白尿を測定しますが、アルブミン尿を測定する必要がある場合には自費で測定してもらうことになると思います。


Q.腎保護の観点から、スタチンはいつまで(CGA分類など)に導入し、いつまで続ければ良い(もはや続けてもアウトカムの改善は期待できない状態の目安≒役目を終えた)のでしょうか。

A.スタチンの腎保護作用については僕自身、あまり経験がないのでよく知らないのですが、スタチンにはLDLを下げるだけではなく抗酸化・抗炎症作用・血管内皮機能改善作用も期待できること、2つのエビデンスレベルの高いメタ解析1)2)によってGFRの低下を緩徐にすることが明らかになっていますので、GFRが60を切った段階のCKDとなった時点で一次予防として米国ではスタチン投与が推奨されているようです。日本のCKD診療ガイドライン2023では2Bの推奨なのでちょっと微妙です。おそらく透析導入後は推奨されていないようです。

1) Tonelli M, et al: Circulation 2005: 112: 171-178.
2) Fried LF, et al: Kidney Int 2001: 59: 260-269


Qグループホームに入所している高齢の患者さんに、メトグルコ3錠朝食後、併用薬としてARB、利尿薬がありました。メトグルコの処方意図を先生に聞いたところ、前医がそうしていて患者さんの容態が安定しているための維持的な処方と言われました。この処方は平田先生ならどうお考えでしょうか。なお、この患者さんは3食食事の摂れる、寝たきりの方だと聞いています。よろしくお願いします。

A.糖尿病患者さんですね。年齢・腎機能・体格なども知りたいところですが、「3錠朝食後」というのが気にはなりますが、メトグルコは重度腎障害には禁忌なので、皆さん、怖い薬のイメージをお持ちかもしれませんが、僕自身は安価でいい薬だと思っています。ずっと欧米で糖尿病患者には第1選択薬です。ただしARB、利尿薬が併用されているので急性腎障害になった時にはメトグルコをやめなければならないので、乳酸アシドーシスの症状を教え、シックデイ対策をとることは薬剤師として腕の見せ所だと思います。

 

 6月12日(木)開催の 初級者コース「糖尿病と高血圧」について以下のようなアンケートの回答をいただきました。原文のまますべてのアンケート内容を紹介させていただきます。


大変勉強になりました。ありがとうございます。


分かりやすい説明ありがとうございました。一週間後にもう一度同じ講義聴講でき落ち着いて受講でき助かっています。これからもよろしくお願いします。


とても勉強になりました。一点残念なのは、血圧下げると寒いから下げたくない方への対応に関する質問への回答は、少し雑に感じました。下げたくない人の気持ちを尊重するのはイナーシャに扱われるのでしょうか。SDMの考えが必要ではと感じました。


いつも腎機能はクレアチニン値やeGFRで確認していましたが、今回の講演を聞いて蛋白尿の有無で腎機能悪化の程度がかなり異なることを知り、患者面談時に尿の性状まで確認することが重要であると感じました。薬学的アセスメントができるように+αの聞き取りを心がけたいです。


非常にわかりやすく講義・解説頂き、ありがとうございました。昨今CKDや心不全重症化対策から腎機能の重要性を感じております。今後も参加していければと考えておりますので、よろしくお願いいたします。


薬剤師みんなに知ってもらいたい内容でした! 途中聞かないところがいくつかあったのでYouTube配信を待ちます!


ありがとうございました アーカイブも聞きます


情熱の講義ありがとうございました。 もう一度見返したい内容ですので、YouTubeの案内メールを楽しみにしています。 仕事内容とリンクしながら聞いていたので、色々考えさせられました。


判らなかったことがつながった気がしました。アーカイブ視聴させてもらって、さらに深めたいと思います。


尿検査含め+αも伝えられるようにしていきたいと思いました。


大変勉強になりました。


とてもわかりやすく勉強になりました ありがとうございました


相変わらずの語り口調のいい感じの研修会でした。これからもよろしくお願いします。


解りやすいお話でした。ありがとうございました。コホート研究のお話から疫学的なイメージも浮かんで頭に入りやすかったです。


糸球体過剰濾過により細胞のポドサイトが剥がれ落ち、アルブミンが漏れ出すこと 硬化によりメサンギウムが増殖、硬化して腎機能が悪化する過程が今までよりもわかった気がします。腎機能が悪化する以前に薬剤師がやるべきことは、情報収集をして、連携していくことが必要だと改めて感じました。ありがとうございました。


メサギウム細胞が増えて糸球体を内側から圧迫するのはイメージできました


非常にありがたい企画をしてくださってありがとうございます。たくさんの方に紹介していのですが、定員があるため、まずは自分が申し込みを・・・と思ってしまいます。非常にためになる内容ですので、ぜひいつでも視聴できるようにしていただけるといいかなと思います。平田先生のSNSフォローしていますので、そちらで復習することもあります。大変かとは思いますが続けて頂けたらと思います。


とても貴重なお話ありがとうございました。 薬剤師として皮をむけるための一歩目、薬剤師としての心構えから叩き直された気分です。 また機会があれば、参加させていただきます。


貴重なお話を聞かせてくださりありがとうございました


わかりやすくて、考え方もわかって勉強になりました。


とても分かりやすい講義をありがとうございました。主治医が説明していないことをどこまで患者さんに伝えていいのかをいつも悩んでいます。少しずつ会話をしながらイナーシャを克服できるように頑張りたいです。


わかりやすいご講義ありがとうございました。来週も楽しみにしています。


精神科単科で長年勤務してきました。患者さんの高齢化や、その他の慢性疾患など様々なケースに対応すべく勉強しておりますが、まだまだだと痛感しました。これからも参加させていただきます。ご教示よろしくお願いいたします。


勉強になりました。 ここ数年、地域の糖尿病性腎症予防教室の講師(多職種でそれぞれの立場で講演)をしており、平田先生の話を参考にさせていただいております。


学生の自分には難しい内容に感じましたが、テキストにはない臨床のお話を聴けて本当に良かったと思いました。平田先生ありがとうございました。


とても勉強になりました。ありがとうございました。


腎不全と血圧、糖尿病について大変勉強になりました。頭がついていかず質問までいけませんでしたがなんとか身につけて活用していきます。ありがとうございました。


分かりやすいご講演をありがとうございました。 ただ薬効を説明するだけの薬剤師にならないよう、治療目的や治療目標、副作用時の対応など、それぞれの患者さんに必要な情報を提供し、指導することができるように意識して業務に取り組みます。


今日も長時間の講義、ありがとうございました。わかっていること、わかっていないことが整理できて、勉強になりました。


患者さんの予後を考えて、病状を進行させないような服薬指導する、という当たり前のことに気づくことができました。CKDにおける尿酸値の管理など、脇役レベルの悪者という考え方も、ポリファーマシー対策において参考になりました。ありがとうございました。


いつも楽しく勉強させていただいております。日常業務で悩むツボが抑えてあり、今すぐ活用できる知識が盛りだくさんで、本当にありがとうございます。次回も楽しみにしています。


今回は基本的な部分が確認できました


先生の熱意が伝わってきて明日からの服薬指導で糖尿や高血圧の方に聞きたいことができた


解剖学や疾患の理解の復習よりはじめていただきありがたいです。また、臨床的意義もあわせてお話しいただき理解が深まりました。


新しく学べた事が沢山ありました。 糖尿病腎症初期の、糸球体過活動は危険。クレアチニンが低く出るけど、健康ではない。 蛋白尿が出てない高血圧患者へのARB使用に腎保護作用エビデンスはない。逆にいうと、ARB導入患者はCKD可能性あり。ARBに利尿薬の組み合わせは相性がよい。血圧下げすぎると腎血流量が落ちるから、むやみに下げすぎるのも悪。次回も是非参加させていただきます。ありがとうございました。


非常に勉強似なりました。来週も楽しみです、


世界観が変わりました!!

7月の新生平田の薬剤師塾は「学会発表」、「論文作成」について

 7月のテーマは「学会発表」について、薬剤師塾ならではのテーマです。薬剤師としての仕事、充実していますか?もしも不満があるのなら、それは保険薬局だから?小さな病院だから?職場環境がよくないから?それって全部、いいわけだよね。学会や研究会に参加して素晴らしいプレゼンを聞くと、あるいは素晴らしい内容の論文を読むと、ときめくことがあるよね。日常業務の中にも何かときめくものが埋まっているかもしれない。日常の薬剤師業務に追われる毎日から、薬と病態に関する疑問について解き明かせるようになれば、仕事も楽しくなるかもしれない。その次のステップとして学会発表してみようと思ませんか?これを機会に、あなたの薬剤師としての仕事への取り組み方が全く変わるかもしれません。

 

 定員について
【登録定員500名】登録していただいた方々全員に後日録画版のURLをお届けします。修了後1週間のみ繰り返し動画視聴可能です。
【入室定員300名】ライブ配信はZoomの制約上、300名までしか入室できません。入室が叶わなかった場合はご容赦の程よろしくお願いいたします。

 

◆7月3日開催(木)初心者コース:うまくいく学会発表のこつ
(クリックするとPDFが表示されます。)

 

 発表経験のある方は、次のステップとして査読付き論文を書いて実績を残してみませんか?「頑張って書くんだ!なんとしてでも論文にまとめろ!努力しろ!」とは言わない。そんなことで力のある薬剤師になれるとは思わないから。日常業務で患者さんに接しているときに、患者さんの病態と薬の関係に何か興味を持てれば、そしてそれに夢中になれれば、自分から勉強するでしょ(これは初心者コースでも同じ)。ただし初めての論文作成はいろいろな作法があるから、そう簡単には書けないけれど、指導者(メンター)がいてくれるとずいぶん楽になる。自分の身近にメンターを探してみよう。そして薬に関するあなたの興味が研究テーマとして継続できれば、論文は次々に書けるようになるだろう。1本目が100%とすれば2本目は50%、3本目は25%の力で書けるようになり、4本目以降の論文はもうメンターなんて必要なくなる。そのころにはあなた自身が若手のメンターになっているはずだ。このころには2~3本に1本は英語論文にできることに気づく。こうなると博士号だって、夢じゃない。でも名誉欲だけのために論文を書こうと思わないでほしい。日常の患者さん、医師とのコミュニケーションを通して、興味を持ったことについて臨床業務を論文にまとめることができれば日常業務がより充実してくるとともに、薬剤師力がアップし、論文が次々と書けるようになる。こんな感じで力のある薬剤師になることを目指してみませんか?でも論文作成には最低限の統計や動態などの知識は必要なので簡単にあきらめちゃいけないよ。

 

◆7月17日(木)開催 中級者コース:学会発表、論文作成、英語論文作成のこつ
 お申し込みは こちら から [7月15日(火)締切]

(クリックするとPDFが表示されます。)

 

 

平田の薬剤師塾の今後の日程(内容は変わる可能性があります)
 新生薬剤師塾は8月で、まとめに入ります。7月中の薬剤師塾に参加した人で、顔出しOKの方、少人数で、この1-2年以内に学会発表・論文作成を目指す方を対象にした「学会発表、論文作成ゼミナール」を開催したいと思います。皆さんの持ち寄った研究テーマ案、データ、スライドなどをより洗練されたものにするにはどうすればよいでしょう?学会発表したネタが論文になるかどうかの見分け方、英語論文になるかどうかの見分け方についても考えてみましょう。何せ初めての試みだから、うまくいくかどうかは、参加されるあなた方、1人1人の熱意にかかっています。

 

 5月22日(木)開催の 中級者コース「動態パラメータをつかいこなせたらいいよね」について以下のような質問をいただきましたので回答させていただきます。


Q.抗菌薬について静菌的、殺菌的があるのを知らず、というか〜系以外ほとんど知識がないので抗菌薬をもっと知りたいです。昨年から小児科になりとても触れる機会が増えて居るので、ぜひ初心者向きの良い本があったら教えて頂きたいです。前職で薬局薬剤師でしたが、透析患者さんのベッドサイドで定時薬を配らせてもらっていました。色々懐かしく思い出しました。

A.ごめんなさい。僕が抗菌薬の本を読んで勉強したのは20世紀のことですから、今、どんな本がよいかわかりません。もしも病院で月間薬事や月間薬局を購入していたら、定期的に抗菌薬の特集がありますから、それで最新の情報を得るのがよいかもしれません。また大型書店や学会で実際に本を手に取って気に入ったものを買ってみるのもいいでしょう。当たり前の回答で本当にごめんなさい。本ブログではわかりやすい細菌と抗菌薬の話 にまとめています。多分どんな本よりも分かりやすいと思います。


Q.酵素法の場合(リバーロキサバンなど)、シスタチンCを用いた薬物投与設計に関しては、確立されたものがないように感じています。eCCrと個別化eGFRcysを見比べながら、だいたいのところを予想する程度しかないのでしようか?

A.どんな患者さんか(年齢、腎機能、活動度、筋肉量、性別)によって腎機能の評価法は異なりますので、一律な回答ができません。ごめんなさい。腎機能の評価法についてはこのブログ腎機能評価の10の鉄則 に詳しくまとめていますので、そちらをご覧ください。


Q.セフトリアキソンを安全性の高い注射薬としてかなりの頻度で使用させていただいている、大半の入院患者さんが高齢の病院に勤務してます。2g投与の1週間ぐらいの患者さんも時々みかけるので、先生の調べた胆石症の文献では投与どのくらいの期間で発症したのか気になります。よろしければ教えていただけるとうれしいです。

A.僕が話した胆石症の症例は透析医学会での透析患者さんの話です。2018年の日本透析医学会では4件も同じような発表があったので、「これは気を付けなくっちゃ」と思いました。僕が記録している症例は1g/日投与で以下の内容です。

第12病日に突然強い上腹部痛を訴えた。CTで精査したところ胆のう・総胆管結石・膵炎像を認めたため、内視鏡的乳頭切開術を行った。乳白色の胆石が数個排出され、そのまま胆管ステント挿入し、疼痛は軽快した。

腎機能正常者で起こるかどうかはよく知りませんが、論文1)によると

セフトリアキソン投与患者84人のCTで胆石は6名(8.8%), 尿路結石は1名(1.5%)に発症し、平均投与期間は5.33日で発症者は非発症者に比し有意に高齢だった。セフトリアキソンのタンパク結合率は90%、尿中および胆汁排泄率はともに50%だが、腎不全のため腎からの排泄経路が閉ざされ、遊離型濃度が上昇して胆管中のCaと結合して胆石となって胆嚢炎、胆管炎、膵炎等を起こすと考えられ、低アルブミン血症では発症しやすい。CTによる胆石発生率は前述のように8.8%で高齢者で有意に多かった。

PubMed検索すると尿路結石の報告は小児で多く、15報中6報。胆石は小児と腎機能低下・透析で多い傾向でした。森住先生の指摘しておられた脳症に関しては86歳の女性透析患者に2g/日を連日投与すると9日目に脳症を発症したという報告があります。やはり透析患者や高齢者で発症しやすく、このような症例に2g/日は多すぎますね。そして投与直後に起こることはなさそうです。

1)Azarkar G, et al: Drug Health Patients Saf 2018 PMID: 30588126


Q.最初入室に出遅れてしまい聞き漏らしたかもしれず失礼な質問かもしれませんがご容赦ください。細胞外液は健常者は0.2L/Kgなのになぜ感染症では0.3L/Kgになるのですか?また、ほかにも異なる数字になる状態はどんな時ですか?例えば心不全や肝疾患で浮腫が起きているときや脱水の時など補正の計算はありますか?

A.入院して抗菌薬を投与すべき重症感染症患者ではCRPも高い、つまり明らかな炎症所見がありますから末梢の毛細血管の透過性が炎症によって亢進し、アルブミンが漏れ出やすくなりますので、間質液にアルブミンとともに水が移動します。血漿量や細胞内液量が変化すると異常事態ですが、間質液は溢水では増え、脱水では減少することによってショックアブソーバーのような働きをしています。したがって炎症所見の強い感染症では細胞外液が通常0.28L/kg程度に増えるそうですが、ややこしいので僕の講演では0.3L/kgになると説明しています。

心不全・肝硬変でも溢水になりますよね。それで増えるのも間質液です。目安としては溢水のない状態の体重から10kg増えれば分布容積(L/body)に加算すればいいだけです。つまり50kgの体重の人が溢水で60kgになれば、もともとの細胞外液に分布するアミノグリコシドやβラクタムの分布容積は0.2L/kg×50kg=10Lですが、感染症により15Lに、そして溢水によって10Lの間質液が増えているので15L+10L=25Lと計算します。間違って60kg×0.3L/kg=18Lで計算しないでください。

 5月22日(木)開催の 中級者コース「動態パラメータを使いこなせたらいいね」について以下のようなアンケートの回答をいただきました。原文のまますべてのアンケート内容を紹介させていただきます。

 


よくはわかりませんでしたが、楽しかったです。国試レベルの動態も忘れかけて居るため青本を引っ張り出しました。動態はお薬の個性がわかるのが楽しいと思います。やり直し勉強します。最後に、動態を語るのには抗生剤を話すのが最も分かりやすいと仰ったのが印象的でした。人体にはホメオスタシスがありますもんね。分かりやすい講義を準備してくださったのに半分も解らなかったのが悔しいです。


大変勉強になりました。また参加したいです。今後の開催も楽しみにしています。


タンパク結合の理解が深まりました


ちょうど疑問に思っていたことが聴けて良かったです。


今日も勉強になりました。ありがとうございます。


分かりやすい説明ありがとうございました。


平田先生の講演はいつもながら大変勉強になりましたが、座長の先生の進行も大変スムーズであり、+αで聞きたいことを確認してくれるなど素晴らしかったので、いつも以上に有意義な時間を過ごせました。


薬物動態。
計算ばかりのイメージでしたが、今日のお話で薬の特性と効果的な使い方が薬物動態の本質なのだと思いました。本当にありがとうございました!


今回もすごく勉強になりました。ちょうど知りたかった内容を教えていただいて、薬物動態をもっと勉強してみようと思いました。ありがとうございました。


とても勉強になりました。ありがとうございます。


学生の時に習った蛋白結合の競合の話が、実際の現場での飲み合わせや副作用発現に直接影響が出るわけではないと知り、目からウロコでした。また、キノロン系抗菌目薬の禁忌ってバカみたいだよね、のお話は思わず笑ってしまいました。1日8回点眼して7日目の血中濃度をしっかり調べた先生、流石です。強烈に印象に残りました。
ありがとうございました。次回も楽しみに参加させていただきます!


高齢者にレボフロキサシンを初回から250㎎に減量される処方が多く、悶々としておりましたが、尿路感染の場合はそれでも良いと納得できました。


貴重なご講演をありがとうございました。とても勉強になりました。今後、保険薬局向けの薬物動態やパラメータについてのお話が聞けると大変嬉しいです。


今日もとても楽しかったです
ありがとうございました!


中級者編ということでどのくらい難しい話になるかと構えていましたが、わかりやすくお話いただきありがとうございました。
可能であれば、アーカーブの公開期間をもう少し長くしていただけると、休日にじっくり見直せるのでありがたいです。


ありがとうございました。勉強不足のため、内容が難しかったです。
ワーファリンとNSAIDsの飲み合わせについて等、明日からまた気を引き締めて気をつけていこうと思いました。
抗生剤についても、自身の中で確認事項が増え、大変勉強になりました。


毎回講演のたびに、最後の方が時間が足りなくなっており、もったいない気がします。システム上の問題もあるかと思いますが、主催者側が良ければ、15分程度延長してもよいのではないでしょうか?


薬物動態、やはり難しいです!何度も繰り返して聞けると理解が深まるので、YouTubeでアップされるのを楽しみにしています。ありがとうございました。


寝たきり高齢者の腎機能評価について、語っていただきたいです。
sCre’0.6未満の症例に対して、ADL加味しても悩む機会が多いです。。。


動態パラメータの復習になりました、ありがとうございました。


vdの世界のイメージがつかみにくくタンパクとの結合のファクターも考えることも含めて何度も説明してくださるお陰で少しずつ頭にしみこんできました。現場の症例と照らし合わせるとすごく興味深く聞くことができました。


調剤薬局勤務です。普段深く考えていなかったテーマなだけに非常に難しかったです。初級編が満席で受けられなかったので、いつか機会がありましたら再度講義を受けたいです。

プロフィール

平田純生
平田 純生
Hirata Sumio

趣味は嫁との旅行(都市よりも自然)、映画(泣けるドラマ)、マラソン 、サウナ、ギター
音楽鑑賞(ビートルズ、サイモンとガーファンクル、ジャンゴ・ラインハルト、風、かぐや姫、ナターシャセブン、沢田聖子)
プロ野球観戦(家族みんな広島カープ)。
それと腎臓と薬に夢中です(趣味だと思えば何も辛くなくなります)

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