9月18日(木)開催の 中級者コース「NSAIDsの腎障害」について以下のような質問をいただきましたので回答させていただきます。
Q.ワーファリン服用者に他院でNSAIDsが出る際、腎機能の低下がなければ経過観察、腎機能低下があれば、疑義ということでよいでしょうか?
A.平田塾では主としてCYP2C9によってワルファリンが代謝されるため、それと腎機能が低下するとCYP2C9の活性が低下することなどからワルファリンはさらに高濃度になってしまうこともお話ししました。でもワルファリンとNSAIDsとの相互作用は薬物動力学的な相互作用も考えられます。NSAIDsによる胃障害と抗血小板作用による出血助長がありますので、ワルファリンとの併用はとても怖いと思います。
だから腎機能低下がなくてもワルファリン服用者はNSAIDsの併用はやめていただきたいと思います。トラムセットのほうがまだ安全だと思います。
ただし低用量アスピリンの併用は治療上、やむを得ないこともあると思います。
9月18日(木)開催の 中級者コース「NSAIDsの腎障害」について以下のようなアンケートの回答をいただきました。原文のまますべてのアンケート内容を紹介させていただきます。
とても勉強になります。NSAIDsをはじめとする鎮痛剤はとても身近なものなので、これからも常に意識していきたいと思います。ありがとうございました。
今回も熱意あふれる講義をありがとうございました。とても勉強になりました。患者さんが薬をのみたくなる服薬指導を考えたいと思います。
前回参加できなかったこともあるのですが、勉強不足でついていけない部分もありました。オンデマンドで再度確認しながら復習します。
整形外科処方にてノイロトロピン錠が処方されています。患者様からセレコキシブやロキソニンなどとの違いや効果があるのかと聞かれますが、ノイロトロピンはプラセボ効果で説明していますが。帯状疱疹の痛みにも処方されていました。いずれも効果を疑問されています。いっそ、製造中止になれば良いのにと思うこともあります。
何度か同じ内容も繰り返し教えていただいているのに違う角度からも聞き直すことができてとても勉強になっています。ありがとうございました。これからも継続お願いします。楽しみにしています。
有料でも続けていただきたいです
大変勉強になりました。ありがとうございます。
ご講演、ありがとうございました。オンデマンド配信で、しっかり復習したいと思います。
勉強不足を実感しました。
腎機能低下患者へのセレコキシブの投与について、どう考えれば良いのかが分からなかったが、この講義でクリアになりました。ありがとうございました。
薬物動態や理論にもとづいた説明がわかりやすかったです。ありがとうございました。
アセトアミノフェンの有効用量について様々ご意見がありましたが、小児用量からのアプローチも一考かと。10~15mg/kgから目安量に迫っていくのも良いのかなと。平田先生お示しの有効域だけでなく、Tmax、半減期、現実的な調剤可能性、嚥下能力もモノサシとして挙げられます。月並みですが一概にして規定することはできない問題で、患者背景を総合的に捉えて用量検討することに尽きる、と感じます。
高齢者への鎮痛剤の処方に対して、より注意していきたいと思います。医師にも処方提案等できれば。
今日もとても勉強になりました。また次回の薬剤師塾楽しみにしています。
毎回わかりやすい講演をありがとうございます。リウマチと腎障害について講演して欲しいです
毎回楽しみにしています。出来たら資料等を、ダウンロードできるようにしていただけるとありがたいです。
今回初めて参加させていただき、前回の公演も聴きたくなりました。出来れば機会を作っていただきたいです。
頻用薬剤であるNSAIDsについての講義、とても興味深く勉強になりました。
とても勉強になりました。
9月4日(木)開催の 初心者コース「薬剤性腎障害を防ぐ!」について以下のような質問をいただきましたので回答させていただきます。
Q.トリプルワーミーに気づいたらNSAIDsからカロナールに変更していましたが、カロナールでは疼痛コントロールが難しくなる印象を受けました。湿布以外となると、トアラセット(トラムセット)などが妥当でしょうか?
A.アセトアミノフェンを1回400~500mgを投与して効かないという医師が多いようですが、これらの用量は解熱剤としては有効であっても、鎮痛作用を示す5µg/mL以上の濃度に保つことが困難です。だからまずは通常の体型の方であれば、鎮痛作用を示す有効用量である1回750mgを1日3回またはる1回600mgを1日4回、あるいは頓服で1回1000mgの投与をお願いしましょう。それでも効かないときにはトラマドールを追加、あるいはトラムセットを試してみてはいかがでしょう?9月18日の薬剤師塾ではこれらのことについてお話しします。
Q.eCCrの計算です。肥満患者では補正体重で補正したeCCrを計算することが推奨されていますが、BMIが25以上の場合に補正体重で補正するのか、30以上で補正体重で補正するのか、実際に腎臓専門の先生方は、どのような基準で補正をしているのでしょうか?(もちろん、筋肉量やADLなどもアセスメントするのでしょうが) 宜しくお願い致します。
A.特に定まっていないと思いますが、私の場合はBMIが25以上の肥満患者の場合に以下に示す補正体重で補正するようにしています。
補正体重(kg)= 理想体重+[0.4×(実測体重-理想体重)]
Q.腎機能はそこまで悪くないんですが、頸椎がずれてるっていうことで、痛みでロキソニンをずっと毎日飲んでる方がいます。今は心配だなと思うことしかできてないんですが、腎機能は悪くなければ痛み止めを継続して使ってもいいものでしょうか?
A.患者さんの年齢と腎機能、併用薬によります。患者さんが若くて腎機能や胃障害や易出血性などの問題がなくて、RAS阻害薬や利尿薬、活性型ビタミンDが投与されていなければ、NSAIDsの投与はあまり問題にならないと思います。
9月4日(木)開催の 初心者コース「薬剤性腎障害を防ぐ!」について以下のようなアンケートの回答をいただきました。原文のまますべてのアンケート内容を紹介させていただきます。
「例え」がとてもよかった
トリプルワーミーには注意していきたいと思いました。
整形外科、皮膚科門前であり、とても参考になった。 次回も拝聴いたします。
非常にわかりやすい講演をしていただいてありがとうございました。
とても勉強になりました。恥ずかしながら、 スピロノラクトンがトリプルワーミーには要素ではないということを知りませんでした。
具体的な資料がとても参考になりました。
貴重なご講演ありがとうございました。近隣の内科医はカロナールを高用量で出すことに抵抗があるのか強い痛みを訴えられても200mgや300mgしか処方されません。患者からはカロナールは効かないからロキソニンが良いと言われ、腎機能低下者にもロキソニンが処方されるケースがあります。カロナール増量の提案もしますがなかなか聞き入れてもらえず悩ましい限りです。
貴重なご講演、ありがとうございました。 前半部分はなかなか普段の業務では出くわさない知識のため非常に難しく感じました。 後半は非常にわかりやすく勉強になりました。
貴重なご講演ありがとうございました。 在宅でCKDの患者様を担当しておりますので、とても勉強になりました。
大変勉強になりました。
平田先生、いつもありがとうございます。 今回もとても勉強になる内容でした。心不全のご講演も楽しみにしています。
腎機能に関して職場で薬剤師や医師、看護師と話をする時に、基礎からしっかり理解していないと質問等の回答に上手く答えられない時があるので、基礎編の講義を何度も聴講させていただいていますが、とてもありがたいです。 今後の研修も大変楽しみにしております。 またよろしくお願いいたします。
とても、勉強になりました。次回もぜひ受講させていただきます。
平田の薬剤師塾 第55,56,58,59回は、日本心不全薬学共創機構に共催いただき「慢性心不全の病態と薬物療法」をテーマとした4回シリーズとして開催いたします。
がんの5年生存率は全体で68.9%まで改善していますが、心不全の5年生存率は50-60%で超高齢化に伴う心不全パンデミックが問題になっています。「平田の薬剤師塾」では日本心不全薬学共創機構の共催をいただき、4回にわたり慢性心不全の病態と薬物療法、薬剤師としてできることについて考えてみたいと思います。
シリーズ①は「これだけは知っておこう。慢性心不全の病態の基礎」です。
1.循環器の基礎、2.慢性心不全と急性心不全、3.前負荷と後負荷、4.左室不全と右室不全の違い、5.ヘフレフ・ヘフペフと収縮不全・拡張不全の違いについて基礎から学びましょう。
◆10月9日(木)開催【定員:300名】
お申し込みは こちら から
締切:10月7日(火)
シリーズ②は「慢性心不全治療の薬物療法の基本」です。
ACE阻害薬、β遮断薬を中心として様々な薬物療法について基本から学びましょう。
◆10月16日(木)開催【定員:300名】
お申し込みは こちら から
締切:10月14日(火)
シリーズ③「慢性心不全治療のFantastic Fourってどんなもの?」
シリーズ④「心不全の臨床データから疑義照会・服薬指導にどう生かす?」
11月開催予定!
※新生「平田の薬剤師塾」は9月より1回1000円の参加費をいただくことになりました。
有料になっておりますので、大変、申し訳ありませんが、ご了承のうえ、ご参加いただけると幸いです。
8月21日(木)開催の 「学会発表・論文作成ゼミナール」について以下のようなアンケートの回答をいただきました。原文のまますべてのアンケート内容を紹介させていただきます。
ディスカッション型の講座だったので緊張しましたが、他の先生方のお話も聞けてとても有意義な時間となりました。ありがとうございます。 薬剤師塾を拝聴した翌日は仕事への「情熱」が上がります。 Caを低下させる薬剤との併用で高Caを防いでいるかもしれないなど、新たな視点をいただきました。
丁寧に質問を回答してくださり、励ましの言葉も嬉しく思いました。また、先生が苦慮したエピソードやモノマネから始めていいんだよというお話も大変参考になりました。
いろんな方々の質問に対しても先生の率直な意見を聞くことができて、それだけでもかなり勉強になりました。地域の特性もあり、坂手にとり、研究ができたらと考えます。平田先生の前向きな姿勢を見て、聞くことでも、自分の後押しにもなりました。
なかなか聞けない,研究をテーマにした勉強会,ためになりました。どのような形になるかわかりませんが,今日学んだことを形として出せるように行動を改めてみたいと思います。
平田先生と直接お話できるチャンスと思い参加し、たくさんの刺激をいただきました。司会進行もとてもスムーズでまたこのような機会があればよいなと思いました。ありがとうございました。
先生方のお話を聞き、先日学会発表した内容の論文を書いてみようかと思います
症例報告としてあげていいか悩んでいたので、話を聞いて答えて頂けてありがたかったです。 同様の症例報告をいくつか読んで、主治医の先生にも報告した上でがんばって投稿しようと思います。
最初に自己紹介や現在やっている実務、研究などを共有できるとさらに楽しかったのかなと思いました。
2025年9月18日開催の【第54回 平田の薬剤師塾】のお知らせです。今回は中級者編「NSAIDsの腎障害」です。
NSAIDsは利尿薬、RAS阻害薬とともにトリプルワーミーの1
さあどうしましょう、薬剤師として何ができるか、皆さんで考えて
◆9月18日(木)開催「NSAIDsの腎障害」【定員:300名】
お申し込みは こちら から
【申込期間:8月21日 22時00分 ~ 9月16日 23時59分】
※次回は、10月9日開催「これだけは知っておこう。慢性心不全の病態の基礎」(共催:日本心不全薬学共創機構)です!
2025年9月4日開催の平田の薬剤師塾のお知らせです。今回は初心者編「薬剤性腎障害を防ぐ!」です。
薬剤性腎障害のほとんどは若くて健康な方には起こりません。起こるのは既存の腎機能低下患者、つまりCKD患者と高齢者です
今回は基礎編ですから、腎臓がどんなことをやっているのか、どん
なお、これまで「平田の薬剤師塾」は無料でしたが、今回より1回
大変、申し訳ありませんが、ご了承のうえ、ご参加いただけると幸
◆9月4日(木)開催「薬剤性腎障害を防ぐ!」【定員:300名】
お申し込みは こちら から
【申込期間:8月21日 22時00分 ~ 9月2日 23時59分】
※次回は、9月18日開催の中級者編「NSAIDsの腎障害」です!
7月17日(木)開催の 中級者コース「学会発表、論文作成、英語論文作成のこつ」について以下のような質問をいただきましたので回答させていただきます。
Q.学会発表を行う際の研究テーマに関する質問です。過去に行われた他施設の発表を当院ではどうだったか、というのは学会発表を行う上で問題ないですか?
論文のように新規性は必要でしょうか?CQ→RQにはできますが、テーマとして適切かいつも悩んでます。
A.学会発表では全く問題ありません。他施設と当院では対象が異なりますから。
論文でも問題ないと思います(レベルの高い雑誌でなければ)。薬物を使うには地域性が影響しているかもしれません。暑いところと寒いところ、塩分摂取の多い県、少ない県で異なる影響が出る可能性がありますし、他施設の報告のN数が少なければ明確な結論とは言えないので、N数が少ないために同様のことをやってみた、などいろいろ理由がつけられますから。
レフェリー対策として、前もって異なる点を強調することで同じ報告ではないことをアピールしてもいいでしょう。
例えば「同様の報告は他施設でなされているが、若年者の割合が多かったので、今回は我々の施設で平均年齢がより高い群で結果がどうなるか確認してみた」などとイントロに書いてみればよいでしょう。ただしレベルの高い雑誌だと、こういう理由を付けてもリジェクトされることがありますので、投稿する雑誌をうまく選びましょう。
Q.医師への疑問点というか、例えば高カリウム血症になっている患者でeGFR20未満でRAS阻害薬が出ていて、MRAも出ていますが、ロケルマもでてカリウム調整してるのですが、心不全もありなのですが腎機能を維持しつつ心不全悪化を防ぐ為に腎機能が低下してもカリウム上昇しても、使い続けるのも必要なのでしょうか?
疑問がある場合は医師に疑義にてディスカッションしてもいいものなのでしょうか?
A.「高カリウム血症になっている患者で」ということですが、5mEq/L台で、ロケルマが併用されていれば、医師はカリウム摂取に気を付けるよう患者指導しているはずですし、薬剤師のあなたも「生野菜、果物の摂り過ぎには注意してくださいね」と説明すべきでしょう。6mEq/Lを超えていれば、多くの医師はロケルマを併用する前にMRAの投与を一時休薬するでしょう。
そして使っているMRAがケレンディアでなければカリウムが上がりにくいケレンディアに変更していただきましょう。薬価が安いということでスピロノラクトンを選んでいる医師もいますので(でもロケルマを投与しているのですから、それだけでも薬価が上がりますよね)
心不全でMRAは非常に重要な位置づけで、心不全ガイドライン2025でも多くの病態の心不全で推奨レベル、エビデンスレベルがⅠAになっています。これは「エビデンスレベルが高いのでMRAを使え」ということを意味しています。RAS阻害薬だけではアルドステロンを抑えきれないから、そしてアルドステロンが腎臓にも心臓にも良くないことをしているから、ロケルマを併用してでもMRAを投与している医師は腎・心のことをよく知っているレバルの高い医師だと思います。
だから「カリウムがどれくらいになればMRAを中止すべきか?」などのディスカッションをすることはいいと思います。
いきなり疑義紹介するよりも、医師の空いた時間を見計らってディスカッションしてみてはいかがでしょう?