薬剤師塾オンライン

 12月11日(木)開催の、「Triple whammyを防げ!」について以下のようなアンケートの回答をいただきました。原文のまますべてのアンケート内容を紹介させていただきます。


ご講演ありがとうございました。 悩んでた部分がいくつか解決しました。


いつもとても勉強になります。ありがとうございます。 できましたら、薬物動態の講演の際に、メトトレキサート についてもお話しいただけたら幸いです。


ご講演ありがとうございました!


平田の薬剤師塾を読んでいる最中ですが、理解が追い付かない部分が本日の講義で納得出来ました。有難うございました。


分かりやすくお話し頂き、また、各国でのデータなども伺え、大変勉強になりました ありがとうございました


いつも丁寧な説明で勉強になります。 拙い質問にも回答頂き、大変勉強になりました。ありがとうございました。質疑応答が30分もあり、理解が深まります。これだけ質疑の時間を設けている勉強会はないと思います。


今回も大変勉強になりました。


トリプルワーミーについて基本的なことがわかりました。調剤薬局では、医師との距離が遠くなかなか疑義照会が難しいと考えています。そのため、基本的な知識を身に着けたいと講演をいつも楽しみにそして真面目に聞かせていただいております。


大変勉強になりました。


ご講演ありがとうございました。 以前にも心不全、NSAIDsの講演を伺った事があり、今回の講演で、より理解が深まったと感じております。 途中からの参加となりましたので、アーカイブにて学ばせて頂きます。


楽しみに拝聴させていただいております。

 12月4日(木)に開催されました株式会社EMシステムズ・グッドサイクルシステム主催の薬剤師力向上オンラインセミナー 「透析導入を防ぐ薬物療法~腎機能悪化を防ぐ血圧・血糖管理~」につきまして、当日は800名を超える方にご参加いただき、167名よりアンケート回答を頂戴いたしました。
 以下に、いただいたアンケートの一部を原文のままご紹介いたします。なお、件数が多いため、一部についてはPDFにてご覧いただけます。
PDFは コチラ から。

 

SGLT2阻害薬の作用機序を詳しく教えていただき、ありがとうございました。 門前の病院は、循環器専門のDrのため、糖尿病治療薬としてより、慢性心不全での使用が多いです。 また、CKD治療薬としても使用されていることもあり、大変勉強になりました。 使用することで、透析を19年引き延ばすことができるなんて、驚きました。 患者さんとのコミュニケーションを取るよう心掛けていますが、治療することで得られる有意義な話をきちんと伝えることができるようにしたいと思います。


腎機能へのSGLT2霜害薬の機能が非常に多彩であり、その投与効果があることが示されてきており、対象患者に服用するエビデンスが確立しつつある。このお薬は有無や服用することへの意義やそのアドヒアランスをどう理解するのかをぜひ患者に伝えていきたいと感じおります。その意味からもSGLT2阻害剤への理解を深めるとともに、薬剤師の役割の意義を振り返る機会であったので研修参加が有意義であった。


とても有意義でした。今回初めてセミナーに参加したのですが、自身の知識不足が原因で、講演のスピードについていけないところがありました。また次の機会があればと期待してます。また平田先生がさし示しているポイントが少し分かり難かったので、もう少し目立つポインターを使用してくださいますよう検討お願いします。


大変貴重な講義ありがとうございます。 最近、当局でもSGLT2阻害薬の使用量が増えています。 主に、心不全で使用される方が多いのですが、透析導入の期間を有意義に延長できることを知り、 より患者様に薬の必要性をお伝えできることができます。 今回の講義内容を、患者様に丁寧に説明していこうと思います。


今ちょうど心不全で糖尿、白血病を合併している患者様の処方提案を考え中でした。 イナーシャ避けていくのは私たちの医療者としての使命であり、それをスルーせずに患者との関わりを実行していきたいと思います。 常々思っていることがイナーシャという言葉で表現できて、ストンと腑に落ちました。


平田先生のご講演はいつもわかりやすく、とても勉強になります。今日の講義内容は薬剤師としてできることがもっとあるのでは?と感じさせられる内容でした。日常の業務に活かせるよう頑張ります。本当にありがとうございました。ぜひ、続編もよろしくお願いします。


恥ずかしながら「イナーシャ」を初めて知りました。 治療目標に達していなくても、以前の値より改善したことで満足している患者様がよくいらっしゃるので、今後は治療目標達成に向けて効果の評価や食事療法・運動療法についての指導など行っていきたいと思います。


すばらしいご講演でした。理解できたところ、できなったところがありますので、また視聴させていただきたいです。患者に飲ませる指導、透析に移行させない指導、トリプルワーミーをくいとめる、薬剤師としての使命を再確認できました。ありがとうございました


あっという間の90分でした。 まだまだ専門用語の理解が乏しくてついていけない状態でしたが、先生の力強いメッセージはしっかり届きました。 なんとなくDO処方を継続しがちでしたが、イナーシャにならないように取り組んでいきます。


貴重なご講演ありがとうございました。 とても参考になりました。 改めて透析導入前の対応の大切さ また多岐に渡りのポイントについて再度勉強し直しが必要と反省もしている所です。 今後の仕事に生かしていこうと思います。


腎機能の悪化してる患者さんの処方を見るときの参考になりました。 また、投薬時に薬の効果だけでなく、患者さんとコミュニケーションを取り、患者さんに有益な情報を提供し状態改善できるように勉強していきたいと思います。


大変興味深く聞かせていただきました。 ありがとうございました。あらためてSGLT2阻害薬の凄さを学ぶことができました。タンパク尿やアルブミン尿の重要性も認識できました。明日からの服薬指導に役立たせてもらいます


蛋白尿の有無により、RAS阻害薬を使用するべきか否か等・・患者様との会話を重視して処方を監査して、これから望みたいと思いました。平田先生のご講演をこれからも多く拝聴したいです。本日は有難うございました。


いつも大変勉強になる講演をありがとうございます。 蛋白尿の重要性を忘れずに、しっかりチェックしていきたいと思います。 SGLT2阻害薬の薬理作用がよく分かりました。 引き続きよろしくお願いいたします。


イナーシャや高血圧のガイドラインは理解していたので今回の話は興味深く聞くことができました 薬剤師として患者さんが1人でも透析にならないように服薬時の理解を得てもらう努力が必要と感じました


現在、透析患者が増えるなどで医療費が高騰しており、問題となっている。 その対策について、とても勉強になった。 今後の服薬業務に活かしていきたい所存です。 ありがとうございました。


メーカーの勉強会によく参加させていただきますが、今回のような内容の勉強会は初めてです。とてもわかりやすかったです。全般的にとても役にたちました。患者さんのお役にたちたいです。


非常に内容の濃いセミナーで勉強になりました。 どのような患者さんにどの薬を使用した方がいいのかの根拠が分かりました。 また平田先生のセミナーを開催していただけると嬉しいです。


内容が盛りだくさんで、思わず時間を超過してしまいました。 長い時間ご講義いただき、ありがとうございました。 透析に至らないように予防する事は、色んな意味で大切だと思います。


SGLT2阻害薬が糸球体内圧を低下させ、腎保護に寄与するメカニズムが明確に整理されており非常に印象に残りました。 これまで以上にCKD管理における重要性を感じました。


ご講演ありがとうございました。薬剤の処方意図について理解が深まりました。また、患者様への服薬意義の説明が不十分であったと気付かされ、今後改善していきたいと思います。


SGLT2阻害薬は、糖尿病でない方にも飲食が出来ないと休薬と思っていました。大変勉強になりました。もう一度講義が聴ければ良いのにと思います。有難うございました


平田先生、本日は貴重な講演をありがとうございました。 CKDと薬についてなど 詳しく学ぶ機会をいただけました。 明日からの仕事に役立てたいと思います。


腎保護の為SGLT2 阻害薬を服用すると 初期にeGFRが下がることを初めて知りました。いつも不思議に思っていました。 ありがとうございました。


スーグラから始まった国内でのSGLT 2阻害薬の上市が当初に比べてエビデンスがここまで豊富になり、売り上げが大きくなった機序を改めて学べました。


調剤薬局勤務なので、日常的に薬を服用している患者さんと関わっており、そこで生かせる服薬指導の知識や考え方を学べました。 ありがとうございました。


本日はありがとうございました。とても分かりやすかったです。薬剤師へのアドバイスもありがとうございました。明日からしっかり投薬させていただきます


腎臓内科の患者さんも多く来局されるので、投薬量について本で調べています。 今回のセミナーももう一度復習して、少しでも理解できればと思います。


透析にならないようにするにはどうしたらいいか、もっと多くの人に知ってもらう機会を作った方がいい、と思うようなわかりやすく役立つ内容でした


血圧、糖尿の方への投薬時、確認の必要性を再確認しました。 糖尿病性腎症の方と、正常な方の糸球体の違いの図がわかりやすかったです。


まだまだ未熟で、内容を理解するのが難しいところもありましたが、復習して理解に努め、患者さんのために力になれる薬剤師を目指します。


CKDに対してフォシーガがこれほど効果的だと知らなかった。 患者の健康や医療経済を守るためにも、透析導入を少しでも減らしたい。


とてもわかりやすくためになりました。 薬理作用の説明もあったのでかなり理解が深まりました。 また平田先生のセミナー希望します。


ふんわりとしか分かっていなかった透析について、とても分かりやすく勉強出来ました。患者さんに大いに生かしていきたいと思います。


透析患者の多さと、それにかかる健康保険料にびっくりした。SGLT2阻害薬がすごくそれを防ぐことができることにも驚かされた。


大変勉強になりました。アルブミン尿などの検査の重要性がよく分かった。透析導入回避の手段が様々あることがよく理解できました。


「血圧の薬です」だけでなく最近の血圧や目標血圧についても触れるなど、投薬の際に参考にしたいと思える内容もあり良かったです。


とても判りやすいご説明有難うございました 知識不足を感じ、改めて勉強しようと思いました 時間の経つのがとても早かったです


糖尿病の患者様の処方せんが沢山くる薬局なので、明日からSGLT阻害剤の話しなどを服薬指導に加えて話を早速したいと思う。


平田先生のセミナーは豊富な図表とデータに基づく説明が大変わかりやすいです。シフトとの都合が付けば毎回参加したいです。


透析につながる色々なリスク・情報を教えていただきありがとうございます。図での説明もとても分かりやすく良かったです。


明日からの服薬指導で2月糖尿病の患者さんに血圧、HbA1cを両方とも確認し、尿中アルブミンも必ず聞くようにします。


腎臓の話は難しいですが、平田先生のお話はわかりやすく、何がどうよいのか、悪いのかという視点で大変勉強になりました。


腎機能低下による危険性など改めて学ぶことができた。 また、それぞれの薬の作用、有効性に関してべんきょうになった。


全編勉強になり、メモをとるのが大変なほど、多くを得ました。早速明日から活用できます。ありがとうございました!!


マンジャロが効果的なことや、SGLT2がいかに腎保護作用があるのかなども知ることができ大変勉強になりました。


今まで全く分からないまま処方箋通りに患者へお渡ししていた薬の使い分け、分類を学べて大変勉強になりました。


内容の濃いセミナーでしたが、説明が上手で話すスピードもちょうど良く受けてよかったと思えるセミナーでした!


大変分かりやすく、勉強になりました。 今後の服薬指導に活かしたいと思います。 ありがとうございました。


高齢で透析拒否されている腎不全末期の患者さんの治療薬を主治医が適正に選ばれているのが確認でき良かった


とてもわかりやすく説明していただき参考になりました さすが平田先生です ありがとうございました


腎機能はどうしても苦手意識がでてしまうので、わかりやすく説明していただきありがとうございました


フィネレノン SGLT2阻害薬 等 腎臓に対する作用を詳しく解説頂き非常に勉強になりました。


先生のわかりやすい説明と話し方で、楽しく勉強させていただきました。 ありがとうございました。


沢山の情報をありがとうございます。 これからの服薬指導の参考 指針とさせていただきます。


わかりやすい講演でとても勉強になりました。これからの服薬指導に生かしていきたいと思います。


論文も引用して多く内容が濃かった。これを説明された患者さんは、納得して薬を服用できますね。


しっかりと復習して、今後の服薬指導にいかしたいと思います。 本日はありがとうございました。


大変勉強になりました! 日常業務を振り返り、もっと患者様に+αの事を聞こうと思いました。


透析未満の患者さんが多くいるので、とても参考になりました。業務にも生かしたいと思います。

 2026年1月開催の平田の薬剤師塾のお知らせです。

 第62回平田の薬剤師塾 初級編は「活性型ビタミンDは第4の脅威 Quadruple Whammy」です。(薬剤性腎障害シリーズ3回目)

 ビタミンDには様々な利益がありますが、強力な作用を持つ活性型ビタミン、特にエルデカルシトールは80歳以上の高齢女性で高カルシウム血症をきたしやすく、高カルシウム血症になると尿濃縮障害によって多尿・口渇・多飲をきたし腎前性の急性腎障害の原因になります。その後の腎石灰症・腎結石にも要注意です。また尋常性感染に全身塗布する活性型ビタミンD軟膏も経皮吸収率が高く、著明な高カルシウム血症をきたします。血清Ca濃度は添付文書上では「血清カルシウム値(軟膏では腎機能も)を定期的に測定し、高カルシウム血症を起こした場合には、直ちに休薬すること」と記載されているものの、これらの処方箋の発行元である整形外科・皮膚科では採血をあまりしていただけないことが非常に悩ましいです。活性型ビタミンDはトリプルワーミー処方に続く第4の脅威なのです。こまめな飲水指導はできてますでしょうか?

◆2026年1月8(木)開催「活性型ビタミンDは第4の脅威 Quadruple Whammy」
 
お申し込みは こちら から
【申込期限:講演会開始直前まで】
【定員:300名】

(クリックするとPDFが表示されます。)

 

 第63回平田の薬剤師塾 中級者編「高齢者薬物療法と薬物動態の変化」です。
薬剤性腎障害シリーズ最終回の4回目(実は9月に薬剤性腎障害、NSAIDs)をやっているので実は第6回です。

 高齢者は容易に急性腎障害を起こしやすいし、それによる腎機能悪化、透析導入のリスクが高まります。なんで高齢者はそのように脆いのでしょうか?高齢者の腎機能の正確な評価をしていない、若年者の薬物動態パラメータ(インタビューフォームの動態パラメータは健常成年男子のもの)を高齢者用に翻訳できていない。すなわち高齢者薬物動態を薬剤師が把握しきっていないことが原因かもしれません。

◆2026年1月22(木)開催「高齢者薬物療法と薬物動態の変化」
 
お申し込みは こちら から
【申込期限:講演会開始直前まで】
【定員:300名】

(クリックするとPDFが表示されます。)

 11月20日(木)開催の、シリーズシリーズ④「心不全の臨床データから疑義照会・服薬指導 にどう生かす?」について以下のような質問をいただきましたので回答させていただきます。


Q.アゾセミドやフロセミドは患者さんに使っている場面を見て使い分けのイメージが分かるのですがトラセミドは低カリウムを起こしにくい以外にどのような位置づけになりますか?トラセミドのここぞという何かいいことがあれば教えていただきたくよろしくお願いいたします。

A.僕もトラセミドは低カリウムを起こしにくい以外のメリットを知りません。医師のループ利尿薬の処方頻度はフロセミド74%、アゾセミド20%、トラセミド6%となっていますので、ループ利尿薬といえば短時間作用型はフロセミド、長時間作用型はアゾセミドばかりが主に使われていて、トラセミドはあまり使われていません。腎機能が重度腎障害(eGFR<30以上に低下するとサイアザイド利尿薬の効き目が悪くなるので、降圧薬としては長時間作用型ループ利尿薬に変更されることが多いのですが、この時には高カリウム血症が怖いし、併用薬でさらに高カリウム血症を助長しやすいRAS阻害薬やMRAなどが併用されると特にカリウムを下げるアゾセミドのほうが使いやすいのではないかと思っています。だからアゾセミドを使っていて低カリウム血症気味になったらトラセミドに変更ということはあるかもしれません。また抗アルドステロン作用を持つというのはトラセミドによる心保護、腎保護が期待されるので魅力的ですが、それらは動物実験による報告だけではないでしょうか。臨床的にアゾセミドに勝ったというエビデンスはないと思います。

 11月20日(木)開催の、シリーズ④「心不全の臨床データから疑義照会・服薬指導 にどう生かす?」について以下のようなアンケートの回答をいただきました。原文のまますべてのアンケート内容を紹介させていただきます。


検査値の解釈などを具体的な症例を通じて勉強できたので、明日から検査値のどこを注目すればいいかの参考になった


腎不全になると腎性貧血になることはあるのは知ってましたが、心不全でも貧血になることはあるんですね。


調剤薬局の薬剤師です、今日も大変勉強になりました。 心不全とは直接関係ない質問にも丁寧に説明いただき感謝申し上げます。病院勤務ではないので、日常的に多岐の採血検査項目や尿検査項目、菌培養検査(抗菌薬感受性検査)、またTDMの数値をみる機会はほとんどありません、是非とも今後の講演内容で基本的な検査値の見方を取り上げていただきたいです。


症例検討の学習会はあまりないので、今後もあると嬉しいです。


いつも大変勉強になります。


症例を元にすると、色んな事を考え、とても勉強になりました。


本日もありがとうございました。4回全て受けさせていただきました。普段、調剤薬局勤務なので、医師に提案は中々厳しい状況にはありますが投薬に活かしていきたいと思います。


今までのまとめになり、有難うございました。 患者さんへ暗いイメージを持たせない服薬指導をするのには…何回もどんな時も考えて行いたいと思いました。ストーリーが描けるように薬剤、検査値、背景、病態など勉強します。


今回のような具体的な検査値、症例があると、より理解しやすく助かります。毎回YouTubeは、3~4回見直して復習させてもらっています。ありがとうございます。


貴重なご講演ありがとうございました。 先生のおっしゃっていた「明るい服薬指導をする、くすりをのませるように指導するのが薬剤師の力」という言葉が身に沁みました。おっしゃるとおりだと思います。薬剤師の使命は、患者さんのアドヒアランスをよくすることだと思います。副作用の話もしないといけないが、しすぎるとかえって薬をこわがってアドヒアランス不良にしてしまう恐れもあります。私も明るい服薬指導を心掛けたいです。


初めて参加させていただきま、沢山の学びをいただきました。


過剰ろ過の状態の患者に対して、イナーシャにならないよう、 説明していくことは大変参考になりました


症例での講義、今まで理屈で理解していたことが現場感覚で頭に入ってくるのが楽しかったです。文字になっていない薬のイメージが先生の身振り手振りでさらにわかりやすくしてくれてました。

 11月13日(木)開催の、シリーズ③「慢性心不全治療のFantastic Four ってどんなもの?」について以下のような質問をいただきましたので回答させていただきます。


Q.サルコペニアフレイルには避けるということでしたが、腎機能が中等度に低下している非DMの高齢者では、尿糖がそもそもそんなに出ていないと考えると、SGLT2阻害薬はアリなのかとも思えますがいかがでしょうか。CKD患者は心不全ステージAに該当するため、SGLT2阻害薬の推奨対象者というお話があったかと思いますが。

A.SGLT2阻害薬は非糖尿病ではブドウ糖200kcal分が尿中に喪失するだけですが、糖尿病では血糖値に依存してもっと尿糖排泄量が増加しますし、それによってケトン体産生が増えるということは体脂肪・筋肉が消費され、尿中にケトン体が喪失するのでエネルギー喪失はもっと強力だと思います。今回紹介した論文のほとんどが米国のもので、高齢者なのに平均BMIが30前後なので「痩せると楽になる患者さんたち」だと思いますが、日本人高齢者は加齢とともに痩せが顕著になってきますので、やはりSGLT2阻害薬は投与しにくいです。

SGLT2阻害薬は瘦せるからサルコペニアやフレイルには投与しない方がよいだけではなく、この方たちは活動度が低く、要介護度の高い患者さんだということですね。ということは女性では性器感染のリスクも高くなりますし、食欲も低いと思いますので、糖尿病患者ではケトアシドーシスを発症するリスクも高くなると思われます。非糖尿病CKD患者であっても心不全ステージAですから、ガイドライン上では投与できると思いますが、サルコペニアやフレイルを合併した患者ではやはり投与しにくいですが、最終的には主治医の判断になると思います。サルコペニアやフレイルが悪化するリスクよりも腎機能悪化を防ぐベネフィットが高いと判断すれば投与してもよいと思いますが、その後のケア(体重、活動度、性器感染、尿路感染など)は大変になると思います。


Q.SGLT2阻害薬が腎臓の負担を減らすということは、透析患者にも効果(貧血改善効果など)が期待できるのでしょうか? 

A.SGLT2阻害薬がどうやって効いているかについてはさまざまな説があります。僕はケトン体産生による恩恵を受けているという説が、一番説明しやすいので、この説をメインに解説しましたが、貧血改善、長寿遺伝子SIRT1の活性化、尿酸低下作用など様々な説も唱えられていますし、動物を使った基礎研究ではもっともっと様々な説があります。長期透析患者では尿細管が線維化していてほぼ機能していないので、SGLT2阻害薬は無効だと思いますし、貧血改善作用はSGLT2阻害薬よりもESAやHIF-PH阻害薬のほうが強力です。透析患者で使える可能性があるとすれば、透析導入して1~2年、あるいは残腎機能のあるCAPD患者さんだけではないでしょうか。

 11月13日(木)開催の、シリーズ③「慢性心不全治療のFantastic Four ってどんなもの?」について以下のようなアンケートの回答をいただきました。原文のまますべてのアンケート内容を紹介させていただきます。


ファンタスティックフォーについての研修会、とても楽しみにしていました。先生の教えを自分のものとして、患者様が思わず飲みたくなるような服薬指導をしていきたいです


SGLT2阻害薬により、ケトン体亢進作用が、心筋や血管 にいい効果をもたらすこと、貧血改善と腎臓に大変良い影響があることがわかり、早期に開始できるように医師とコミュニケーションをとっていきたいと思います。


いつもありがとうございます。 聞きそびれとところなどがあるのでYouTubeの配信でもう一度聞きたいと思います。ケトン体の働きについてこの間からどうしてだろうと考えていたので非常に参考になりました。 ありがとうございました。


SGLT2阻害薬をもっと使ってもらいたいなとは思っていました が、具体的な推奨する患者さんが考えられるようになったので、先生に少し相談してみたいと思います。


腎臓薬物療法学会の平田先生のご講演で今回から参加 しました。◯◯医院薬剤部の◯◯と申します。平田先生、本日は貴重なご講演ありがとうございました。新卒で今年入職した上に不勉強なため知識がかなりない状態でしたが大変わかりやすかったです。入職して半年間参加できる勉強会はほとんど参加してきたのですがあまり理解できず身になっていないので平田先生のご講演で学んだことは忘れないようにアウトプットしたいです。


SGL-2阻害薬服用患者には常に1.5Lの水分摂取を 勧めています。先生がおっしゃた様に1.5Lをこまめに摂取するようにと。間違っていなくてよかったと思います。


何回か拝聴させて頂き、ようやくパズルがはまったように なってきました。Fantastic fourの各薬剤、組合せによる相性や腎保護作用、ケトン体など引き込まれるように勉強させて頂きました。有難うございました。


分かり易く説明いただくので、頭の中が整理されます。 開業医への薬の進言に関しては大変気を使いますが、ファンタスティック4の導入に加え、既に処方されている患者への服薬指導を、早速明日からの学会資料を利用させて頂きます。


私は◯◯市で在宅医療、外来、施設の調剤、OTC販売の日常を過ごしていますが、限界集落で超高齢地域なので、心不全の患者が多くの時間を食事の指導に費やしてきた気がします。MRAでケレンディアの使用経験がありません。DM患者に使え、高圧作用が少ないのは魅力です。引き続き本薬剤について新たな知見があればご指導ください。


SGLT2阻害薬の可能性の高さには驚きます。 貧血についてはもう少し詳しく知りたいところです。


いつも大変勉強になります。


いつもありがとうございます。 とても勉強になるのと、もっと勉強しなければという気にさせていただけるので、これからも仕事と自分の勉強を頑張ろうと思います。 ありがとうございました。


前回の内容も振り返りながら進めていただき、ありがとうござ いました。ケレンディアが心不全でも使えるように願います。


本日はありがとうございました。


今年の9月から本公演会に参加しております。本年度の4月からの公演も是非視聴したいので、配信頂ければと思います。


わかりやすい講義をありがとうございました。

 2025年12月開催の平田の薬剤師塾のお知らせです。

 第60回平田の薬剤師塾 初級編は「Triple whammyを防げ!」です。

 薬剤性腎障害シリーズの1回目は「Triple whammyを防げ!」。RAS阻害薬+利尿薬+NSAIDsの併用はTriple whammy処方、この3種が高齢者に処方されたら、急性腎障害を起こさないよう疑義紹介して可能な限りNSAIDsを他剤に変更してもらいましょう。その理由は?そしてその時に選択すべき鎮痛療法は? 薬剤性腎障害の基礎から学んでいただきます。

◆12月11(木)開催「Triple whammyを防げ! 」
 
お申し込みは こちら から
【申込期限:講演会開始直前まで】
【定員:300名】

(クリックするとPDFが表示されます。)

 

 第61回平田の薬剤師塾 中級者編「バラシクロビル腎症・脳症を防ぐ!」です。

 薬剤性腎障害シリーズの2回目は「バラシクロビル腎症・脳症を防ぐ」。ある日本からの報告によると薬剤性腎障害発症数が最多なのはNSAIDsではなくバラシクロビルだといわれています。神後性腎障害による腎症だけではありません。脳症も併発することが多いです。発症するのは小柄な高齢女性が多い理由を知っていただき、これを防ぐ服薬指導、疑義紹介についても学んでいただきます。

◆12月18(木)開催「バラシクロビル腎症・脳症を防ぐ!」
 
お申し込みは こちら から
【申込期限:講演会開始直前まで】
【定員:300名】

(クリックするとPDFが表示されます。)

 10月16日(木)開催の、シリーズ②「慢性心不全治療の薬物療法の基本」について以下のような質問をいただきましたので回答させていただきます。


Q.平田先生、いつもわかりやすい講演ありがとうございます。質問です。保険薬局でシベノール錠50mg2錠分2を定期服用している高齢患者さんに対して、おそらく主治医も注意しているとは思うのですが、先生でしたら外来においてどの程度の頻度で腎機能確認が最低限必要だとお考えでしょうか?よろしくお願いします。

A.高齢者は患者さんによって腎機能の見方が変わります。高齢者で体力の弱ったフレイルの方は筋肉由来のクレアチニンを基にしたeGFRを腎機能として信頼できません。筋肉量が少なくなっているため、高めに推算されますので、蓄尿して実測CCrを測定するか、シスタチンCによるeGFR算出します。それが無理なら、シベンゾリンは腎機能が急変すると低血糖だけでなくQT延長も起こしうる薬なので、医師に何のためにシベンゾリンを投与しているのかを教えていただき、シベンゾリン以外の抗不整脈薬に変更できないのかについて、相談しますね。シベンゾリンを投与する限り腎機能の頻回測定は必要ですし、急性腎障害を確実に食い止める必要があるからですが、そうするだけの見返りがあるかどうかを確認したいためです。ただし自分自身の研究成果から、元気で活動力の高い人であれば80歳でも90歳でもeGFRは信頼できるなと思っています。


Q.透析導入後、フロセミドに、トルバブタン7.5㎎(または15㎎)を透析クリニックで継続する際、トルバブタンはどこまで継続すべきか、何かガイドラインとなるものがあるのでしょうか。

A.フロセミド+トルバプタンは心不全ではどうしようもない溢水、呼吸困難、ひどい低ナトリウム血症などで緊急的に併用する薬物療法だと思います。僕自身は高価なトルバプタンを透析患者に併用するのはどうだろうと思います。その理由として透析患者であれば、溢水がひどければ透析で除水すればいいし(水の引き残しがあれば、透析終了後に透析液を流さず限外濾過(ECUM)をやるのもいい)、電解質異常は透析で是正できるからトルバブタンを併用するのは水分管理がよほどひどいときだけだと思います。肝硬変による腹水や腎嚢胞などで溢水があるからフロセミドを必要とするケースなのだと思いますが、透析をやっていれば徐々に腎機能が低下して3~5年で無尿になって、フロセミドの中止はやむを得ないと思います。トルバプタンの併用はよほどの時に一時的にとどめるべきではないでしょうか。ということで、透析患者を対象にフロセミド+トルバプタンの有効性を見る試験は誰もやらないと思いますので、ガイドラインには記載されていないはずです。

 10月16日(木)開催の、シリーズ②「慢性心不全治療の薬物療法の基本」について以下のようなアンケートの回答をいただきました。原文のまますべてのアンケート内容を紹介させていただきます。


大切なことを何度も繰り返し、色々な角度から教えて頂き、本当にわかりやすかったです。何度も繰り返し勉強したいので、テキストが欲しいです。ありがとうございました。


わかりやすく話して頂いてよかったです。


拝聴して、わかることが増えていくにつれてわからないことも出来てくるといった感じもあります。 ありがとうございました。


服薬指導と処方医への提案にも大いに役立つと思います。


作用機序、試験結果までわかりやすいご講演ありがとうございました。


先生のお話は解りやすくて心不全に対する知識があいまいだった 部分が少しずつ固まってきました。まだまだ??な部分はありますがここを埋めていけば、みたいな感触であとは症例で勉強して役に立てるようにしていきたいです


ガイドラインを見直すきっかけになりました。新しい考え方を学べました。


前回の分も振り返りながら、基礎から分かりやすく説明いただいて ありがとうございました。


23くらい前、調剤薬局に勤務の頃、ARBが頻繁に処方されていました。カリウムの上昇が気になり、野菜、野菜ジュース、果物など摂取をどうしたら良いのか、他の薬剤師と話し合ったことがありました。患者の食生活など聞き取り、可能であれば採血結果など。。平田先生の講義は貴重です。このような機会を頂くことが出来てとても嬉しく、分かるまで何度でも見直して勉強します。有難うございました。


心不全の薬を整理することができて、参加してよかったです


拙い質問にもお答えいただきありがとうございました。 肥大型、拡張型ではなくHFrEFかHFpEFかで判断する事が分かりました。今度、患者様にもう少しお話を伺ってみたいと思います。


なかなか心不全について、自分なりに本などで、勉強してても、 ぼやっとした理解でした。先生の講義で理解が前に進みました。


アルドステロンによって、心筋の肥大・繊維化、および腎臓の メサンギウム細胞・およびたこ足のポトサイトの障害、間質繊維化、糸球体硬化などをいかに早期に抑えるべくACEiを使用すべきということがわかりました。ありがとうございました。


ありがとうございました。 いつも べんきょうに なります  


とても勉強になりました。 ありがとうございます!

プロフィール

平田純生
平田 純生
Hirata Sumio

趣味は嫁との旅行(都市よりも自然)、映画(泣けるドラマ)、マラソン 、サウナ、ギター
音楽鑑賞(ビートルズ、サイモンとガーファンクル、ジャンゴ・ラインハルト、風、かぐや姫、ナターシャセブン、沢田聖子)
プロ野球観戦(家族みんな広島カープ)。
それと腎臓と薬に夢中です(趣味だと思えば何も辛くなくなります)

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