お知らせ

第39回 熊本腎と薬剤研究会のご案内です。

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宇野理事長との出会い

  私は大阪での薬剤師時代(ご存じですね、92床の白鷺病院)に病態・薬物の理解を高め、HPLCを利用した幅広いTDMの実施によって薬物動態・相互作用の理解を高め、副作用モニタリングの実施、必要とされる情報を満載した医薬品集(formulary)の作成などによって医原病とも言える中毒性副作用を徹底的に少なくすることができました。でも薬剤師がいくら頑張ってもアレルギー性副作用は一定の割合で発生し、ゼロにはできません。だから白鷺病院での最後の2~3年間はアレルギー性副作用対策が我々の重要な仕事の1つになっていたような気がします。20160908.png
  この当時、宇野先生は白血球遊走試験によって80%前後の高い確率で過敏症・アレルギー性副作用の原因薬物の同定試験によって膨大なデータをもとに薬剤過敏症に関する貴重な情報を発信していました。白鷺病院から新潟の水原郷病院の宇野先生のもとに3回にわたり、この同定試験を学ぶための薬剤師の1週間の派遣を引き受けていただきました。残念ながら白血球遊走試験を完全にマスターすることはできませんでしたが、アレルギー性副作用の発生と潜伏期間の関係やどんな薬物がアレルゲン性が高いかという宇野先生から教えていただいた情報からアレルギー原因薬物を推定することができるようになり、アレルギー性副作用を起こした患者にアレルギーカードを渡す、カルテの表紙にアレルギー情報を貼付するなどのアレルギー性副作用発症後の対策を教えていただくことによって、白鷺病院の副作用モニタリングシステムは飛躍的に向上しました。このような縁から宇野先生との深い付き合いが始まり、私が熊本に来てからも宇野先生に講演会に来ていただき、様々なことを教わりました。
  その宇野先生が2014年の5月に日本医薬品安全性学会を設立するということを聞き、福山に行くと、私と同じように宇野先生にお世話になった実力者の方々が大勢集まりました。その中には旧知の中国労災病院の前田頼伸先生、東京理大の小茂田昌代先生、福岡大学病院の二神先生、赤穂市民病院の室井先生、そして私の後輩の白鷺病院の和泉智先生もいらっしゃいました。そして2015年7月には宇野先生が大会長として福山で第1回の学術大会が開催され、そして2016年7月には岐阜大学医学部附属病院薬剤部・伊藤善規先生が大会長を務められ、第2回の学術大会が開催されたのは皆様もご存じのことと思います。
  前回も書きましたが、安全性は軽いテーマではありません。第1回大会・第2回大会ともに、どの講演もシンポジウムも、演題も聞きごたえのある面白い学会でした。第3回大会は熊本で開催しますが、小回りの利く会場の特性を生かして、最新の研究成果や専門家向けの講演だけでなく、医薬品の安全性に関しては初心者の方も学べるような親しみやすい学会にしたいと思っていますので、2017年の7月には熊本でお会いしましょう。よろしくお願いいたします。

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  2000年の7月に私が新潟に初めて訪れたときにツーショットです。この時は2時まで宇野先生にお酒を飲みに連れまわされ、ほとんど意識を失ってしまいました。宇野先生と付き合って私のような被害を受けた人は非常に多くいますが、最近は12時までに帰していただけるようになったそうです。ちなみに宇野先生のハスキーボイスはお酒によるもの。皆さんもお酒はほどほどに。


≪ 第3回安全性学会のトピックス ≫  教育講演だけでこんなに決まりました。

 トピックス1  

 教育講演:「副作用の考え方と服薬指導・副作用情報検索」
 どんぐり工房・菅野 彊先生

 教育講演:「よくわかる気管支喘息の治療とその副作用」
 新潟県立柿崎病院・藤森勝也先生

 教育講演:「腎機能低下に伴いハイリスク薬に変身する薬物への対処」
 白鷺病院薬剤科・古久保拓先生

 教育講演:「高齢者に安全な薬物療法を提供する為のコツと理論
 ~嚥下・認知機能低下患者へのマネージメント~」
 くまもと温石病院・森 直樹先生

 教育講演:「中毒性有害反応を防ぐための保険薬局のかかわり」
 託麻中央薬局/熊本大学薬学部・近藤悠希先生

ポスター作製秘話

  平田も今年で62歳。あと3年ちょっとで熊大を定年退職します。それまでにやっておかねばならない大仕事が、来年72223日開催の第3回日本医薬品安全性学会と、2019年、熊大最後の年に開催する第13回日本腎臓病薬物療法学会です。

  2017年の安全性学会の熊本開催はずいぶん前から決まっていましたが、予想にもしなかったのが、「熊本地震」です。開催する予定だった会場の熊本市民会館大ホールが地震で被災し、復旧のメドが立たない。宇野理事長には電話で、このような事情から開催を断念するかもしれないことも相談していました。全国規模の学会を開催するのは立地・収容人数から考えても熊本市民会館とお向かいの国際交流会館はどうしても外せなかったからです。

  ところが、熊本市の国際観光コンベンション協会(県外からの熊本への来訪客の誘致を促進するための団体)がここで動いてくれました。協会から紹介されたのは「ホテルメルパルク熊本」、便利な場所できれいなホテルというイメージはありましたが、県外の友人が止まったということも聞いたことがないし、馴染みのないホテルでした。なぜならこのホテルは宿泊施設としての部屋数は少ないのですが、結婚式などのイベント会場として有名だったからですが、「ホテルを学会会場として使うと高くつく」というイメージとは異なり、コスパのよい価格を提示してくれました。安全性学会の開催はいつも暑い7月。他の学会と競合しにくい日程を選んでいたのです。このころに結婚式はほとんどないため、思い切った価格を出してくれたのでした。

  ただし熊本の観光は地震の影響を強く受けました。シンボルの熊本城は無残な姿、阿蘇は主要道路が寸断され、水前寺公園の庭園の池も水がなくなっていたのです。もうすぐ岐阜大会が迫ってくる。プロのデザイナー以上のデザイン能力を持つ秘書さん(名前は内緒です)に、熊本のシンボルを避けて「安全性」をイメージしたポスターを数種類作成してもらいましたが、20160907_2.png宇野理事長には「やっぱり熊本城が一番いいね」と言われました。内心、ぼくもそう思いました。苦肉の策ではありますが、熊本城をメインにしたポスターを作成し、第3回のテーマを「医薬品の安全性を担保せよ!~復興・熊本からのメッセージ~」とさせていただきました。熊本は地震の被害を受けましたが、頑張って復興します。学会の時には熊本城の本丸もまだ改修は終わっていませんが、あえて、そのありのままの熊本城を見ていただきたい。そしてその1~2年後は本丸の改修工事が終わる予定ですので改めて立派な熊本城を見なおしていただきたいのです。熊本に1人でも多くの人に集まっていただきたいというメッセージを込めてこの大3回大会を開催しようと思います。安全性学会は第1回大会を福山、第2回大会は岐阜、そして第3回大会は熊本、この共通点はお城で有名な都市であること。やはり日本3大名城といわれる熊本城をメインにしたポスターが一番だなと改めて思います。20160907_3.png

  安全性学会は医薬品の安全性を主眼に置いた唯一の学会です。安全性は軽いテーマではありません。どの講演もシンポジウムも、演題も聞きごたえのある面白い学会です。勉強になる学会です。そして本当にためになるプログラムを一生懸命考えていきたいと思います。ぜひとも2017年の7月22日、23日には熊本に来てください。よろしくお願いいたします。


≪ 第3回安全性学会のトピックス ≫

 トピックス1

  来年の安全性学会はクールビズでやります!上着・ネクタイ不要です(何らかの着衣は必要です)。

 トピックス2

  以下の講演が決まりました。

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   特別講演:「医薬品安全性を高めるための育薬の役割」東京大学大学院育薬学講座・澤田康文先生 

   理事長講演:「医薬品の交差アレルギーを極める」日本医薬品安全性学会理事長・宇野勝次先生 

   大会長講演:「薬剤性腎障害を防ぐ」熊本大学薬学部・平田純生


 

9月に熊本大学薬学部で4回連続して開催している育薬フロンティアセミナーのお知らせです。
熊本大学臨床薬理学分野HP「育薬フロンティアセミナー」のサイトはこちらです。
育薬フロンティアセミナー

この研修はエコファーマに認定されました。

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熊本大学臨床薬理学分野HP「薬剤師のための医療薬科学研修会」のサイトは

こちらです。 ⇒ 育薬剤師のための医療薬科学研修会サイト

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~熊本腎薬下石会長からのメッセージ~

全国の腎薬の先生方には発災直後より、多くの励ましのお言葉や、温かいお便り、メールを頂きました。ありがとうございます。

おかげ様で、熊本腎薬スタッフ全員、元気に震災を乗り切ることができました。

まだまだ余震も続いてはいますが、7月から研修会も再開し、来るべき2019年腎臓病薬物療法学会in熊本開催に向けて、熊本腎薬スタッフ一同、心を一つに頑張っていきます、いや “がまだし” ます。

熊本腎と薬剤研究会会長 下石 和樹

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新年のご挨拶

 あけましておめでとうございます。

 旧年中はひとかたならぬご厚誼を賜りまして、大変ありがとうございました。

 今年から臨床薬理学分野は大学院生が2名になり、大所帯になります。1月~5月の育薬フロンティアセミナーは1月12日のバイタルサインの測定から始まります。特に保険薬局の先生方には薬を理解するためにも参加していただければ幸いです。

 昨年、日本腎臓病薬物療法学会の会員数は1450名を超え、法人化も達成しました。これからは学会を上げての調査・研究活動、国際交流による意見交換も進めていきたいと思います。

 2015年に作成された日本腎臓学会の薬剤性腎障害ガイドライン、日本化学療法学会の抗菌薬TDMガイドライン、日本TDM学会・日本循環器病学会の循環器TDMガイドラインの作成に関わりましたが2016年にはそれらが公開されます。

 そして平田も今年で62歳。もう熊本大学に在籍できる時間もわずかになりました。今年は老体に鞭打って2月には熊本マラソンに挑みます。2017年には熊本市民会館崇城大学ホール・国際交流会館で第3回日本医薬品安全性学会、2019年には新設された熊本城ホールを中心に第13回日本腎臓病薬物療法学会を開催します。まだまだ老けてはいられません。この年になってこれだけのやりがいのある仕事に巡り合えるのは本当に幸せだと思います。そしてここまでやって来られたのも多くの人に支えられて来たからに違いありません。

 今年も平田は精いっぱい頑張りますので、本年もなにとぞよろしくお願いいたします。

 皆様に幸多き年となりますように。

 あぁ、呆けるまでにもう一度カープの日本一を見てみたい・・・・・。

20151225.jpg平成28年元旦

2015年度の論文実績、学会発表実績を更新しました。

詳細はコチラ ⇒ 熊本大学薬学部臨床薬理学分野HP

 腎臓病の薬物療法に関する初めての全国規模の研究会ができて9年、この間、研究会から学会になり、学会誌を創刊、専門・認定薬剤師制度の確立、ホームページのリニューアル、専門薬剤師テキストの刊行と突っ走ってきた日腎薬(カッコよく言えばJSNT: The Japanese Society of Nephrology and Pharmacotherapy)。そして今年から一般社団法人に。しかも学会を支える地域腎薬も21か所に増え

20151027_図1.jpg、地域連絡協議会を開催し、各地の「腎と薬剤研究会」とより密接な連絡を取りつつ、大規模調査・研究もやろう、そして国際交流も視野に入れて…。夢は膨らむばかりです。

 第1回の大阪大会、第2回の熊本大会とコンベンションもつかずに手弁当で500人の参加者を集めました。でも演題数は30前後しか集まらなかった。ところが昨年の第8回大阪大会(和泉智大会長)は参加者1300人を超す大盛況。でも午後に台風のために2日目午後のプログラムがすべて中止に。翌年の認定試験も台風に見舞われ、大会事務局長であり学会副理事長の木村健先生はこれ以後、台風男と呼ばれるようになりました。

 今年の仙台(土屋節夫大会長)は九州・四国からは不便なのでという不安もどこ吹く風。なんと参加者1150名以上、演題数も過去最高の146演題。

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しかも討論が活発でとても熱い学会でした。仙台の実行委員の先生方、そして理事の先生方、本当にありがとうございました。

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 大会の土屋大会長と僕は大阪薬科大学でクラブも一緒、43年の長い付き合いです。

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 10年前までずっと関西で一緒でしたが、今は仙台と熊本、かなり離れていますが、心が1つになれた学会でした。僕は教育講演、よくわかるシリーズのシンポジウム、理事長講演、地域連絡協議会、評議員会、総会と超多忙でしたが、楽しめましたし、寸暇を惜しんで朝の6:30から親友の宮村先生(熊本中央病院)、八重先生(鈴鹿医療大学)と一緒に仙台駅から青葉城までランニングも楽しみました。

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 来年は11月19(土)、20(日)に横浜のパシフィコ横浜アネックスホールで牧野以佐子先生が(JCHO横浜中央病院薬剤部)大会長、2017年は平川雅章(福岡徳洲会病院薬剤部)が福岡で、2018年は伊藤譲(レモン薬局三方原店)が浜松で、そして2019年には熊本城ホールが完成する熊本で僕が大会長をする予定です。このころはそろそろ引退ですが…。

 

 

大阪の腎センター・白鷺病院を2005年9月に退職し、10月から2006年の3月末まで米国オレゴン州立大学およびその近隣病院で臨床薬学教育および臨床研修を体験したのち、熊本に来て10年位なります。

ずいぶん前から熊本には縁が深く、私がほとんど無名のときに講演会の講師として呼んでいただいて以来、何度か講演会や学会、あるいは阿蘇での一泊研修などでもお世話になりました。また逆にあの小さな(たった92床)の白鷺病院に数日以上の研修に来られた薬剤師数も熊本の方が過去最高人数でした。そんなことから熊本には不思議な親近感を感じており、同時に熊本の薬剤師は「熱いなぁ」という好印象を持っていたため、熊本大学の教授就任のお話をいただいたときには非常に感激した覚えが今も残っています。

さて熊本大学に行くことは決まったけれども、私が熊本に来ていったい何ができるだろうか?と自問自答を繰り返し、渡米中も門脇大介助手(前八代総合病院薬剤師)とインターネット電話やメールで連絡を取りながら、どちらからともなく、「今度できるうちの教室が熊本の近隣の薬剤師が自由に出入りできるようなサロンのようになったらいいよね」という話が出たとたん、2人とも興奮して1日に何度もメールでやり取りをし、その「サロン化計画」について夢を語り合ったものでした。薬剤師がある症例への対処に困ったとき、欲しい情報が見つからないとき、学会発表や院内・薬局内プレゼンテーションのやり方やどのような統計手法を使えばよいか迷ったとき、文献のまとめ方や英文抄録の作成に困ったとき、出身大学に関係なく何でも気軽に相談できる場所が近くにあればよいに違いありません。

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私自身は教職についたとはいえ30年近く薬剤師をやってきましたし、門脇准教授(当時助教)も同様に8年間薬剤師をやってきました。その経験を生かし、熊本の薬剤師を活性化し、リサーチマインドを持たせて共同研究を展開し、活発に学会発表・文献投稿する薬剤師を育てて行きたいと考えています。でも誤解してもらっては困ります。学会発表や文献投稿する薬剤師だけのためにサロンを作るのではありません。我々自身も薬剤師の刺激を受けつつ前向きに成長して行きたいと考えているため、現役薬剤師との交流は我々にとっても大きなメリットになると考えているからです。そしてその交流によって学会発表、文献投稿する薬剤師が結果的に増えれば、学会で鍛えられ、文献を査読したレフェリーに鍛えられて、薬剤師としての科学的なものの見方、考え方がさらに高度になり、薬剤師としての実力は明らかに向上していくはずです。その結果として「熊本の薬剤師は違うなぁ」と全国の人にうわさされるようになればいいなぁと夢見ています。

現在は毎週火曜日7時半から英語文献を読む抄読会を模擬薬局で開催しています。これは熊本に赴任してから10年続いています。もちろん参加者に制限はありませんので、開局薬剤師、病院薬剤師、薬学研究者あるいは薬学生、誰でも参加できます。「え~!英語論文なんて読めっこない」なんて思っていませんか?英語論文は、文法が簡単ですから専門用語に慣れれば誰でも簡単に訳せるようになりますし、英訳できるようになればPubMedで文献検索することによって最新で的確な情報が得られるようになり、薬剤師の能力も確実にアップします。抄読会は英語論文を読んで最新の情報を得るだけでなく、その論文についてディスカッションをすることによって薬剤師としての科学的な思考能力が高まってきますし、薬剤師同志の交流の場ともなります。将来的には症例検討会も一緒にできるくらい発展していくことを期待しています。現時点では毎回20名前後の参加者(学生だけでなく薬剤師も医師、他教室の教員も参加しています)が、実に和やかに歓談できる抄読会になっています。

当薬剤師サロンは抄読会開催時以外でも基本的に土日以外は夜11時くらいまではいますので「いつでもどうぞ」、と言いたいところですが、2人とも学会出張や休暇をとる場合もありますので、096-371-4856に前もって電話いただければ幸いです。

 

薬剤師サロンのご案内

場所:〒862-0973 熊本県熊本市大江本町5-1 熊本大学薬学部 臨床薬理学分野

熊本大学薬学部正門のA棟の2階にあります。

スタッフ:平田純生、門脇大介

営業時間:月曜日~金曜日の朝9時より夜11時くらい(アバウトですので、電話096-371-4856 またはE-メールhirata@kumamoto-u.ac.jp で要予約)

得意分野:二人とも臨床の腎臓についてはめっぽう強いですが、漢方薬、抗がん剤など、正直、苦手な部分も多くあります。

抄読会のご案内 詳細はコチラ

毎週火曜日夜7時半より模擬薬局で開始、育薬フロンティアセミナーになることもありその時は宮本記念館で開催します。参加は全く自由で当日の飛び入りも歓迎です。

 

プロフィール

平田純生
平田 純生
Hirata Sumio

趣味は嫁との旅行(都市よりも自然)、映画(泣けるドラマ)、マラソン 、サウナ、ギター
音楽鑑賞(ビートルズ、サイモンとガーファンクル、ジャンゴ・ラインハルト、風、かぐや姫、ナターシャセブン、沢田聖子)
プロ野球観戦(家族みんな広島カープ)。
それと腎臓と薬に夢中です(趣味だと思えば何も辛くなくなります)

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